『ドキュメント・コンピュータ将棋』などの著書のあるライター・松本博文氏が解説する。「関係者の間で話題となったのが、7月26日、棋界最高位である竜王戦の挑戦者決定トーナメントの準決勝です。終盤、三浦九段は離席から戻った後、『6七歩成』という一手を指します・・
「その手は、一見、自玉が危うくなるように見えるものの、先の先まで読んでいくと勝ちにつながるという、プロでもなかなか指せない一手で、その“超人的な読み”がきっかけで、対局相手や周囲から疑念を抱かれるようになった」
三浦九段は棋界の“トップ10”である順位戦A級棋士だが、
「パソコン上で動くソフトは以前から、明らかにプロ棋士よりも強い。そして現在、スマホ上で動くソフトであっても、やや力は落ちるものの、それでも十分に強い」(同前)という現実があるからこそ生まれた疑惑だった。
話題の三浦弘行九段の不正疑惑騒動
橋本崇載八段のツイートが話題に
三浦九段の不正疑惑 渡辺竜王が将棋連盟に対応要請
(将棋連盟)批判の応酬となるのは、ソフトと三浦九段の指し手の一致率といった状況証拠はあるものの、物証はゼロだからだ。そうした状況でなぜ、連盟は出場停止処分に踏み切ったのか。前出・松本氏がいう。
「竜王戦の直前に疑惑が浮上したことで、連盟は厳しい選択を迫られた。
開幕後に疑惑が表沙汰になれば、竜王戦が中止に追い込まれかねない。そうなると、主催者であり、3億円以上もの多額の契約金(うち優勝者賞金は4320万円)を拠出する読売新聞社に対しても言い訳できない状況になる」・・
(source: NEWSポストセブン - 将棋カンニング問題 疑惑を決定的にした「6七歩成」)
関連リンク: 【動画】 不正疑惑で話題の三浦弘行九段と橋本崇載八段の対局が放送される! その勝敗は・・
三浦九段「不正していない」 NHKが単独インタビュー
「その手は、一見、自玉が危うくなるように見えるものの、先の先まで読んでいくと勝ちにつながるという、プロでもなかなか指せない一手で、その“超人的な読み”がきっかけで、対局相手や周囲から疑念を抱かれるようになった」
三浦九段は棋界の“トップ10”である順位戦A級棋士だが、
「パソコン上で動くソフトは以前から、明らかにプロ棋士よりも強い。そして現在、スマホ上で動くソフトであっても、やや力は落ちるものの、それでも十分に強い」(同前)という現実があるからこそ生まれた疑惑だった。
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橋本崇載八段のツイートが話題に
三浦九段の不正疑惑 渡辺竜王が将棋連盟に対応要請
村)渡辺竜王は三浦九段の指し手を自ら検証し、ソフトの手との一致率が高いことを確認。「三浦九段は離席が多く、感想戦で示す手もソフトと一致していた」と話しています。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) 2016年10月20日
三浦九段の不正疑惑 渡辺竜王が将棋連盟に対応要請:朝日新聞デジタル https://t.co/azBxZMZDzA
(将棋連盟)批判の応酬となるのは、ソフトと三浦九段の指し手の一致率といった状況証拠はあるものの、物証はゼロだからだ。そうした状況でなぜ、連盟は出場停止処分に踏み切ったのか。前出・松本氏がいう。
「竜王戦の直前に疑惑が浮上したことで、連盟は厳しい選択を迫られた。
開幕後に疑惑が表沙汰になれば、竜王戦が中止に追い込まれかねない。そうなると、主催者であり、3億円以上もの多額の契約金(うち優勝者賞金は4320万円)を拠出する読売新聞社に対しても言い訳できない状況になる」・・
(source: NEWSポストセブン - 将棋カンニング問題 疑惑を決定的にした「6七歩成」)
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