ブラックジャック ✕ デレマス カルテ:02 神様の贈り物
関連記事:ブラックジャック ✕ デレマス カルテ:01 背の高い女ブラックジャック ✕ シンデレラガールズのクロスSSです。
※両先品のキャラ等は基本的にアニメ設定、都合のいいとこは他メディア準拠。
※デレマスキャラ(今回 Cu勢 “特に”しきにゃん超ごめん)に独自設定多め。
※手抜きミス勘違い長い展開に既視感くどい寒い → 草井が悪い(確信)
※なーんかBJっぽくねェんだよなぁ(正論) → うん、ごめんね (素直)
拙作ですが、懐かしの 『 ア ニ メ 版 B J 』 のノリでお楽しみください。
オープニングテーマ♪ 「月光花」 Song by Janne Da Arc
――――――――・・・
346プロ内 346Cafe
???「いらっしゃいませ~! あ、卯月ちゃん!今日も寄ってくれたんですかぁ?」
卯月「こんにちはー。菜々ちゃんもお疲れさまっ」
菜々「いえいえ~。―― えーっと、卯月ちゃんの席はですねー、あっち?だっけ?」
卯月「ごめんなさい。今日はー、こっちで、おねが…―――」
BJ「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
卯月「……ぁゎゎゎゎゎ」グルグル目
卯月「ゃ、、、やっぱりい、あっちで…」ガクブル
菜々「…あ。大丈夫ですってぇ!おもてでメニュー見てる子のお連れさんらしいですし、ね?」
卯月「そ、、、そうでしょうかぁ」ナミダメ
――――――――・・・
数十分後
菜々(結局、卯月ちゃん、早々に帰っちゃいましたねー…忙しいのかな――)
武内P「本日はご足労頂き、ありがとうございます」
清良「看護師として働いていたとき以来でしょうか、ブラックジャック先生」
BJ「“柳 清良”さん、だったかな。名前を伺ったときは誰かと思ったのだが」
清良「ふふっ、仕方ありませんわ。当時の私は見習いもいいとこでしたもの」
BJ「だが今日お会いして思い出した。じつに“印象深い”女性だったと…」
清良「天才外科医にようやく名前を呼んでいただき光栄ですわ」ニコッ
ピノコ「ぅぅうぅぅうぅうぅぅぅ―― もぉ!!ちぇんちぇい!!」イライライラ…
ピノコ「なんれ こう きえいなひと ばっかい~!」ムキイ~!!
BJ「…まあ、大手芸能事務所のアイドル部門だからな。いるのは当然といったところだ」
清良「はじめまして、ピノコちゃん? あなたのことは教えてもらってるわ?」ニコッ
ピノコ「ふん! あんた なんかに ちぇんちぇーは わたちゃないんらかやね!!」キッ
清良「ええ、可憐なレディ、天才外科医の助手、そして先生の素敵な奥様ですもの、ね?」
ピノコ「…わ、わかえばいいよのさ はじめまてち きよら?」フフーン
BJ「…清良“さん”だろう。悪いが、あまりこいつを調子づかせないようにしちゃくれないか?」
カルテ:02 神様の贈り物
BJ「…すまない プロデューサーくん。本題に入ろう」
武内P「いえ、では…、今回 先生には当事務所に所属するアイドルの手術を担当していただきたいのです」
武内P「診断書はこちらの、前もってお送りしたコピーと同じです。こちらのアイドルの疾患および病状ですが――」
BJ「ひと通り把握している。持参しているし もう見るまでもない」
BJ「――だが納得行かない点もある。あの診断書は“正規の医者”に書かせたものか?」
武内P「と、いいますと?」
BJ「はじめは、じつに正確で行き届いた、信頼と実証に足る内容だと印象をもった」
BJ「――“患者”と“診察医”が同姓同名なことを除けばな。―― “一ノ瀬志希”と」
清良「――え………!?」
武内P「…実は、あの診断書は患者であるアイドル本人が作成し提出したものなんです」
BJ「……君のところのアイドル部門は医療関係者を囲ってでもいるのかね?」
武内P「………」
BJ「…いいだろう。アイドルの氏素性など知るつもりはない。報酬の話だ」
BJ「世に名だたる美城芸能プロダクションの機密出費だ。期待していいのだろうな?」
武内P「そのことに関しては、お手数ですが、千川さんとお話しください」
武内P「“今回の経理に関しては一切関わるな” と厳命されておりますので」
BJ「…彼女との“報酬交渉”か。毎度のこと、あまり良い結果になる気がしないのだが…」
武内P「この件は私も把握しておらず…申し訳ありません」
BJ「かまわん。本来こんなことに若いうちから首突っ込むもんじゃない。それだけ君は期待されているんだ」
武内P「いえ…恐縮です」
ピノコ「んん―――~~!! この ぱふえ おいしーよのさ♪」
武内P「……もしよろしければ、ここで私は退席します」ショルイ ナオシ
武内P「この後、諸星さん達との打ち合わせが控えておりますので」
BJ「わかった、引き受けよう。ピノコ、『わたしの代わりに、彼ときらりさんに挨拶してきてくれ』」
ピノコ「えええ!! まだ ぱふえ のこってるわのよ…」
清良「………」
BJ「………」
武内P(お二人のあいだの空気が変わった…?)
武内P「…っ、容器はお持ちになって結構です! ピノコさんも、アイドルの才能を見出すいい機会かと――」
ピノコ「!!!! しょこまで いうなりゃ しょうがないよのさ? うわきは らめでちゅよ?ちぇんちぇ?」
BJ「…『すまないな、よろしく頼む』」
武内P「……!」 コクンッ
ピノコ「さ? いきまちょ? あたちの みらい の ぷろりゅーしゃー?」
武内P「……………恐縮です」
ピノコ「…ふーん あんたが あたちの ぷろりゅーしゃー? ま わるくないよのさ♪」
――――――――・・・
清良「人払いまでしていただいて…。いったいどうして…――」
BJ「……なぜ今回の患者のことを把握してもない君がここに同席した?」
清良「ちひろさんから連絡をいただきました。今日、先生がお見えになる、と」
BJ「……君を手伝わせろとでも言いたげだな。まったく、やっかいな人だ」
清良「…いったいどういう意味ですか?」
BJ「千川ちひろは “やり手”、ということだ」
清良「…先生。あなたと ちひろさんは いったい――――
< ガチャッ チリリリ――ン
???「………ちょっとごめんねー♪」
菜々「あ゛っ! “また” レッスン抜け出してきたんですか!? しかもトレーナーさん怒らせて!!」
???「えーっと、隠れられそうなとこはー…ここかっ♪」
BJ「っ!! なにをする!!」
???「いーからいーから~♪ ちょっとコート使わせてっ?」バサッ
< 一ノ瀬のバカはどこいったぁ!!!!
< ん~とぉ盛岡で牛乳の早飲みするって…言ってたっけ?
< そのあと湖上でワカサギ釣りなんて…どうでしょう?
< 宮本ォ!! 塩見ィ!!
おまえらグルかおちょくってんのかどっちだぁ!!
BJ「……行ったぞ」
???「なーに? もうイッちゃったの? 張り合いないなー」
BJ「……さっさとコートから出たまえ」
清良「…“一ノ瀬さん”、いい加減になさい」ハァ…
志希「はーい…―― んふー♪ あたし的ノスタルジックで悪くないフレグランス♪」ゴソゴソ
BJ(“イチノセ”?……また厄介なのを押し付けたわけか、ちひろさん)ハァ…
志希「無菌室と消毒液の無機質なスメル~…さては外科医さんかにゃ~?」
BJ「………?」
志希「っと、い・う・こ・とは~♪――」ゴソゴソ
BJ「あっ こら! カバンを勝手に漁るなっ」
志希「はっけーん♪ あたしの診断書だっ……あー、やっぱ “最後のページ” は送ってないじゃん」
BJ「いい加減にしないか! なんのマネだ!」
志希「清良さんいるけど ま いっか。ごめんねーちょっとここで“書いちゃうわ”。これウラ使うね。んで――」パラ リ ッ
志希「書くものは―~っとぉ……おっと、今こっちのポッケか」ゴソ カチカチカチ…
Die Patientenverfuegung < サラサラ サラサラ…
清良(…! これ…英語…いえ、ドイツ語?)
志希「――…んん~と、“Meine Unterschrift:SHIKI Ichinose”っと。ほい」スッ
BJ「………“延命拒否願”だと?」ジロリ
志希「お、さっすがおイシャ♪ やっぱ医学薬学といえば “どいちゅらんと” だよねー♪」
志希「じゃ、そーゆーことでー♪ See you♪ Auf Wiedersehen♪」スッ タッタッタ
BJ「っ 待てっ、おいっ」
< ガチャッ チリリリ――ン
清良「………申し訳ありません、先生」
BJ「謝る必要はない。それより教えてくれ。アレは何なんだ?」
清良「…あの娘が一ノ瀬さんです。あの娘について、もし先生が仰るとすれば…――」
清良「――“絵に描いたような天才”と…表現すると思います」
BJ「ハァ……なるほど。簡潔明瞭だ」
――――――――・・・
その夜 ブラックジャック邸
BJ「――…ちひろさん、あんな話は聞いていないぞ。患者は延命を、手術を望んでないじゃないか」
BJ「――…ああ、――――…わたしにもわたしなりの方針がある。依頼するならまず――」
BJ「――…彼女にも彼女なりの理由がある、と。そういいたいのか?――…ああ、――」
BJ「――…なに? “しまむら うづき”? その人に会えと。――…説得はわたしの仕事じゃない!いい加減にしてくれ!」
(電話)< ガチャッ
BJ「………ハァ」
BJ「ギフテッド。“天からの授かり物”、つまり“絵に描いたような天才”か」
BJ「…で、どうしたんだピノコ? あれから機嫌悪いじゃないか」
ピノコ「ろうちたも こうちたも ないわのよ!!!!」プン ス カ !
ピノコ「きらりちゃんの “ともらち” かなんか しんないけど、あたちが かつがえた らけ とか なんちょか…」
ピノコ「あいろるの “しゃいのー” なんか ないから やめちょけば って ンも ーー!!」ドムドムドム !!
BJ「………こっちはこっちで才能か」
ピノコ「あにょ “ぐーたら ちんちくいん” こんろ あったや へんな かみにょけ つかんれ ぐるぐるに ちてやるんらかやー!!」ムキィ―!!!!
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コメント一覧
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- 2016年10月24日 22:24
- BJにまでツケている蛍光緑……
一体どこの鬼悪魔なんだ……
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- 2016年10月24日 22:26
- 「見える星は一等星から六等星まである
一等星はあのでかい星だ
六等星はほとんど見えないくらいかすかな星のことだ
だがちっちゃな星に見えるけどあれは遠くにあるからだよ
じっさいは一等星よりももっと何十倍も 大きな星かもしれないんだ
世の中には六等星みたいにはえない人間がいくらでもいる」
このセリフ出てくる話すき
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- 2016年10月24日 22:37
- 待ってたよ
よかったよ
この話読んで原作の「これだけは君も肝にめいじておきたまえ 医者は人をなおすんじゃない 人をなおす手伝いをするだけだ なおすのは…本人なんだ 本人の気力なんだぞ!」て台詞思い出した
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- 2016年10月24日 22:39
- ※3
シイタケみたいな名前の人の話だっけ?
もう1回読みたいけど図書館で借りようにも何巻か忘れちまったよ…
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- 2016年10月24日 22:46
- ちっひが相手じゃいくら先生でも・・・。
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- 2016年10月24日 22:53
- 絶望しかないギフテッドの症状の設定が素晴らしかった(KONAMI)
第1回がPaで第2回がCuだし、次はCoだから加蓮の出番かと思ったらどうやら周子か…
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- 2016年10月24日 22:55
- Pがなにげに有能すぎてヤバい
卯月がやっぱり天使
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- 2016年10月24日 22:58
- いいね。前作より面白かった。
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- 2016年10月24日 23:00
- ちひろは根治しなかったからといって値切りそう。
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- 2016年10月24日 23:03
- これもう口調がブラックジャック風ってだけの別キャラだろ
BJ特有の気難しさを消して優しさ八割増しにした感じ
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- 2016年10月24日 23:27
- ※5
確か完全版コミックだと一巻の最後の話として収録されてるよ
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- 2016年10月24日 23:36
- ※11
BJってクズとか外道相手じゃないと大体こんな感じじゃね?
原作にクズが多すぎるせいで後味悪い話が多いだけだけど
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- 2016年10月24日 23:49
- 今時の子供にゃ読んで欲しいわBJは
しかし明夫ボイスと武内ボイスはヤバイな
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- 2016年10月24日 23:54
- 最終的にちっひが難病を患ってBJに泣き付く展開が見たい
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- 2016年10月24日 23:59
- ちっひの守銭奴は最早完治不能の病である
しかしBJならあるいは・・・
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最近ブラックジャックSS増えてきて嬉しい