的場梨沙「晴との子供を授かった」
梨沙「え、ええ……」
晴「良かった……オレ達の子供なんだな……!」
梨沙「(そっか……アタシと晴の子供なんだ……やっと実感が湧いてきた……)」
晴「これから色々大変かもしんねーけど、オレも頑張って支えるからな!」
梨沙「(ずっと欲しかった、2人の子供……!)」
このSSは百合とかiPS細胞への過信とか色々あるので気を付けてください
ちひろ「はい、この件に関しては少しの間は療養と公表して、梨沙ちゃんの体力に余裕が出てか
らきちんと結婚と妊娠を発表する事に決まりました。梨沙ちゃんも晴ちゃんもそれで構いません
ね?」
梨沙「うん、アタシはそれで大丈夫……でも、ビートシューターのファンとかがちょっと心配な
のよね」
晴「そうだよなー、一応これってスキャンダルってやつだろ?」
ちひろ「う~~ん……まあ2人が交際してるのは何となく公然の秘密みたいになってますし、大
丈夫じゃないですか?」
晴「そうだったのかよ!?」
ちひろ「知りません? 同じ大学への進学が決まった時とか週刊誌がどこもかしこもセンテンス
スプリングしてましたよ」
梨沙「あの辺りは仕事と学校でバタバタだったもの」
ちひろ「ともかく10年以上やってるコンビですから。ファンも簡単に離れたりしないでしょう
」
梨沙「それならいいわ。ママになったらそっちでも売り出してファン倍増よ!」
ちひろ「その意気ですよ♪」
梨沙「なによ、アンタにしては珍しく不安そうな顔してるじゃない」
晴「そりゃあこんなの初めてだからさ……」
梨沙「誰でもそうなんだから大丈夫よ。それにアンタが隣にいれば心細い事なんて1つもないわ
」
ちひろ「……私もう帰りますね?」
晴「へへっ、そう言われたら不安な顔してる場合じゃねーな!」
梨沙「そうそう。晴はどんな時も笑っていて。それが一番落ち着くんだから」
ちひろ「うわあもう完全に2人の世界だ」
晴「とりあえずアレだよな! 体冷やさないようにしねーとな! オレのジャージ貸してやるよ
!」
梨沙「それは普通にいらない」
晴「ちひろさん暗いオーラ漂わせながら帰ってったな」
梨沙「同僚のアプローチにあんだけ鈍感なのに結婚したいんだかしたくないんだか」
晴「……ってそうだよ! 子供もできたんだから梨沙の親御さんに挨拶して籍も入れねーと!」
梨沙「それもそうよね。でもうちのパパ何て言うかしら」
晴「ま、まあ、付き合う時の報告じゃ優しかったし大丈夫だろ……?」
梨沙「デキ婚の報告となるとどうかしらね~?」
晴「お、おい、不安にさせんなよ……」
梨沙「まっ、アタシを貰うんでしょ? 責任はきっちり果たしなさいよ、晴♪」
晴「……という訳で、その、順序が入れ替わったんですけど……梨沙さんを、オ、オレにください。絶対に! 絶対に一生大切にしますんで!」
梨沙「パパ、アタシからもお願いします。晴と幸せになる未来を選びたいの」
的場パパ「式の日取りとかは決まってるの?」
晴「お義父さんの言う事も分かります、でも……えっいいの!?」
的場パパ「えっ? 一回反対した方が良かった? やり直す?」
晴「いや大丈夫です! ありがたく頂戴いたします!」
的場パパ「お口に合うとよいのですが」
梨沙「旅行のお土産みたいに言わないで!!??」
梨沙「すごいあっさりしてたわね」
晴「ある程度予測してたって感じだな」
梨沙「親ってそういうものなのかしらね」
晴「じゃあオレの親父もそんなに驚かねーかもな」
梨沙「無駄にマッチョだしね」
晴「マッチョ関係なくね?」
結城父「なにぃいいいいいいいいい結婚!!!!!!!!!???????」
梨沙「鼓膜破れそう」
晴「めっちゃ驚いてるなー」
結城父「バカなっ!!! 妊娠までっ!!! 晴、責任取りなさい!!!!」
晴「だからその話をしに来たんだよ!!」
結城父「これ、親戚から届いたミカンあるから持って行くといい!!!酸っぱいもの!!!」ドサッ
梨沙「うっわ段ボール4箱もある」
結城父「それにしてもガサツな晴が結婚とはな!!! だが梨沙ちゃんなら安心だ!!!」
晴「親父に似たんだよな……」
結城兄「ただいま!!! 梨沙ちゃんおめでただって!!?? これミカン買ってきたから!!!」ドサッ
晴「早すぎだろ……」
梨沙「ミカン5箱になったんだけど」
ピンポーン
結城兄2「聞いたよ梨沙ちゃん!! ミカン買ってきたからどうぞ!!」ドサッ
梨沙「連携とか取れないの!?」
結城父「うちの長男がバナナ送るそうだ」
梨沙「酸っぱくないでしょ!!」
梨沙「相変わらず騒がしい人たちよね」
晴「ゴメンな……こんな家族で……」
梨沙「いいのいいの。いざという時は頼りになると思うわ」
晴「だといいんだけどなあ」
梨沙「それより、子供の名前とか、アンタも色々考えなきゃいけない事があるんだからね!」
晴「そうだよなー……男の子だったらメッシとかでいいか?」
梨沙「いいわけあるか!!」
梨沙「まずサッカーから離れてくれない!?」
晴「それはお前がパパから離れるくらい大変だろ!?」
梨沙「離れたわよ!!」
晴「ッ!」
梨沙「離れる決心をしたの! パパじゃなくて晴と生きていくって決めたの!」
梨沙「子供ができた時のアンタの笑顔を見て、アタシはアンタを選んだのよ!?」
梨沙「ううん……でも晴には分かってほしかったの。決して簡単な決断じゃなかったって……」
晴「わかった……オレも梨沙が一番大切だ。それは曲げない」
梨沙「怒ってごめんなさい……でも、ありがとう……」
晴「2人の子供だ、名前も一生懸命考えるから」
梨沙「2人で頑張りましょ♪」
桃華(ドアの前)「挨拶に来たのに、入りづらいピンクのオーラがドアの隙間から漏れてますわね……」
晴「なんだ桃華、挨拶に来てくれたのか」
桃華「ええ、同僚のご懐妊とあらば当然ですわ」
梨沙「そう言って貰えると嬉しいわ」
桃華「お気になさらず。ハーブティーもお持ちしましたわ。よければお飲みになってくださいまし」
梨沙「ありがとう、桃華!」
桃華「いえいえ。雪乃さん達に相談して選びましたので、お礼はそちらにお願いします」
桃華「それと伝言もお預かりしていますの。皆さん『おめでとう』だそうですわ」
梨沙「色んな人に支えられてるって実感するわね……」
晴「ヘヘッ、サンキューな!」
桃華「それではわたくしはこの辺で」
梨沙「うん、励みになったわ。いつでも遊びに来ていいのよ!」
桃華「そうしますわ……っと、最後に1つ」
桃華「結婚生活に重要な袋は3つあると言いますが、生憎お2人は玉袋は持っていません。しかしお袋が2人いるのできっと大丈夫ですわ!」
梨沙「最後の最後に下ネタ要る!?」
梨沙「ウッ、グッ、オエエッ……」
晴「おい、梨沙、なあ、大丈夫か?」
梨沙「うん……つわりが来たみたい……」
晴「そ、そうか、何かできる事はあるか?」
梨沙「とりあえず水ちょうだい……」
晴「ほら、ゆっくり飲めよな……あ、そうだ、アロマオイル試すか? 美憂さんから貰ったヤツ!」
梨沙「そうね……気が紛れるし……」
晴「梨沙、ウ○コまだか?」
梨沙「ゴメン……もうちょっとで出そうなんだけど……」
晴「焦らないでいいからな? 傍にいてやるからな?」
梨沙「いや離れなさいよ! トイレには付き添わなくていいわよ!」
晴「なんだっけほら、ラボーナ法?」
梨沙「ラマーズ法! 今は関係ないし……あっ出そう! ちょっとどっか行って!」
晴「梨沙、検査どうだった?」
梨沙「うん、特に問題もないみたい」
晴「身体には気を付けてくれよな」
梨沙「分かってるわよ。車の送り迎えありがと♪」
晴「いいっていいって。当然の務めだしな」
梨沙「仕事忙しいんでしょ?」
晴「まぁ~~でもユニットの仕事は休止中だからな。トントンだろ」
晴「そうだなあ……経済的な話も考えないとだよなあ……」
梨沙「だから暗い顔しないの。アタシ貯金はちゃんとしてるから」
晴「まっそうだな、梨沙が頑張る分オレも仕事で還さないとな!」
梨沙「期待してるわよ、あなた♪」
晴「その響きに弱ぇんだよな~~……」
晴「最近つわりとか落ち着いてきたじゃん」
コメント一覧
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- 2016年11月04日 22:08
- ※1の言ってる意味がわからない…
アイマスのネタじゃないよな…?
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- 2016年11月04日 22:13
- スマホじゃ読みづらいんじゃこういう書き方
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- 2016年11月04日 23:05
- オチでP出るかと思ったが出番なしか
割と面白かった
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- 2016年11月04日 23:31
- アイドル同士が結婚して子供も作れる
なんと素晴らしき世界よ
というわけで新田ーニャ編はよ
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- 2016年11月04日 23:52
- まあ男同士でも子供は作れるし、女同士でもなくはないのかな
-
- 2016年11月04日 23:54
- ヴァン○レッド
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