桃華「ロズレのお姉様、ですわ」
短め、書き貯めありです。
前作『桃華「お姉さん、ですわ」』
の続きになりますが単体で読んでも特に問題は無いと思います。
フレデリカ(以下フレ)「とうちゃ~く!」
ありす「ちょっ…フレデリカさん!いい加減に手を離して下さい!」
フレ「え~、良いじゃん良いじゃん、もっとラブラブしよ~よアリスちゃん!」
ありす「良くありません!恥ずかしいじゃないですか!それと橘です!」
フレ「わお、アリスちゃんの『それと便座カバー』久しぶりに聞いたよ~」
ありす「そんなこと一言も言ってません!」
響子「フレデリカさん、ありすちゃん弄るのは程々にしてあげましょう?」
桃華「そうですわ、楽しいのはわかりますけど、度が過ぎるとおへそを曲げてしまいますわよ」
ありす「今楽しいって…しかもわかるって言いましたか!?」
梨沙「ありすはリアクション大きいから弄り甲斐あるのよね」
ありす「ぐぅぅぅ…!」
有香「響子ちゃん、お手伝いします!」
桃華「わかりましたわ、ほらありすさん、悔しがってないで行きますわよ」
志希「はいは~い、桃華お嬢様とそのお友達、ごあんな~い!」
フレ「わおシキちゃん、いつかのメイドさんモード?なんだったらメイド服も着ちゃう?」
志希「今日は桃華ちゃんのお姉さんの気分だからいらないかな~」
フレ「だよね~!さあさあ、キョーコちゃんの美味しいご飯が待ってるよ!早く行こ~!」
梨沙「全く騒がしいわね…」
ありす「それでも、桃華さんが皆さんから可愛がられていることはわかりますね」
梨沙「アンタもアインフェリアとかだと猫っ可愛がりされてるじゃない」
ありす「まあそうですけど…こちらみたいな遠慮の無い関係というのも少し憧れます」
梨沙「そうね…ホントの姉妹だとこんな感じになるのかもね」
梨沙「はいはい、行くわよありす」
ありす「そうですね、ご相伴に与りましょうか」
(食堂)
響子「はい、ご飯は私特製のハンバーグです!」
フレ「ハンバァァァァァァァァァァグ!!!」
志希「ハンバァァァァァァァァァァグ!!!」
桃華「ちょっ…お二人とも、お静かに…」
梨沙「テンション上がりすぎでしょ…」
ありす「そうですよ、ハンバーグくらいでみっともない…じゅるっ」
志希「この鼻腔をくすぐる香ばしい香り…」
フレ「ソースの豊潤な香り…」
志希・フレ「う~ん、とれびあ~~ん」
響子「あはは…さぁ、冷めてしまうといけませんから、皆さん食べちゃってください」
桃華「ええ、いただきますわ…はむっ」
梨沙「いっただっきま~す!」
ありす「いただきます」
桃華「ん~!相変わらず美味しいですわ!」
梨沙「ホントね、お店開けるわよ!」
響子「えへへ、ありがとうございます!」
有香「ああありすちゃん!そんな急いで食べなくても…」
ありす「むぁっめふぁめうとおいひくむぁいって…」
桃華「ありすさん…口いっぱいに頬張って…はしたないですわよ」
ありす「んぐんぐ…んぐっ、あまりにも美味しかったので…我を忘れてしまいました」
梨沙「全く…ありす実は凄く食い意地張ってるわよね」
ありす「そんなことは…これだけ美味しいハンバーグがあれば誰だって無心で食べるに決まっています!」
響子「あはは…褒めて貰えるのは嬉しいですけど、お行儀よく食べましょうね」
ありす「うう…すみません…」
フレ「それにしてもユカちゃん、なんかそのハンバーグだけ凄くこまかくない?」
志希「あっ、それアタシも気になってた~」
有香「ううっ…響子ちゃんのお手伝いをしていた時にハンバーグを破壊してしまいまして…」
梨沙「『ハンバーグを破壊』ってワード…」
桃華「梨沙さん!」
フレ「ふ~ん…あっ、フレちゃん今日はあんまり大きく口が空かない日だからソッチの方が良いかな~」
有香「えっ?」
フレ「そのお皿もらうね~!ユカちゃんはこっちのお皿のを食べてね~」
有香「えっ…そんな、気を使っていただかなくても別に」
フレ「はぐっ、ん?なんか言った?もう食べちゃったから戻してって言われても困るな~」
志希「有香ちゃんがフレちゃんと間接キーッス!したいってさ~」
有香「えっ!?そんなこと…!」
フレ「ふふ~、モテる女はツライね~!ユカちゃん!なんだったら直接でも良いんだよ!」
有香「しませんったら!…もう!敵いませんね」
フレ「ん~、ハンバーグおいし~!」
響子「はいはい皆さん、ご飯は落ちついて食べましょうね」
志希「はいは~い…んっ!ホントおいっし~!」
梨沙「ちょっとビックリね」
桃華「うふふ、破天荒で、行動が読めなくて、場を引っかき回しますけど、なんだかんだわたくしたちの事を気にして下さっているのですわよ?」
ありす「凄く含みがありますね…」
梨沙「一応感謝はしているけどプラマイ半々って感じね」
桃華「まぁ…素直に良いお姉さんと言えるかは…もがっ」
フレ「妹にご飯を分け与える…ああなんて良いお姉さん…」
桃華「んぐんぐ…まったく!いきなりお口にねじ込むとは何事ですか!」
フレ「いや~、お肉が細かいから『いける!』と思って」
響子「…フレデリカさん?」
フレ「はい!フレちゃんお行儀よく食べます!」
志希「あんまり調子に乗ってるとお掃除のことしか考えられなくされちゃうよ~、にゃは~」
響子「そんな!私、そんなことしません!」
志希「えっ?」
桃華「えっ?」
響子「えっ!?」
桃華「大丈夫ですわ、お肉が細かくなっていましたけれどお味は美味しかったですわ」
有香「そうですか…良かったです」
フレ「良かったね、ユカちゃん」
有香「フレデリカさん…はい!」
梨沙「良い話…かしら?」
ありす「少々力技が過ぎる気もしますけどね…」
(食後)
全員「ごちそうさまでした~!」
響子「はい、お粗末さまです」
志希「このまま寝ちゃいたくなるね~」
有香「お二人とも!まだやることが残っていますよ!?」
桃華「あら、そうなのですか?わたくしは十分堪能させていただきましたけど…」
フレ「ふっふっふ…モモカちゃん甘やかし大会はまだ始まったばかりなのだよ!」
志希「今日はおはようからおやすみまで甘やかしてあげるんだからね~!」
桃華「これを伺った時にはもう夜だったと思いますけど…」
梨沙「この二人はその場のノリで話してるからツッコミ入れるだけ無駄よ?」
ありす「ツッコミを入れたくなる気持ちはわかりますけど」
桃華「うう…」
響子「私は後片付けをやってますから、フレデリカさんと志希さん、お願いしますね」
有香「あたしは梨沙ちゃんのマッサージを」
梨沙「じゃあお願いしちゃうわね」
ありす「私は響子さんのお手伝いをします」
志希「じゃあ桃華ちゃん、お風呂いこっか!」
桃華「えっ?」
フレ「善は急げだよ!れっつご~!」
桃華「ちょっ…引っ張らないで下さいまし…!」
志希「じゃ~桃華ちゃんちょっと借りてくね~!」
響子「いってらっしゃ~い!」
梨沙「あの子大丈夫かしらね…」
桃華「酷い目にあいましたわ…」
志希「そんなコト言っちゃって~、桃華ちゃんだって気持ち良かったでしょ~?」
桃華「それは…っ!」
フレ「あんなに大きな声出しちゃってね~」
桃華「それはフレデリカさんが急に変な所を触るから…!」
フレ「フレちゃんのテクニックでモモカちゃんはメロメロかな~?」
志希「お風呂に溶かしたアタシ特製のも良い感じだったでしょ?」
桃華「確かに凄くリラックスしましたけど…」
梨沙「…アンタら、お風呂でナニしてきたのよ」
ありす「桃華さんが汚されてしまいました…」
桃華「何って…」
フレ「普通にお風呂に入って、モモカちゃんの身体を洗ってあげただけだよ?」
志希「シキちゃん特製の入浴剤でリラックス効果付きだよ~!」
ありす「まったく、梨沙さんは一体何を考えていたんでしょうね」
梨沙「アンタ変わり身早いわね!?」
フレ「リサちゃんはオトナだからね~、ついそういうこと考えちゃうんだよ~」
志希「いや~、お盛んですにゃ~」
梨沙「うぐぐ…」
桃華「ナニ…?お盛ん…?一体どういうことですの?」
フレ「はいこの話やめ~っ!」
志希「桃華ちゃんの教育上よくないね~」
梨沙「ふぅ…桃華のピュアさに助けられたわ」
ありす「良かったですね」
梨沙「黙んなさいドス黒」
ありす「何の事だかさっぱりです、ムッツ梨沙さん」
梨沙「キィィィィィ!!!」
響子「皆さん、もう夜も遅いんですから、そんなに騒いじゃダメですよ!」
フレ・志希「は~い!」
響子「フレデリカさんと志希さんは寮じゃなかったですよね?今日はこの後帰られるんですか?」
フレ「ううん?ここに泊るつもり~」
志希「同じく~!」
響子「そうなんですか、誰かのお部屋に泊めて貰うんですか?」
フレ「ん?だから、『ここ』」
響子「…へっ?」
梨沙「桃華の部屋に泊るつもりでいたの?」
志希「そだよ~」
桃華「聞いてませんわ!」
フレ「今言ったからね!」
ありす「もうさすがと言いますか…」
志希「にゃは~、照れるにゃ~」
桃華・ありす・梨沙・響子「褒めてません!!!」
コメント一覧
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- 2016年11月01日 22:36
- 橘は春原ポジだった?
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- 2016年11月01日 22:56
- レズのお姉様に見えたのは俺だけではないはず
-
- 2016年11月01日 23:09
- ※2
よう俺
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- 2016年11月01日 23:13
- マジでロリレズに見えた
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