『不滅のあなたへ』第1話感想 「聲の形」作者が描く新連載は、スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥっとする
劇場版が公開し大ヒットとなっている「聲の形」。その原作を担当した大今良時さんの新連載が、11月9日発売の週刊少年マガジン50号よりスタートしました。タイトルは「不滅のあなたへ」。2年ぶりの新連載、さっそく感想レビューを行います。ネタバレを含んでいますので、ご注意ください。
『不滅のあなたへ』感想レビュー
久しぶりにスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥっとする作品に出会いましたね。スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥっていうのは自分なりの表現なんですけど、これをどう説明したらいいのか…希望も絶望もあって、うれしさやかなしさもあって、でも気持ちが高鳴ることや落ち込むことはなくって、こう、スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥっとしました。
この気持ちは、前作『聲の形』に近いと思います。これ、アニメ映画の感想レビューで書いたんですけど、アニメ版は誰が見ても楽しめる、見やすい作品で、感動も多かったんですけど、原作では半分くらいいやそれ以上辛い展開も多くて、胸糞悪い展開も多くて、全体で見ると気持ちの上下は偏差値50%くらいなんじゃないでしょうか。そういう意味では「不滅のあなたへ」は似ているかも。ただまあ第1話ではどっちかというと、気持ちが高鳴ることはなく、落ち込むこともなかったので、まあ気持ちの上下はあんまりないので50%。もちろんこれからの展開がどうなるのか、それが分からないので何とも言えませんが。
<関連記事>
『聲の形(こえのかたち)』アニメ映画感想レビュー 将也と硝子の物語、映画で再び感動そして涙
『不滅のあなたへ』の超簡単なあらすじ
あらすじを書くのがちょー苦手、そもそも文章書くのが大の苦手でセンター試験の現代文は漢字しか正解できなかったといっつも言ってる自分が「不滅のあなたへ」のあらすじを書きます。
もともとは「球」だった存在が、地球?のような世界に投げ入れられ、石の姿になって、コケになって、そしてレッシオオカミの姿になって…そして、一人の人間と出会う。
誰一人としていない、極限の雪の世界で、少年と元「球」…ジョアンと名づけられたオオカミが一緒になって生活。だけども少年は世界を知るために、今住んでいる場所を出る。その途中、矢印の書いた石を見つけて、その道を進んでいく。
途中足を怪我しようとも、矢印に向かって進む少年とオオカミ。先には楽園がある…そう思い続けて進むが…その先にはつぶれた街らしきものと、矢印に×が書かれた石があった。
住んでいた場所へ戻った少年だけど、足の怪我がどんどん悪化。立ち上がるのも大変なほどになって、最後はジョアンに「僕のこと……ずっと覚えていて」と言って、最期を迎える…。
その死が刺激となったジョアン…元「球」は、少年の姿になり、新たな刺激を求めて外へ出た。
久しぶりに感じた「未知」
「久しぶりに感じた「未知」」などとカッコイイクールなセリフ考えてしまったんですけど、ホントにこの作品は未知だと思います。まず、ジョアン…「球」って何だ?というところや、人間はいるのか?いないのか?とか、そもそもこの世界は一体何だ?とか…そして何より、第2話以降の展開が全く読めないのが、この作品気になるところですね。
これに関しては、第1話では何も分からない、未知のものを読んだという印象しかありません。つまりはよ第2話以降読ませてくれってこと!
「聲の形」原作終了2年、劇場版見て2ヶ月、感動作というか、心揺さぶられる作品を求めている自分としては、大いに期待したいところ。ただ第1話を見た時点では、長編作品にはならないかなぁって。ぶっちゃけると週刊連載よりも月刊連載のほうが良かった気もしつつ、楽しみにしています。
あと、この少年を見て石田将也のお母さんを思い出したのは自分だけでいい。
あと、偏差値50%などという概念はないです
同じく
不滅のあなたは果たして一人なのだろうか
早バレ、ネタバレと思われる書き込みについても場合によっては削除の対象となります。
(こちらではネタバレ書き込みと判断が難しいので、ネタバレでない場合は「予想」など一言添えて書き込んでいただけるとうれしいです)