「現在、最強の将棋ソフトと言われているのが、東大将棋部に在籍中の学生が開発を始めた『ポナンザ』です。『世界コンピュータ将棋選手権』では、『ポナンザ』が1位に輝き、2位だったのが今回問題になっている『技巧』です」・・そして、「技巧」は今年の5月末に、ネット上に公開され、さらに、7月初めからは、アンドロイド用スマホのアプリとしてダウンロードできるようにもなった。つまり、三浦九段が不正使用を疑われるようになった時期と重なるのである。
そこで、本誌（「週刊新潮」）は、三浦九段の疑いを持たれた棋譜と『技巧』の指し手がどれくらい一致するのか確かめるため、「技巧」をダウンロードし、検証してみることにした。
話題の三浦弘行九段の不正疑惑騒動
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まずは、疑惑の発火点となった7月26日の久保九段との一戦。対局の最後の3分の1にあたる“終盤”に限ってチェックしてみると、三浦九段の指した手と「技巧」との違いはわずか1手のみで、その一致率は93・3％。ちなみに、相手の久保九段の一致率も確認してみたら、60・0％だった。
さらに、7月11日の対戦でも、三浦九段の一致率は92・8％と非常に高いもので、相手の郷田王将は53・3％に過ぎなかった。検証の結果、三浦九段以外の棋士では、60％前後の域を出ることはなかった。
いかに三浦九段の数字が突出しているかが分かろうかというもの・・
（source： インフォシーク - 三浦九段の疑惑、使用したと見られるソフトで検証してみると…）
関連リンク： 【将棋】 三浦九段の不正疑惑騒動 将棋ソフト「技巧」との一致率が９３％ 「あり得ない確率」
第26回世界コンピュータ将棋選手権 「ポナンザ」 が 「技巧」 に惨敗
