無生物にも生物と同じように知性や意志、学習能力があるのではないかと
報じられています。
画像:【パン】
https://www.flickr.com/photos/channone/8043714003/
今月下旬、カナダのローレンシャン大学のニコラ・ルーロー博士を中心とする研究グループが、
論文で発表した内容。
記事によると、私たちが食しているパンにも”知性”などがあるとのこと。
まず研究グループは、小麦粉・水・レモン果汁(少量)・塩・植物油を用いてごく普通のパン生地を作り、着色料で青く染めた(それに特別な意味はないという)。
次に、その青いパン生地の隣でLEDライトを発光させると、その直後にパン生地に対して電気ショックを与えるという行為を繰り返し行なった。
すると、電気ショックを与えられたパン生地には、スペクトル密度(周波数特性)に著しい変化が現れることが判明した。
しかし、重要な点はここからだ。
なんと、LEDライトの照射と電気ショックを経験し続けたパン生地は、いつの間にかLEDライトを照射するだけで(電気ショックを与えなくても)スペクトル密度に著しい変化が現れるようになったというのだ。
これはつまり、まるで「パブロフの犬」のように、パン生地がLEDライトの照射という状態と電気ショックとを結びつけて“考え”、自律的にスペクトル密度が変化したことにほかならない。
研究チームは、まさにパン生地が「学習した」といえるほど明確な反応と変化が現れたと断言している。
この結果について、ルーロー博士は学術的科学サイト「Real Clear Science」のインタビューに応じ、次のように語っている。
「この現象は、LEDライトを照射した直後に電気ショックを受けるという経験を持つ、すなわち“条件付けられた”パン生地のみで起きました」
「このような“条件付けられた”反応は、(パン生地のような)単純な物質には備わりやすいのかもしれません。組織の構造に変化が起きているのだと思われます」
研究チームによると、(それほど複雑ではない)単純な物質ほど、ある種の記憶や学習といえるような反応を持ち得るのではないかと考えているが、謎の完全解明はまだまだこれからの課題ということのようだ。
ちょっと信じがたいですね・・
電気ショックによる物理的な構造変化か何かではないのでしょうか・・?