iPhone 7シリーズの売り上げは6sより好調──NTTドコモの吉澤和弘社長は、2016年度第2四半期決算説明会でそう明かしました。また、ソフトバンクに対するワイモバイル、auに対するUQ mobileのように、低価格志向のユーザーに向けた携帯ブランド。いわゆる"サブブランド"の設立については、NTTドコモとして「考えていない」と明言しました。
1人あたりの通信料収入(ARPU)も伸び、音声・パケット・ドコモ光を合わせたARPUは4420円に(前年同期4190円)に。これにはカケホーダイ&パケあえるの契約数拡大が寄与したと説明します。
増益とポケモンGOの関連を問われた吉澤社長は「ポケモンGOの影響はまったくない」と関連を否定。ドコモの担当者は続けて「ポケモンGOはあまりデータ通信を使わない。ARPUが伸びた理由は、ユーザーがより上位のプランに入ったり、旧プランから新プランに移行してもらうといった地道な活動が功を奏した」と説明しました。
また9月に発売したiPhone 7 / Plusの売れ行きについて吉澤社長は「ジェットブラックなどの人気のカラーの入荷が少なかったこともあり、初動はiPhone 6sに比べて低かった」としながらも「今は入荷が潤沢になりつつあり、発売から1か月たった現段階で、iPhone 7の販売数は6sを抜いている」と、販売が好調であるとしています。