The Investorは31日(現地時間)、韓国サムスン製の次世代フラッグシップスマートフォン「Galaxy S8」の画面占有率が、90%を超える可能性が同社従業員によって示唆されたことを報じています。
サムスンのディスプレイ製造部門において主席エンジニアを務めるパーク・ウォンサン氏は今回、韓国ソウルにて先週開催されたディスプレイ技術のカンファレンス「IMID 2016」において、画面占有率が90%を超える新型フレキシブル有機ELディスプレイを、2017年中に登場させることを予告しました。
また同氏は、数年以内には画面占有率99%を実現させる次世代ディスプレイの投入も予定されていることを明かしましたが、上述のディスプレイが「Galaxy S8」シリーズに採用されるかどうかについては明言を避けた模様です。
なお、つい先日には、中国Xiaomiから画面占有率91.3%を実現した次世代フラッグシップファブレット「Mi MIX」が発表されたほか(過去記事)、米アップルも「iPhone 8」シリーズにおいて、“端末前面すべてを覆う構造の有機ELディスプレイ” を採用する見込みとも噂されています。
先日発表された「Mi MIX」
また、The Investorによると、パーク氏によるプレゼンテーション中には、端末前面すべてがディスプレイで覆われた特別仕様の「Galaxy S7 edge」も登場し、物理ホームボタンの廃止された新たなフォームファクタのデモ展示が行われたとのことです。
「Galaxy Note7」の販売停止という想定外の危機に苦しめられているサムスンですが、Galaxy S8シリーズが、新たに植え付けられたネガティブなイメージを完全に払拭するような魅力的な端末として登場することに期待したいところです。
[The Investor via SamMobile]
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