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危険な闇市場において、あなたの体は思っている以上に良い値がつく。臓器移植や輸血を待つ人はいくらでもいるからだ。
心臓の弱い方にはこの記事を読むことはお勧めできない。ここで紹介するのは、闇市場で取引されるかつて人間や動物の一部だったものだ。
それを手にするためなら大金を払うことをいとわない人間がいるかぎり、それらは供給はされつづける。需要があるから供給があるのだ。
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※アメリカのまとめサイトからの引用なので、これらの相場はアメリカ国内の相場に準じたものとなっているが、わかりやすいようにドルを円に換算した。
15. ヒトの血液 ― 33,500円/約500cc
血液の供給ルートを模索するこの市場は“レッドマーケット”と呼ばれ、どこか現代のドラキュラのような趣さえある。ご存知のように、血液には様々な血液型が存在しており、それぞれごと需要がある。
どこかの誰か、あるいはあなた自身が輸血が必要な状況に置かれていたら、500ccで33,500円はそれほど悪い選択肢ではないだろう。輸血が必要な状況とは命に関わるような状況であることが多い。だからこそ、それほど多くの人間が普通でない手段に訴えるとしても不思議ではない。血液はあまり話題にしたいテーマではないが、これは闇市場ではホットなテーマだ。
14. 象牙 ― 300,000円/キログラム
本リストにおいてもっとも悲惨だが、利益の上がる品物の一つは、愛すべきアフリカの哺乳類、象から奪ったものだ。
アフリカでは毎日実に100頭もの象が密猟の犠牲となり、命を奪われ牙のない姿で放置されている。大まかな推定によると、象の生息数は数十年前の半分にまで減少しているという。1キログラムあたり30万円という価格を考えると、その需要は増すばかりのようだ。
入れ歯、楽器、ビリヤードの球、像の目など、象牙は様々なものに加工される。その用途が何であれ、表面的な目的のために違法な密猟で美しい動物を殺しているというのが現実である。
13. ユキヒョウの毛皮 ― 400,000円/枚
アフガニスタンにおいて、雪のような白さに鮮やかなオレンジが混ざり、黒でアクセントがつけられたユキヒョウの毛皮は100,000円(原文 1,000USD)で取引される。
これは平均的なアフガニンスタン人の1年分以上の所得に相当する。こうした贅沢品の市場に終わりが見える様子はなく、またそれほどの稼ぎが得られるというのであれば、違法な密猟に訴えようという誘惑は増えるばかりだろう。毛皮以外にも、頭蓋骨、肉など、ほとんどすべてが売却され、美しくもどう猛な生物を絶滅の危機にさらしている。
12. センザンコウのウロコ ― 300,000円/キログラム
センザンコウのウロコは漢方薬として利用され、1キロあたり30万円で取引される。また、31〜38キログラムのセンザンコウなら、1匹あたりの取引価格は100万円にも達する。とんでもない収入が入ってくるわけだ。
2014年、カンボジアでは3,500匹が捕獲され、125人の密猟者が逮捕された。政府は密猟件数は減少しているというが、その理由はセンザンコウの生息数の減少であるという。珍味という点では、センザンコウは市場を独占するほどである。ベトナムとカンボジアでは高級食材であり、価格もうなぎ登りだ。
11. ヒトの精子 ― 500,000円/標本
勃起不全や不妊などが世界中の夫婦を悩ませていることを考えれば、子供を作るために不可欠な素材がリスト入りするのも当然だ。
精子が闇市場を泳ぐ姿は容易に想像できることだろう。1標本あたり50万円という価格は比較的高価に思えるが、精子バンクを利用すればさらに高くつく。
法律で認められた正規のルートを利用すれば100万〜120万円はかかる。つまり、闇市場を利用すれば、半分で済むということだ。このリストで紹介する品目は、どれも正規の市場価格よりも安く取引されるものである。
10. ホッキョクグマの毛皮 ― 1,000,000円/枚
すでに絶滅の危機に瀕しているホッキョクグマであるが、また別の危急の問題に直面することになった。富裕層がミンクのコートなど、毛皮を愛用していることは周知の事実であるが、ホッキョクグマも例外ではない。
彼らを救うためには保護政策の制定が必要である。しかし、ほとんどの人はそうしたことを意にも介さない。そこに金が生まれるならば、違法行為であっても喜んでサービスを提供することだろう。
1枚あたり100万円というホッキョクグマの毛皮を闇市場が手放すわけがない。その代償はホッキョクグマがまた絶滅に近づいたという事実だ。温暖化による氷の減少など、人間の介入に比べれば可愛いものであることがいずれわかるだろう。
9. ヒトの角膜/眼球 ― 1,500,000円/個
闇市場では非常に需要の高い物品。ショッキングなことに、中国人民は紛れもない危険に晒されている。”臓器ハンター”が金のために子供の目玉をくり抜いているというのだ。
光を奪われ、代わりに想像を絶する苦痛が与えられたという報告がいくつも存在する。現在、角膜の移植希望者は30万人いるとされるが、手術を受けることができるのは年1万人でしかない。「たった150万円あれば、愛する人のために角膜を手に入れられるんだ!」あまり正しい言い分には聞こえない。
8. サイの角 ― 6,500,000円/キログラム
闇市場においては人気商品であり、2012年には南アフリカだけで668頭のサイが殺された。13時間に1頭という割合である。
サイはかねてから密猟の標的とされてきたが、その需要が減る様子も見当たらない。経済発展の目覚しいベトナムでは、サイの角が富の象徴として飾られるという。
こうしたステータスシンボルである角だが、もっとも費用対効果の高い用途は生薬や漢方薬だ。韓国では、処方される漢方薬のほとんどがサイの角を基にしたものであり、医療の現場で医師によって使用されている。薬に頼る文化があるかぎり、悲しいことだがサイは命懸けで逃げ続けなければならない。
7. ヒトの腎臓 ― 20,000,000円/個
人から人へ移植される臓器でもっとも多いものが腎臓だ。生きるためにどうしても必要だという人なら、闇市場を覗けば見つけることができるだろう。だが、臓器狩りのような犯罪行為を引き起こしてもいる。
犠牲者は薬を嗅がされて誘拐される。そして目が覚めてみると、腎臓などの臓器が体からなくなっているのだ。腎臓移植について賛否両論が激しいのは、他の臓器とは違い、二つ存在するからである。つまり、一つを取り除いても生きることができる。
人々は人を殺めることなく一儲けする方法を見つけ出した。紛れもない犯罪行為であるが、今や人間は他人から内臓を盗まれないよう用心しなくてはならないのだ。
6. ヘビの毒 ― 21,500,000円/リットル
一体誰がわざわざ闇市場に手を出さねばならないほど、こんなものに関心を抱くのだろうか。そもそも毒をきちんと抽出するには、高度な技術と高価な道具が必要となる。だが、なぜそこまでして?
実は、ヘビの毒はあらゆる種類のがん治療に大いに重宝されるのだ。そこに含有される毒とクロトキシンががんとの闘病を助けてくるとされている。
5. クマの胆嚢 ― 22,000,000円/ポンド(約450グラム)
クマの胆汁には信じられないような値がつく。 重さで換算すると金の4倍である。実は新薬の開発おいて、もっとも貴重とされる素材の一つなのだ。
胆嚢は肝臓と小腸につながっており、ここに蓄積される胆汁を利用して無数の試験が行われている。だが、そもそもなぜクマなのか?
その理由はクマが年に3〜8ヶ月に渡る冬眠を行うことと関係がある。これを行うために、クマの胆汁には大量のウルソデオキシコール酸が含まれている。これが科学の世界において超貴重な代物なのである。
4. トトアバの浮袋 ― 25,000,000円/個
トトアバは絶滅に瀕しているとされる魚であるが、そのような事実はその内臓の価格を釣り上げる効果しかない。
中国では、その浮袋はコラーゲンが豊富で、肌を美しくする食材として珍重される。また、関節の痛みや骨の治療などにも効果があるという。
一方、メキシコではまた違った用途がある。そこでは浮袋を大量のコカインを運ぶために利用する。麻薬の密売人は小瓶に純粋なコカインを入れ、それを魚に詰めたうえで海外に輸出する。
この風変わりな方法が知られ、監視が強化されたために、トトアバを入手することは益々困難になっている。
3. ヒトの肺 ― 31,200,000円/個
肺と心臓の移植は非常に切迫した問題だ。一生待っても移植を受けられないことがある。ここで紹介した多くの他の臓器と同じく、肺もまた見つけて生きるか、見つけられずに死ぬかという選択肢しかない。
ならばリスクを冒す人がいてもいたしかたのないところだ。そして、そうした選択肢の限られた人を相手に、金の臭いに敏感な闇市場では、1個で31,200,000円という驚くほどの高額で売買されている。
2. ヒトの肝臓 ― 60,000,000円/個
その手に持っているお酒のグラスをひとまず置こう。あなたの肝臓は半人前の億万長者になる道を切り開いてくれるかもしれない。
世界で年間6,000件の肝臓移植が行われているが、移植待ちリストには11,000人以上が名を連ねている。恐ろしいことにネット上では臓器の競りが行われており、肝臓の値段は天井知らずである。
闇市場を牛耳る犯罪組織が、なるべく高い値で売りつけようとしても驚くにはあたらない。こうした闇市場を利用することにした家族や個人はほかに選択肢がないことがほとんどだ。犯罪組織はそれをよくわかっており、絞れるだけ搾り取ろうとする。
1. 心臓 ― 99,700,000円/個
ご想像の通り、本リストの頂点に立つのは心臓だ。ほぼ1億円近い価格である。年間およそ2,000〜3,000件の心臓移植が行われている一方、それを待つ人は122,000人もいる。
心臓の病はその多くが命に直結する深刻なものであり、生き残ろうとする人をドラスティックな手段へと駆り立てる。命の鍵であることは明らかであり、122,000人の人たちはこの小さな臓器を探し出すという宝探しに奔走する。心臓の入手は困難極まる。ゆえに当然ながらその価格も目玉が飛び出るようなものとなる。
via:The 15 Most Valuable Body Parts & Fluids On The Underground Market/ translated hiroching / edited by parumo
買いたいと思う人が多いほどその値段は上がっていく。それが市場の原理であり需要があれば、高値で供給をしたいという邪な考えをもつ悪い人は多く存在するということだ。
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コメント
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3. 匿名処理班
自分の人材的な価値は100円にも満たないのにパーツとしての価値は結構するのね
4. 匿名処理班
ふさふさな増毛ですね
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11. 匿名処理班
ギフト+−を思い出したわ
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14. 匿名処理班
正規に売り買い出来るようになるモンなら売りたいよ。
闇ルートは足下これでもかと見るだろうしイヤだけど。
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18. 匿名処理班
漢方薬の国際的な全面禁止を!!
個人的に以前処方された漢方薬が全然効かず医者と大喧嘩したことがあるので、漢方薬には良い印象がない。
偏見なのは承知だが。
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20. 匿名処理班
中国人…なんだか高頻度で出て来ますねぇ
角膜の所、危険に晒されてるとあるけど、くり抜いてるのも中国人だよね?
21. 匿名処理班
人体パーツは東南アジアとかならもっと安かったと思う
22. 匿名処理班
IPS細胞が完成すれば少なくとも臓器を奪われる不幸な人々はいなくなるのかな…
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24. 匿名処理班
角膜150万か……。自分は極度の近眼で眼鏡がないと何も見えない人間だから、目が見えなくなった人の不便さは何となく分かるので角膜を提供する献眼は登録してる。
なにかのおりに、友人たちと酒を飲んでるときにそんな話になったら、友人の1人が「お前は運が悪いから、たぶん死ぬとき献眼出来ないような状況で死ぬな」って言われた(´・ω・`)
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26. 匿名処理班
9の角膜売買で小説の電波的な彼女を思い出した
紅も好きだけど電波の世界観はほんと素晴らしい
27. 匿名処理班
象牙とヒョウの画像が入れ替わってるな…
さておき、こういうの闇ルートを使う輩ってのは、要するに正規ルートの価格を払いたくない連中なんだよな。
俄に許し難い。
28. 匿名処理班
動物の一部などならまだしも、臓器を保管し、移送するにはそれなりの設備やルートが必要なはず…組織的に投資してやってるんだろうなあ…
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30. 匿名処理班
人間の臓器の価値は言うほどないよ。
よく借金のカタで内臓取るぞ!みたいな描写があるけど成人の臓器にそれほど価値はない。
子供のはあるけど。
中国は死刑囚のを堂々と使ってるしね。
31. 匿名処理班
日本の透析患者は30万。でも移植数は1000人以下と
需要と供給が全くあってない
しかも内臓の場合ブスも白黒も関係なく、ただ健康である
条件故、簡単かつ楽に商売できればブラックマーケットは
無くなることはないな
32. 匿名処理班
※22
アルビノ狩りとかあるから…。
33. 匿名処理班
許せねぇな
俺の盲腸ならくれてやる
34. 匿名処理班
・・・ゾッとした。クローン技術、早く医療に役立つレベルになってくれ。
35.
36. 匿名処理班
中国で子どもが誘拐されて臓器が全部抜かれた死体で発見されたニュースが昔やってて仰天したなあ
あれもこういう闇市場に流れたんだろうな
赤ちゃん工場とかも主にこのためにあるんだろうし業が深い生き物だわ