『電撃G'sコミック 』連載、「少女騎士団×ナイトテイル」の1巻です。
漫画は美少女には定評のある犬江しんすけ氏。帯には「禁書目録」の鎌池和馬氏がコメントを寄せてます。これは以前 犬江氏が「ヘヴィーオブジェクト」のコミカライズをしていた縁なのでしょう。

冒頭にて電車の中で痴漢に遭う少女は天川しのぶ。巻頭カラー部分だけあってパンツどころかブラまで見せてしまうのは犬江氏らしいサービス精神だこと。つーか、電車内でさすがにそこまでする痴漢はいないと思うのだが(AVは除く)。けれどあり得ないことが続きます。それを止めさせた人物が問題なのだ！

ちょwww　なぜか鎧の騎士がそこに居た！www
この見開き見てマジで声出して笑ったぞ。どうしてそれまで誰一人として気が付かないんだよ。いや、この姿で改札口を通した駅員も駅員だよな！　騎士は痴漢を捕まえるも逆に不審者呼ばわりされる始末。事実そうなだけに読者としても納得してしまいます。
逃げたところを剣の鞘で一閃！　難なく痴漢を捕らえたのはいいけれど、駅員室では逆に加害者扱いされる騎士。全く踏んだり蹴ったりだな。騎士は しきりに時間を気にしており、9時には聖アグリッピナ女子学院に行かねばならないらしい。

そこで兜を取った騎士の正体は美少女でした。銀色の髪に碧い瞳。どう見ても外国人なのに名前は春日井 奏だそうだ。駅舎を逃げるように後にして、聖アグリッピナを目指す奏。ちなみに大の方向音痴だそうで(学校は違うけれど)しのぶの案内で目指してます。ヒロインが不得意とするものってあるよねー。よくあるところでは料理。食べさせる前にどうして自分で味見をしないのだろうかといつも思います。

聖アグリッピナでは鎧の少女たちが戦っていた。ここは「騎士道競技部」で戦うことを"ヘヴィファイト"といい、この漫画の世界ではよくある競技らしい。ちなみに西洋甲冑を着た大人たちが戦うスポーツが実際に存在します。下記を参考ください。
キャッスルティンダジェル
奏はこの部(というか学校)に入りたいがために来たわけですね。レギュラーである高飛車お嬢様を倒したので部活入り決定と思いきや、それは出来ないと言ってきた。なぜなら奏が「紋章なき騎士」だからだ。そこで一番強いと思われる少女と戦って決めることになりました。

結果は少女の圧勝。それもそのハズ、彼女は日本最強の騎士・エミリアだったからです。顔は優しそうだけれど内面では「紋章なき騎士」を嫌っている。それが何なのかは実際に読んでみよう。
これにより部(学校)に入れなくなってしまった奏はいったいどうすれば…。けれど世間はそんなに辛くはありませんでした。一部始終を見ていた華崎女子高校の騎士道競技部が奏を受け入れると言ってきたからです。

なぜ別の学校の生徒がここに？　と思うのは野暮ってもの。そもそも この源という生徒はエミリアの旧友らしく、腕前もかなりあるようだ。日本で最強の聖アグリッピナで日本一を取るよりも、聖アグリッピナを倒して天下を取るのはどうだと言われて奏の気持ちは決まった。こうして華崎女子に行くことにした奏ですが、彼女の困難は始まったばかりだ。

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