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TIFFアニ!!ステージに「虐殺器官」より中村悠一、櫻井孝宏が登壇 :おた☆スケ【声優情報サイト】

■ TIFFアニ!!ステージに「虐殺器官」より中村悠一、櫻井孝宏が登壇

日本のアニメーションの「今」を取り上げ続けるスペシャルな一日として、「東京国際映画祭(TIFF)」内で10月31日にアニメーション特別企画「TIFFアニ!!」が開催され、その第1部<イチオシ・アニメ・スペシャルステージ>に、劇場版アニメ「虐殺器官」より主人公クラヴィス・シェパード大尉役の中村悠一さんとクラヴィスが追う謎の男ジョン・ポール役の櫻井孝宏さんが登壇した。


スペシャルステージの最後には、最新のポスタービジュアルが解禁されるとともに、2017年2月3日公開が正式に発表され、会場は期待を込めて大きな拍手に包まれた。

原作とそのアニメーション化について
中村悠一さん:オーディションを受ける際に原作を読みました。戦いのシーンや会話など、映像映えしそうだなと思いましたが、中途半端に作るとみっともない作品になる。完成度の高さが求められる作品であり、大丈夫かな? という思いもありました。セリフ量も多いんですが、監督もおっしゃっているように、それを削ると『虐殺器官』ではなくなってしまう。それをどうするのか? 楽しみでもありました。

制作スタジオの倒産を経て、公開延期を挟んでの完成、公開
中村悠一さん:(倒産の)ニュースの翌日に『虐殺器官』の取材が入ってたんですよ。ネットでニュースを見てマネージャーに電話して、結局、取材はなくなりました。でも、再出発のチャンスをいただいて、あの時よりも時間をおいて、より良いものに仕上がっていくだろうと思いました。音が入って、重厚感がより増したと感じました。

自身が演じるジョン・ポールについて
櫻井孝宏さん:物語のキーマンです。タイトルにもなっている“虐殺”――人に働きかけて、とんでもないことを起こしてしまうものを見つけた人です。虐殺って凄く強くて怖い言葉ですが、そこから想像されるものとはちょっと違う、深い怖さを持ったキャラクターです。最初は出てこないですが、彼が出てきた時が、物語の核心に迫っているという難しいキャラクターでもありました。

中村さん演じるクラヴィスとのクライマックスの対峙について
櫻井孝宏さん:僕にとっては、クラヴィスの存在が、自分を形作る重要なファクターでした。こちらが想像していた形にならないのがお芝居の面白さでもあるのですが、中村さんから迫力が伝わってきて、ジョン・ポールとして会話を楽しんでいました。

見どころ
櫻井孝宏さん:血の表現など、目を覆いたくなるような、容赦のない表現になってますが、それが最後につながるフックとなっています。リアリティ――もしかしたらあるんじゃないか? こういう未来が来るんじゃないかという予感など、いろんなことを考えさせられる作品です。

「虐殺器官」は、伊藤計劃さんのデビュー小説。昨年、円城塔さんとの共作「屍者の帝国」と遺作である「ハーモニー」とともに3作連続公開される予定だったが、制作スタジオの倒産により公開が延期。その後、「虐殺器官」のために設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」により、2017年2月3日公開に向け鋭意制作中だ。

劇場版アニメでは、登場人物にも新たな解釈を加え、原作の容赦なきシーンの数々をアニメーションで描き、主人公のクラヴィス・シェパード大尉役を中村悠一さん、彼が率いる有能な特殊部隊員のウィリアムズ役を三上哲さん、リーランド役を石川界人さん、アレックス役を梶裕貴さん、彼らの上司のロックウェル大佐役を大塚明夫さん、「虐殺の王」と称され、クラヴィス・シェパードらに追跡ミッションが下るアメリカ人言語学者のジョン・ポール役を櫻井孝宏さん、ジョン・ポールとかつて関係を持っていたという教え子のルツィア・シュクロウポヴァ役を小林沙苗さんが演じる。

「虐殺器官」ストーリー
9.11以降、テロとの戦いを経験した先進諸国は、自由と引き換えに徹底的なセキュリティ管理体制に移行することを選択し、その恐怖を一掃。一方で後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加。世界は大きく二分されつつあった。

クラヴィス・シェパード大尉率いるアメリカ情報軍特殊検索群i分遣隊は、暗殺を請け負う唯一の部隊。戦闘に適した心理状態を維持するための医療措置として「感情適応調整」「痛覚マスキング」等を施し、更には暗殺対象の心理チャートを読み込んで瞬時の対応を可能にする精鋭チームとして世界各地で紛争の首謀者暗殺ミッションに従事していた。  そんな中、浮かび上がる一人の名前。ジョン・ポール。数々のミッションで暗殺対象リストに名前が掲載される謎のアメリカ人言語学者だ。彼が訪れた国では必ず混沌の兆しが見られ、そして半年も待たずに内戦、大量虐殺が始まる。そしてジョンは忽然と姿を消すという。彼が、世界各地で虐殺の種をばら撒いているのだとしたら……。

クラヴィスらは、ジョンが最後に目撃されたというプラハで潜入捜査を開始。ジョンが接触したとされる元教え子ルツィアに近づき、彼の糸口を探ろうとする。ルツィアからジョンの面影を聞くにつれ、次第にルツィアに惹かれていくクラヴィス。母国アメリカを敵に回し、追跡を逃れ続けている「虐殺の王」ジョン・ポールの目的は一体何なのか。ついに対峙の瞬間、クラヴィスはジョンから「虐殺を引き起こす器官」の真実を聞かされることになる。


(C)Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN
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