ウルトラマン ニュージェネレーションバトル
※ストーリー性はないです
※制限時間って何だっけ
※本編との繋がりはないライブステージみたいなノリです
―――ギンガスペース
ヒュオオオオオ……
ショウ「ぐっ……何だいきなり!?」
ヒカル「雪の季節には早すぎるぜ。何かの怪獣が出たのか……?」
『怪獣ではない。超獣だ』
二人「「!」」
ショウ「この声は……」
ヒカル「まさか……!」
『ワハハハハ! 久しぶりだなぁ、ウルトラマンギンガ! ビクトリー!』
ショウ「お前は……」
ヒカル「ヤプール……!!」
ショウ「馬鹿な、お前は確かにあの時……」
ヤプール『フフフ、ヤプールは不滅だ。別の宇宙に俺と共鳴するマイナスエネルギーが満ちていてな、それによって復活を果たしたのだ!』
ヒカル「くっ……しつこい野郎だぜ。この吹雪はお前の仕業か!」
ヤプール『その通り。出でよ、超獣アイスロン! スノーギラン! フブギララ!』
「ヒャホホホホホホホ!!」 「ガァオオオオオン!!」 「オォォォォォン!!」
ショウ「こいつらは……超獣か」
ヒカル「ご丁寧に三体も呼びやがって。やるぞ、ショウ!」スチャッ
ショウ「ああ!」バッ!!
『ウルトラーイブ! ウルトラマンギンガ!』 『ウルトライブ! ウルトラマンビクトリー!』
ギンガ「ショウラッ!」
ビクトリー「ジュアッ!」
ヤプール『フフフ……行け、超獣軍団!』
アイスロン「ヒャホホホホホホッ!!」
ギンガ「デェイヤッ!」
襲い掛かってくるアイスロンを迎え撃つギンガ。
振るわれた鞭を屈んで躱し、タックルを入れる。
アイスロン「ヒュォォルルルルル!!」
ヒカル『この程度の吹雪、ギンガには通用しないぜ!』
ギンガ「ギンガファイヤーボール!!」
ギンガのクリスタルが赤く染まり、周囲に火球を形成した。
吹雪を消し飛ばしながらアイスロンに突き進む。しかし――
フブギララ「ゴオオオオッ!!」
フブギララが両目から放ったレーザーに相殺された。
ギンガ「!」
フブギララ「ゴオオオオオッッ!!」
続いてその口から冷凍ガスが吐き出される。
アイスロンも加わり、ギンガを極寒で包み込む。
ギンガ「グッ……デアァッ……!!」
ビクトリー「ジュアッ!」
スノーギラン「グオオオオオン!!」
時を同じくしてビクトリーはスノーギランと交戦していた。
ビクトリー「ハァッ! ドリャッ!」
ジャブを数発、続けざまにハイキックを繰り出すが、意外にも身軽なスノーギランの動きに躱されていく。
スノーギラン「ガァオオオオンッ!!」
ビクトリー「ジュアッ……!!」
スノーギランが放つ冷凍光線に悶えるビクトリー。
辛うじて横に転がり、更に距離を取る。
ショウ『だったら……これだ!』
『ウルトランス! EXレッドキング・ナックル!』
ビクトリーの右腕にEXレッドキングの太い腕が重なった。
ビクトリー「オォォ……!! デヤッ!」
炎を溜め込んだ腕を振ると火球が放たれ、スノーギランを襲った。
しかしダメージになっている様子はない。超獣の身体からは絶えず冷気が放出されており、命中した時には威力は弱まってしまっていたのだ。
ビクトリー「ドリャアアッ!!」
ならばと、拳を地面に叩きつける。地中からマグマのようにエネルギーが噴き出し、一直線に地面を這い進む。
スノーギラン「グオオオオオオッ!!」
するとスノーギランが地面に向けて冷凍光線を放った。
マグマが凍らされ、勢いが止まってしまう。
ビクトリー「グッ……!」
ヤプール『ハッハッハッ! ウルトラ戦士は寒さに弱いということは分かっている! この冷気の中では本来の力を発揮できまい!』
フブギララ「オ゛ォォォォン!!」
動きが鈍くなっているところにフブギララが突っ込んでくる。
ギンガ「グッ……! ディヤッ!」
防御姿勢をとってパンチの連打を凌ぎ、反撃に転じる。
しかし突き出した拳は軽やかに避けられてしまう。ウルトラマンとは対照的に、超獣たちは寒さの中で活発になっていた。
アイスロン「ヒャホホホホホ!!」
空いた背中にアイスロンが鞭の連撃を加える。
厚く積もった雪の中にギンガが倒れる。
ヤプール『今こそ復讐の時! 一気にトドメを刺してしまえ!!』
次元の歪みからヤプールが声を張り上げた時だった。
「――セエアッ!!」
吹雪が吹き荒れる空中にワームホールが開き、中からウルトラマンが飛び出してきた。
ヤプール『!』
ヒカル『あれは!』
ヤプール『貴様……ウルトラマンエックスだな!』
エックス『その通り。そういう貴様は悪名高いヤプールだな』
ヒカル『エックス! どうしてここに!?』
大地『久しぶりです、ヒカルさん、ショウさん! 次元の歪みを感知してエックスが教えてくれたんです。これは邪悪な気配がするって』
ヒカル『頼りになるぜ、二人とも!』
ヤプール『グッ……だが貴様もウルトラマンならばこの寒さに弱いはず!』
エックス『それはどうかな?』
ヤプール『何……!?』
そう言うとエックスは身体を縮こめた。
その身体に赤いエネルギーが溜め込まれていく。そして勢いよく広げると同時に、一気にそれを解き放った。
エックス「アタッカー……エーーーーックス!!!」
巨大なX字の炎が地上に着弾する。
膨大な熱量が雪を溶かし尽くし、その熱気が吹雪をも水に変えてしまう。
ざあああああ……っと雨のように水滴が落ちる中、エックスが地上に降り立つ。
ギンガとビクトリーも立ち上がった。
ヒカル『サンキュー。助かったぜ』
ショウ『大地、行くぞ!』
大地『はい!』
「ショラッ!」 「ハア――セェヤッ!」 「ジュアッ!」
ヤプール『ぐぐ……負けるな、超獣共ぉ!!』
アイスロン「ヒョホホホホ!!」
アイスロンが鞭を振るうが、ギンガは逆にそれを掴んだ。
ぐいっと引き寄せ、膝蹴りを見舞う。肘打ち、裏拳と続け、反撃の間を与えない。
ギンガ「デヤッ!」
アイスロン「ヒョホホルルルルル……」
仕舞いには蹴り飛ばし、距離を取る。
両腕を交差させ、身体の前に円を描くように回す。両腕が一直線になったと同時に、全身のクリスタルが深い青に輝いた。
ギンガ「――ギンガクロスシュート!!」
アイスロンが最後の抵抗に放った冷凍光線を問答無用で押し返し、流星のような光線が激突する。
照射が終わると同時に超獣の身体が崩れ落ち、爆発した。
スノーギラン「ガァオオオオオン!!」
ビクトリー「ジュアッ!」
突進してくるスノーギランだったが、ビクトリーの動きの方が速かった。
飛び蹴りを腹に食らわせる。怯んだところをEXレッドキングの拳で追撃する。
スノーギラン「グオオオオオオン!!」
ショウ『これで決める!』
『ウルトランス! ハイパーゼットン・シザース!』
纏ったハイパーゼットンの鋏をスノーギランに突き立てる。
そこに一兆度の火炎が燃え盛り、超獣の身体が派手に吹き飛んだ。
フブギララ「ゴオオオオオッッ!!」
エックス「テヤッ!」
エックスはフブギララと対峙していた。
素早い動きから放たれるパンチやキックを何とかいなしていく。
エックス「Xクロスチョップ!」
フブギララ「オォォォォッ!!」
エネルギーを纏ったチョップもその腕力で相殺されてしまう。
フブギララ「ゴオォッ!!」
エックス「!」
両目から放たれた光線を横っ飛びして躱し、同時にXダブルスラッシュを放つ。
それに相手が怯んでいる隙に、大地はサイバーカードをデバイスにセットした。
『サイバーベムスター ロードします』
エックスの上半身にベムスターを模した紫色のアーマーが装着される。
『サイバーベムスターアーマー アクティブ!』
フブギララ「オォォォォオオッ!!」
フブギララが冷凍ガスを吐く。エックスは左腕の盾を構えた。
その中心にガスが吸収されていく。攻撃が止むと、エックスは盾を翻し、地面に突き立てた。
大地『ベムスタースパウト!』
反射された冷凍ガスがフブギララに襲いかかる。身動きが鈍くなり、仕舞いには凍り付く。
『サイバーゴモラ ロードします』
ゴモラアーマーを装着したエックスは、その両爪を固まったフブギララに向けた。
大地『――ゴモラ振動波!』
エックス「――イィッ、サァーーッ!!」
青い波動が伝わり、フブギララの身体は粉々に砕け散った。
ヤプール『チィッ……』
ヒカル『どうだ! これでお前の野望も終わりだ!』
ヤプール『フン……だがこうなることも想定内だ』
ショウ『……何?』
ヤプール『貴様らウルトラ戦士の絆が固いのは昔からよく知っている。だがその絆が貴様らを敗北へと導くのだ!』
大地『……?』
エックス『何を言っているんだ』
ヤプール『出でよ! ベロクロン! バラバ!』
「グォオオオオオン!!」 「キィィィィイイッ!!」
ヤプール『そしてこれが我が切り札……出でよ! エックスキラー!!』
ショウ『なにっ』
ヒカル『エックスキラーだと……!?』
エックスキラー「――――」
翡翠色の瞳を持つ人型ロボットが出現する。
右手の刃物を構え、脇目も振らずエックス向けて駆け出す。
エックス「――シュアッ!」
それを迎え撃つエックス。
振り下ろされた刃物をゴモラアーマーのアームアーマーで防ぎ、空いた懐を爪で斬りつける。
エックスキラー「
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