こちらは明治時代から昭和時代にかけて活躍したの浮世絵師・木版画家の小原古邨(おはらこそん)の木版画作品です。
生涯多くの花鳥画を残しています。海外での評価が高く、オランダ国立アムステルダム美術館、スミソニアン・サックラー美術館、R・O・ムラーコレクション等が所蔵し、画家クリムトも小原古邨作品を蒐集したそうです。
日本ではあまり紹介されておらず今後、回顧展が期待される絵師の1人ですね。
明治期に江戸錦絵を凌ぐ優れた木版画が主に欧州向けに創られました。特に人気の高かった省亭と古邨の肉筆画や木版画は価値ある芸術作品として受け入れられ美術館、コレクターに収蔵され、ロートレック,モネ、アマンジャン、ドニ、スタンラン、ブラングィン、アンソール、クリムト、シーレ等の画家達は常識を超えた表現に驚き作品を収集し参考にしました。