暁「レディは飲んでも飲まれるな!なんだからっ」
・設定やキャラなど違和感があればゴメンナサイ
・間違った知識を披露していたら笑ってください
・お酒は二十歳になってから(艦娘はほら、みんな80歳とから大丈夫)
暁「以上、注意してよね!」
多摩「まったく、提督の電コンプレックスもどうにかならんもんかにゃあ」プハ
球磨「加えて口リコンで六駆コンだからどうしようもないクマ。あ、生中おかわりクマー」プハー
多摩「カルーアミルクも追加でお願いするにゃ!」ドンッ
伊19「鳳翔さーん、こっちはおつまみが欲しいのねー!」
卯月「おつまみうーちゃんもー!」
鳳翔「はぁい、少し待っててくださいね。瑞鳳ちゃん、おつまみの方お願い出来るかしら」
瑞鳳「はい、任せてください!イク、卯月ちゃん。卵焼きで良いかなぁ?」
伊19「瑞鳳の卵焼きなら、何百個でも歓迎なの!」
卯月「ぴょん♪」
伊19「多摩はお酒が入ると愚痴っぽくなるのね」イヒヒ
球磨「察してあげて欲しいクマ。多摩も古株なのにケッコンしてるのは第六駆逐隊だけで、実質おあずけを喰らってる状態だから仕方がないクマ」ヒソ
伊19「んー……。着任順というか練度順で言えば次は多摩だろうし、もし多摩が指輪を貰えたらイクにも希望はあるんだけど……。でもてーとく、口リコンだしこの身体だと不利かもなの」ユサユサ
瑞鳳「……」キキミミピクピク
卯月(司令官、ちっちゃい子が好きなら卯月にもチャンスがあるのかなぁ)
伊19「それに提督、第六駆逐隊とはケッコンどころか、電だけでなく四人全員と『結婚』しそうな勢いだし」
球磨「それはさすがに……。……いや、あり得る話クマ。そう言えば以前霧島が、『艦娘との重婚は法律で搏られていない』とか何とか」
伊19「色々と危ないハーレムなのね」
ガララララ
鳳翔「いらっしゃいませ、空いているお席に……あら?」
暁「」オドオド
多摩「暁?」
球磨「寧ろ噂をすれば、かも知れないクマ」
瑞鳳「いらっしゃい、暁ちゃん。一人?」
暁「う、うん。えっと……どこに座っても良いの?」
瑞鳳「ええ、空いているところならどこでも大丈夫よ」
伊19「暁ー、せっかくだから隣に座るのね!」
暁「じーっ」
伊19「そんな目で見なくたって、変なこと何てしないの!多分」
暁「じゃあ……」トテトテ、ポスッ
卯月「ふぇ?うーちゃんの隣ぃ?」
多摩「妥当なところにゃ」クスクス
伊19「むー、信頼がないのね」
暁「食べr」
伊19「食べりゅうううううううううう!」
瑞鳳「あなたには聞いていないわよ」ポコッ
伊19「いてっ。えへへへ」テヘペロ
瑞鳳「もう、すっかりできあがってるんだから」
多摩(あれは割と普段からのようにゃ気が……)
卯月「暁ちゃんもぉ、卵焼き。一諸に食べるぴょん」
暁「じゃ、じゃあ暁もいただくわ」
瑞鳳「はーい!」
球磨「クマー!」
多摩「にゃー」
鳳翔「暁ちゃん、はい。お水失礼しますね」
暁「あ、うん……ありがとう」
伊19「でも暁、本当に珍しいのね。いつも晩ご飯は間宮で食べてたのに」
球磨「確かに、少なくとも夜にここで見たことはなかったクマ」
鳳翔「昼は定食なんかもやっていますけど、夜は完全に居酒屋モードに入っちゃいますから……」
卯月「でも、夜でも鳳翔さんの料理はとっても美味しいぴょん!お酒にも良く合うしぃ~」
多摩「なんだかんだで卯月も、すっかり常連さんにゃあ」
伊19「常連って言っても、那智や準鷹には及ばないのね」
球磨「あの辺りは生粋の酒飲みだから別次元クマ」
瑞鳳「確かにね」クス
鳳翔「暁ちゃん、食べたいものがあれば言ってくださいね。メニューに載っていない料理でも、お出しできますから」
瑞鳳(チキンライスと旗の用意、しておこうかな)ゴソゴソ
暁「…………さぃ」
鳳翔「うん?」
暁「れ、レディに合うお酒を、くださいっ!」
瑞鳳「」ポカン
球磨多摩「」ポカン
卯19「」ポカン
鳳翔「え……えぇっと……。少し、待ってくださいね」ニコ
暁「え、ええ!」ドキドキ
伊19(これはまた……)
多摩(何かあったのかにゃあ……)
瑞鳳「は、はい」コソッ
暁「そわそわ……」ドキドキ
鳳翔「瑞鳳ちゃん。暁ちゃんって……お酒、飲めるの?」
瑞鳳「うーん、と……あまり飲んでいるイメージはないですね……」
鳳翔「どうしましょう……何を出したら、暁ちゃんは喜んでくれて、満足できるのかしら……」
瑞鳳「そうですね……」チラ
暁「……」ジーッ
瑞鳳「さすがにジュースで誤魔化すのは、かわいそうですし……」
鳳翔「艦娘だからアルコールも問題はないのでしょうけれど……卯月ちゃんも飲んでいるし。でも普段お子様ランチを美味しそうに食べている姿を見てると、何とも……」
瑞鳳「実は体質的に酒飲みだった、とかなら良いですけど。もし下戸なら、それも嫌な思いさせちゃうだろうし……」
鳳翔「鎮守府カウンターバーでもジュースしか飲んでないものね……」
暁「……」
瑞鳳「やっぱり、そこが無難ですね。飲み過ぎないようにだけ注意してあげれば」
鳳翔「丁度多摩さんにカルーアミルクを出していますから、それにしましょう。きっと気に入ってくれるはずです」
瑞鳳「……」
鳳翔「瑞鳳ちゃん?」
瑞鳳「その、思ったんですけど……。暁ちゃん、『レディに合うお酒を』ってオーダーだったから、甘すぎると逆に子供扱いされてるって思っちゃうかも……」
鳳翔「……なるほど、そうね」
暁「……」
鳳翔「梅酒なら、水割りやソーダ割りで濃さも味も変えやすいし、良いかもしれませんね」
瑞鳳「レディに似合うお酒……梅酒は老若男女、どの世代が飲んでも周囲の目から違和感を覚えにくいお酒ですし、それに卵焼きにも合う!」
鳳翔「確かに、少なくとも甘いカクテルよりは卵焼きに合いそうね……」
瑞鳳「梅酒で決定ですね。長年つけ込んだ、鳳翔さん特性の梅酒もあるわけだし。よーし、そうと決まったら早速」
鳳翔「……」
瑞鳳「鳳翔さん?」
鳳翔「瑞鳳ちゃん……一つだけ引っかかることがあるのだけれど。暁ちゃん……梅がダメって事、ないわよね?」
瑞鳳「……あー……」
鳳翔「梅酒はお酒の中でもさらりとしていて飲みやすくはあるけれど、あの癖のある味がダメだって人も少なからずいるから……」
鳳翔「それも一つの手なんだけれど……。……わざわざ居酒屋に来てまでお酒を頼む彼女のプライドに対して、どうなのかと……」
瑞鳳「最早どこに地雷があるか分からないですね……」
鳳翔「……」
瑞鳳「……」
二人「はぁ……」
鳳翔「難しく考えるのは、やめにしましょうか」ニコ
瑞鳳「そうですね。そうしましょう」クス
暁「……。……」
司令官「それで、結局出てきたのが甘酒だったと」
暁「……」グスッ
司令官(ダメだ、笑っちゃいけない雰囲気だけど超面白い。というか可愛い)
暁「甘酒が、お酒じゃないことくらい暁だって知ってるんだから……」
暁「二人ともひそひそ話してたけど、暁には全部聞こえてたし……」
暁「でも、そこで怒るのはレディじゃないし……ちゃんと出された物は飲まなきゃって、泣きそうだったのも我慢だってして……」グスグス
司令官「……偉いな、その態度は立派なレディだよ」
暁「当然よっ、暁は一人前のレディなんだから!」グス
暁「最終的におとそか甘酒かって話になった時もじっと口をつぐんでいたんだから……」
司令官「は?お屠蘇?」
暁「おとそ」
司令官「」
――――
――――――――
鳳翔『正月じゃないけれど、屠蘇散を使ってお屠蘇を振る舞いましょう』
瑞鳳『屠蘇なら砂糖で甘みも加えられますしね』
鳳翔『あ、でも日本酒を入れるのは危険だから本みりんだけで溶かしましょうか……』
瑞鳳『でも、最早それってお酒じゃないですよね』
鳳翔『……せめて名前に酒と付いているこっちにしますか』
瑞鳳『そうですね、そうしましょう』
暁『……』
――――――――
――――
――
暁「……」ウルウル
司令官「」
司令官「」
司令官「……っふ!」ブフッ
暁「!!!!!」
暁「っ、司令官なんか……もう、知らないんだからぁっ!!」ダッ
司令官「ま、待て!待ってくれ暁!」グイッ
暁「やぁ!はーなーしーてぇ!」ジタバタ
司令官「悪かったって……吹き出したりなんかして、ごめんよ」ギュウ
暁「うー、うぅー……」ポロ
司令官「……」ナデナデ
暁「そう、やって……みんな私を、っ……子供扱いするんだもん……」グスグス
司令官「……これは子供扱いなんかじゃないさ」ナデ
司令官(う……振りむいた暁の顔がすがりつくようで……、目元は今にも決壊しそうだ)
司令官(全く……)ポム
司令官「ほら……良くドラマなんかでもあるだろう?大人の女性でも、こうやって彼氏に頭撫でられたりさ」
暁「!」カァ
司令官「あー、だからな……安心しろ、僕は今暁を一人のレディとして、慰めてるつもりだから」ナデナデ
暁「っ……。……」ボスッ
暁「ひくっ……うぅ、ぐす……っ」
司令官「よしよし……」ナデナデ
司令官(目を見開いたかと思えば胸元に顔を埋めて肩をふるわせる様子はまごう事無き天使)ナデ
コメント一覧
-
- 2016年11月04日 22:54
- 紳士ぶってるけどロ◯コンやんけ!
-
- 2016年11月04日 22:57
- 何かどこかで読んだ気がすると思ったら、この作者さん久しぶりだな。
これ、暁の話の続きと考えると暁報われてよかったなぁ……。
-
- 2016年11月04日 23:41
- アルコールは脳細胞を破壊する
この仕事を長く続けたかったら、酒は控えるべきだ
-
- 2016年11月04日 23:52
- これはできる長門
-
- 2016年11月04日 23:54
- ローソンネタ出ててよかった
米3
酒ネタやる度に出てくる軍曹だな