モバP「なっちゃんと秋の風物詩」
2作目 モバP「なっちゃんという担当アイドル」
3作目 モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」
4作目 モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」
5作目 モバP「なっちゃんと後輩アイドル」
6作目 モバP「なっちゃん達のガールズトーク」
7作目 モバP「なっちゃんと俺」
8作目 モバP「なっちゃんとその後」
9作目 モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」
10作目 モバP「なっちゃんと春休み」
11作目 モバP「なっちゃんと梅雨」
12作目 モバP「なっちゃんと夏の事務所」
の続きです
凛「そうだね。うっかり薄着で出かけると風邪ひいちゃいそうになるし」
光「でも、昼間はまだ暑い時があって困るんだよなぁ」
菜々「季節の変わり目は服を選ぶのが大変ですねぇ。みなさん、体調管理には気をつけましょうね」
光「はーいっ」
菜々「光ちゃんはいい子です!」
凛(先生だ)
茄子(先生ですね♪)
茄子「こういう日はあったかーい食べ物が食べたくなります」
凛「確かに」
茄子「ね、P君もそう思いますよね♪」
P「ん? まあ、そうだな」
茄子「ですよね」
茄子「そこで、今からお菓子の補充をするためにスーパーへ出かけようとしているP君にお願いがあります」
P「あったかい食べ物でも買ってこいって?」
茄子「あったかい焼きナス買ってきてください」
P「却下」
凛「あ、私やきいも食べたいかも」
P「焼き芋か。買ってくるよ」
茄子「異議あり! 不公平ですよ不公平! どうして私のお願いは却下で凛ちゃんのお願いはあっさり通るんですか!」
P「昼の3時に焼きナスというチョイスが微妙すぎるとは思わないのか」
茄子「ナスは24時間いつでもおいしいですよ?」
茄子「ちなみに私も同じです」
P「知らんがな」
茄子「私……24時間いつでもおいしいですよ?」
P「し、知らん」
茄子「あら? P君顔が赤いですよ♪」
P「気のせいだ。気のせい」
茄子「……よし、あと一押しで焼きナス買ってもらえます」ククク
凛「それだけ攻めて、やることは焼きナスの押しつけなんだ……」
光「? 茄子さんがおいしいってどういうこと?」
菜々「光ちゃんはいい子なので、まだ知らなくていいんですよ」
光「?」
茄子「私が行くとやきいもが焼きたてほかほかになる気がするので」
P「なるほど。違いない」
30分後
P「マジで焼きたてほかほかだったな」
茄子「どやぁ」
P「さすがなっちゃんだ」
P「せっかくだし、俺たちのぶんの芋はここで食べちゃおうか」
茄子「そうですね。寒くて身体も冷えてきたし……でも、事務所に戻ってみんなで食べたい気持ちも……」
茄子「あ、そうです」ポン
P「ん?」
茄子「一個だけ取り出して、半分こしましょう♪」
P「帰り道で一個食べて、戻ってからもう一個ってことか。いいな、それ」
茄子「ふふ、でしょう?」
茄子「……前にも、こういうことがありましたよね」
P「前?」
茄子「ほら、高校の時です。あの時は確か、P君だけがやきいもを買って――」
P「おー、ほかほかでうまそうだ」
茄子「よかったですね」
P「なっちゃん、本当に買わなくてよかったのか?」
茄子「下校時の買い食いは、あまり良いことではないので」
P「堅いなあ。まあ、そこは好きにすればいいか」
茄子「そういうことです」
茄子「………」チラチラ
P「そのわりに、さっきから俺のやきいもをチラチラ見てるのはなんなんだ」
茄子「べ、べつにっ。小腹がすいてるとか、あったかそうだなとか、そういうことは考えていませんから」
P「ふーん」
茄子「………」
P「ほら」
茄子「え?」
P「半分やる。俺のおごり」
茄子「で、でも」
P「これは買い食いじゃない。なっちゃんは買ってないから、ただ芋を食べるだけだ」
茄子「それ、屁理屈ですよ」
P「芋だけに屁?」
茄子「はっ倒しますよ」
P「すんません」
P「それで? いらないの?」
茄子「………」
茄子「あ……」
P「あ?」
茄子「ありがとうございます……」ニコ
P「おう。感謝しろよ」
茄子「……最後のセリフは、余計ですよ」フフッ
P「ああ、懐かしいなあ。そういうこともあったあった」
茄子「ケチなP君にしては太っ腹な出来事でした」
P「おい」
茄子「ふふ、冗談ですよ。P君は肝心な時には優しい人です」
P「面と向かって褒められると、それはそれで照れるな」
茄子「今日は、私がやきいもを半分こしますね♪」
茄子「えいっ」
P「………」
P「右のほうが大きいな」
茄子「ですね」
茄子「では、日頃の感謝の気持ちを込めて」
P「ああ」
茄子「P君は私に大きいほう譲ってください♪」
P「待て待て。そこは俺に大きいほうを渡す流れだろ」
茄子「えー」
P「えー、じゃないよ。俺に大きいほうくれ」
茄子「いやでーす!」
P「なんだとー!」
茄子「はい、あーん♪」
P「うわっ」モグ
茄子「はい♪ 小さいほうに口をつけたのでこっちがP君のです♪」
P「うわ、お前それはずるいぞ!」
茄子「ずるくないでーす♪ ほら、残りもあーんしてあげますよ?」アーン
P「そういう問題じゃなくてだな……!」モグモグ
凛「どうしたの、菜々さん」
菜々「なんだか甘い気配を感じました……ウサミンレーダーが危険信号を出しています」
菜々「このまま事務所にいると、このあとやってくるバカップルの波動に襲われそうな予感です!」
凛「なにそれ……」
光「Pと茄子さん、はやく帰ってこないかなー」
光「P! 次のライブの衣装、こんな感じのがいいと思うんだ!」
P「お? 絵に描いたのか。どれどれ……へえ、結構かっこいいじゃないか」
光「へへっ。頑張って考えて描いたから! あんまり上手じゃないけど」
菜々「そんなことないですよ。光ちゃんが表現したいこと、伝わってくる気がしますから!」
P「俺なんて、絵を描いたらいつの間にかバケモノが出来上がってるからな」
茄子「P君は絵を描くの苦手ですよね。美術の成績もよくなかったですし」
P「どうも人を描くとパーツのバランスがめちゃくちゃになってしまう」
菜々「茄子さんは、美術の成績よかったですよね」
茄子「はい♪ まあまあ、ですけどね」
光「茄子さん、絵描けるの? アタシ、見てみたいな」
茄子「そんなに上手なわけじゃないですよ?」
光「それでもさ」
茄子「うーん……せっかくの光ちゃんのお願いですし、少しだけですよ♪」
光「やった!」
茄子「できました。ウルトラマン!」
光「おーっ! かっこいい!」
光「これ、コスモス?」
茄子「正解♪ 子どものころ、見た記憶があったので」
光「ねえねえ、次、アタシを描いてくれないか」
茄子「はーい♪」
茄子「かきかき~~っと」
光「おーっ」
菜々「似てますね。特徴を捉えています」
P「なっちゃん、次俺」
茄子「一枚500円になります」
P「金とるんかい!」
茄子「冗談です♪」
茄子「P君の顔の絵ですね……かきかき」
茄子「はい、できました♪」
P「どれどれ……」
光「かっこいいな!」
菜々「というか、かなり美化されていませんか?」
P「俺、ここまでイケメンではないぞ」
茄子「え、そうですか? 割とそのまま描いたつもりなんですけど……」
菜々「恋は盲目ということですかねぇ。茄子さんの目にはPくんが相当かっこよく映っているみたいです」
茄子「えへへ」
P「照れる」
菜々「それだけ想われているってことなんですから、大事にしてあげないとダメですよー」
P「わかってるよ、ナナ先生」
菜々「よろしい! ……って、また先生って呼びましたね!?」
P「いや、今のは完全に先生だったし」
菜々「もーっ」プクー
光「時々、菜々さんたちが何の話をしてるのかわからなくなるんだよなぁ」ウーン
茄子「あはは……」
茄子「トリックオアトリート♪」
P「お、ハロウィンか。じゃあ今日持ってきたチョコレートでも」
茄子「焼肉おごらないといたずらしちゃうぞ♪」
P「お菓子じゃないのかよ」
茄子「というかいたずらとかどうでもいいのでおごってください。トリートオアトリート」
P「ただのがめつい女だ」
茄子「ハロウィンと言えば魔女ですからね♪ 男を沼に沈める魔性の女です!」
P「人の金で焼肉を食べるただの悪女なんだよなぁ」
茄子「じゃあいたずらしてあげるので焼肉おごってください」
P「俺に何の得もないだろ!」
茄子「えっちないたずらでもいいですよ?」
P「うぐっ」
茄子「ほれほれー、恋人のえっちないたずらですよ~♪」
P「お、俺は色仕掛けには屈しない」
茄子「ほんとですか?」
P「………」
P「ち、ちなみに具体的にはどんないたずらを」
茄子「おしりになすびを突っ込みます」
P「えっちじゃないしいたずらの範疇からはみ出ている」
P「冗談じゃなかったら困るぞ……それで、実際は?」
茄子「え?」
P「だから、えっちないたずらの具体例」
茄子「それは…えっと、ほら。えっちな感じで」
P「だからそれの説明をだな」
茄子「あ、え、その。えろえろではにゃはにゃな」
茄子「………」
茄子「そのぉ……なんか、えっちな感じです……」
P「つまり何も思いついてないと。ウブだなあ」
茄子「う、うるさいですっ」
P「はっはっは」
茄子「う~~……もういいです! P君のエ口本読んで勉強します!」
P「なっ! いつの間に俺の隠していた本を!」
茄子「ふむふむ」
茄子「へえ~~……こういう子が好みなんですね♪」
P「くそ、さすがに恥ずかしすぎる……」
茄子「このくらいの裸なら私が見せてあげるのに」ボソッ
P「………」
P「そういうわけにもいかないだろ」
茄子「独り言です」
P「……そうか」
P「おい」
茄子「独り言です」
P「………」
茄子「P君も独り言言っていいですよ」
P「………」
P「すき……やきならおごってやる」
茄子「チキン
コメント一覧
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- 2016年10月23日 21:55
- なっちゃんキター(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
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- 2016年10月23日 22:14
- 微…甘…?
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- 2016年10月23日 23:26
- なっちゃんシリーズほんとすこ
なお微甘では済まない模様
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- 2016年10月23日 23:34
- 微甘(当社比)
でもこのシリーズほんとすき
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- 2016年10月23日 23:53
- ブラックコーヒーじゃ賄えないので青汁ください
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- 2016年10月23日 23:55
- 1発ヌいてから読んだら
なんだこの童貞が書いたようなキモい文は
としか思えなくなった
誰か殺してくれ
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