MMD研究所は、15歳~69歳の男女4412人を対象に実施した「シェアリングエコノミーサービスに関する調査」の結果を公開しました。クルマや部屋、ブランド品などを所有せずに利用できる、いわゆるシェアリングエコノミーサービスに関する認知度や利用経験を聞いたもので、調査期間は10月21日〜22日です。
次に、利用経験があると回答した人に、利用したことがあるサービスを複数回答で聞いたところ、空部屋シェアサービスの「Airbnb」と配車サービスの「Uber」が38.1%で同率首位となり、ブランド品レンタルサービス「Laxus」が26.6%で3位になりました。
また、認知・利用の有無にかかわらず、各サービスの説明を行った上で、シェアリングエコノミーサービスへの興味を聞いたところ、41.2%が「興味がある」と回答しました。
さらに、利用してみたいサービスを複数回答で聞いたところ、首位が「Uber」(28.1%)、2位がUberのデリバリーサービス「UberEATS」(25.6%)、3位が駐車場シェアサービスの「akippa」(24.2%)という結果になりました。
最後に、シェアリングエコノミーサービスを利用したいと回答した人を対象に、個人の自宅や自動車などをシェアするサービスを利用する場合、どちら側として利用したいかを質問。すると、「提供する側として利用したい」が12.7%、「提供される側として利用したい」が41.5%となり、大きく差が開きました。
"借りたい人"に比べて、"貸したい人"が少ない状況が、シェアリングエコノミーサービスの利用が伸び悩んでいる要因のひとつと言えるかもしれません。