アップルが10月27日に開催する「Hello Again」スペシャルイベントはすべてMacBook関連の発表で、iMacの新製品や新型の5K ディスプレイなどは2017年まで出てこないと報じられています。アップル関連の事前情報でおなじみKGI SecuritiesアナリストMing-Chi Kuo氏は、今回の発表の目玉はMacBook ProのリニューアルによるUSB-C端子採用とOLEDタッチバー(Magic Toolbar?)搭載になるとしています。
現行MacBookユーザーとしては、USB-Cの採用はそれほど抵抗はないものの、気になるのは電源アダプターかもしれません。MacBook Pro / Airにはマグネット着脱式のMagSafeコネクターが採用されており、この機構に幾度となく助けられたユーザーも多いはず。
そして、Ming-Chi Kuo氏は、27日発表の新製品にも"MagSafe風"の機構を備えるUSB-C対応電源アダプターがアップルもしくはサードパーティーから供給されるだろうとしています。
一方、Ming-Chi Kuo氏による情報ではMacBook Airの名前がないかわりに13インチのMacBookが発表されるとのこと(11インチはなし)。こちらもUSB-C端子を搭載するとみられるほかは仕様に関する情報は付け加えられていませんが、おそらくは12インチMacBookよりもわずかに大きなさいずの高性能なバージョンとなるだろうとのことです。
なおこの13インチモデルがMacBook Airという名で発表されるにしても、大きな特長を備えない場合はイベントのステージでは紹介されず、プレスリリースのみの発表となる可能性もありそうです。
さて、これまでのアップルに関する新製品のうわさとしては、ノート以外にもiMacのアップデートやGPUを内蔵する新型5Kディスプレイなどがありました。しかしこれらはまだ新製品として準備ができていないとして、発表は2017年に持ち越されるとのことです。またMac ProやMac miniについてはうわさすら出ていません。
最近のアップルはiPad Proをコンピューターと称するCMを流すなど、iOSデバイスにばかり力を入れているようにもみえていました。しかしいまMacBookだけのために新製品発表会を催すならば、まだまだ自分の原点を忘れていなかったと言っても良いかもしれません。