2016年レコ大は中止か。TBSが実施について無回答！一方LDHでは買収の証拠流出の犯人探しが激化

2016年11月09日 09:03 | 男性芸能人＞その他

三代目JSBが2015年のレコード大賞を受賞したのは所属するLDHが1億円でバーニングプロダクションに依頼し買収した結果であると週刊文春が報じた件で、TBSが今年のレコ大の実施について「無回答」としたと報じられています。
一方でLDHは証拠流出の犯人探しをしているということで…
→ ranking

※Unfair Worldですからね[楽天市場]

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Unfair World (CD＋DVD) [ 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE ]
価格：1749円（税込、送料無料) (2016/11/9時点)

まずレコード大賞とTBSについての説明ですが、取り仕切っているのは主催者である日本作曲家協会であり、TBSは授賞式の模様を“中継しているだけ”という立ち位置です。

そのため、今回明らかになった不正を含めて各賞の選考に関してTBSはノータッチと言ってもいい存在とのこと。

ただ、TBSは視聴率のためにも若手アーティストが多く受賞してくれたほうがありがたく、一方の日本作曲家協会は自分たちの身内である演歌歌手に受賞させたいというせめぎあいがあるため、ノミネートの段階で両者のバランスを調整しているんだとか。

今回強く発言権を持つとされたバーニングが推すのは若手アーティストであるため、その点ではTBSの意向と重なりますね。

そんなTBSが取るべき態度について、上智大学教授が指摘しています。

[以下引用]
上智大学文学部新聞学科教授の水島宏明氏は、次のように指摘する。

「事の重大性を考えると、TBSは社内で検証委員会を設けて調査すべきです。少なくとも、どういう対応をするのかを対外的に発表すべきだと考えます。毎年、『厳正な審査の末に選ばれた』という言葉を使ってレコード大賞の各賞を発表しています。また、『NHK 紅白歌合戦』でも『今年のレコード大賞』などとアナウンスされます。これは、レコード大賞の『権威』が公共性を持っているという証です。その審査が厳正ではなく、金で動いていた疑惑が持たれている以上、当該局であるTBSには社会的な責任があります。『改めて調べる』のか、それとも『調べない』のかを明らかにしてほしい。電波という公共物を使った番組である以上、そこを曖昧にすることは許されません」
[ビジネスジャーナル]

これはもう、そのとおりですよね。

よく出てくるBPOの調査対象にもなりそうですが、それよりはTBS自ら調査委員会を設置してきっちり調べるべきだと思います。

しかし、ビジネスジャーナルがTBSに今後どのような対応・対処（調査等）を行う予定なのか、また、今年もTBSはレコ大授賞式を放送する予定なのか質問したところ、「無回答とさせていただきます」という回答があったとのこと。

「無回答」ですから、中止なのか実施なのかどちらともわからないということです。

一般人的に考えれば調査委員会を設置して、レコ大の放送は中止、でしょうね。

選出は日本作曲家協会、TBSは放送しただけとはいえ、日本全国に不正の結果を放送したというのは事実です。

昨年までのことは「知りませんでした」とするにしても、今年週刊文春が証拠付きで報じた以上、その膿を出しきらないまま今年も放送するとしたら、今後誰が何を受賞しても買われた賞にしか見えないですし、それを放送するTBSは国民を騙す片棒を担いているように見えます。

審査員にはTBSの関係者も含まれており、その人たちがどの程度その不正に関わったかも不明だということですからなおさらです。

※受賞するほうが恥ずかしい賞になりました。

日本レコード大賞 50th Anniversary Vol.1: 1959年-1984年 - ARRAY(0x10ef9050)
[Amazon]

けれども、一般人とは違う常識で動く業界では違うかもしれません。

今回の不正を大手マスコミは一斉スルーしている以上、TBSもスルーして何もなかったように放送することもできますしね。

マスコミがスルーするのは、同賞の審査委員を『ニッカン』や『スポニチ』、『サンスポ』、『デイリー』、『東スポ』などスポーツ紙6紙、『読売』や『毎日』、『日経』、『産経』、『東京』、『夕刊フジ』などの新聞記者が務めていることや、今回の不正自体が、大手の芸能事務所・マスコミ・音楽会社が業界の枠を超えて癒着して実現した不正であり、日本の芸能界の暗部を象徴するような出来事であるためであるとされています。

そんな中、TBSが正義漢ぶって調査委員会を設置したりしたら、逆に業界的にはなにやってんだ！ということになるのかも。

そんな事態を生んだLDH内では犯人探しが激化中だとか。

サイゾーによると、犯人候補には過去週刊文春にLDHのブラック部分を暴露した人物だという見方もあるものの、別のところから漏れたと見る役員もいて、ただの事務処理の女性にも「あの子は大丈夫なのか」と疑いの目を向けているんだとか。

そもそもがLDHは週刊文春が記事にしたブラック体質が根底にあるため、運転手として酷使されている人、理不尽に坊主にされた人、意味なく大食いを強制された人など、現社員、元社員問わず一矢報いたい人はたくさんいそうです。
　刑事罰の可能性あり！LDHのブラック企業ぶりがひどすぎる
　1年で20人が退社、メンバーの内紛も勃発、HIROの発言力低下

役員の中には「内部にシロアリがいるから、探し出す」と言っている人もいるということで、犯人にされたらクビどころじゃ済まなそうな恐ろしさがあります。

買収の証拠である請求書は、普通の企業であれば発行元にもコピーが保存されているはずですから、流出元はバーニング、という可能性もないわけではないんですけどね。

そもそも不正なんてしなければよかっただけですが、レコ大買収はLDH以外もやってきた慣習だというならば、なんでうちだけ、という思いもあるのかも。

それでも証拠を掴まれたのは痛いです。

CDの売り方も汚いですし、今後どれだけEXILE一族が活躍しても、全て張り子の虎にしか見えなくなりそうです。

※見かけは立派だが、実質の伴わないことやもの