「県警は沖縄・高江から帰れ！」 市民団体が抗議集会
カナロコ by 神奈川新聞 11/5(土) 19:56配信

【時代の正体取材班＝田崎 基】沖縄県高江地区周辺にある米軍北部訓練場でのヘリコプター離着陸帯（ヘリパッド）建設に反対する市民に対し、他県から派遣された機動隊が強制排除を行っている問題で、神奈川県内の市民団体有志によるグループが５日、ＪＲ桜木町駅前（横浜市中区）で集会を開いた。６０人ほどが参加し「ひどい人権侵害が機動隊によって行われている。本土の私たちが反対しなければいけない」と呼び掛けた。

　県内の既存十数団体とその有志が１０月に立ち上げた「市民ネット・沖縄から帰れ！神奈川県警」の主催。集会ではメンバーや、駆け付けた市民がマイクを握りスピーチした。

　１日から３日間、沖縄・高江へ行っていたという主婦は、「権力が法を守らず暴力を振るっている。私たち市民がいったい何をしたというのか。私たちの税金で何をやっているのか。本土にいる私たちが手を取り合わなければ、こんな無法は止められない」と怒りの声を上げた。

　友人と観光で桜木町を訪れていた女子大生（１８）は「沖縄に基地はいらない」というプラカードを指さし「本当にその通り。高校生のとき修学旅行で沖縄へ行き、今ある基地と過去を知った。訓練施設も造るべきではない」と話し、街頭での署名に応じていた。

　主催グループは集会後、県警本部へ行き、県や県公安委員会、県警本部への抗議文を手渡した。

　沖縄県公安委員会からの要請を受け、神奈川県警からも７月以降、機動隊員や車両などが派遣されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00013209-kana-l14