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【デレマス】さちまゆアラカルト|エレファント速報:SSまとめブログ

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【デレマス】さちまゆアラカルト

1: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:42:14.70 ID:xwSIbDl9o

幸子とまゆが付き合ってる短編集です。
キャラ崩壊、設定変更、百合等あるかもしれませんので、苦手な方はご注意ください。



2: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:44:35.74 ID:xwSIbDl9o

「手料理」

まゆ「お待たせしました~」コトッ

幸子「わぁ、美味しそうです!」

幸子「……すみませんね、急に押し掛けたうえわざわざおやつまで作ってもらっちゃって」

まゆ「いいえ、お仕事で疲れてる幸子ちゃんにはそれぐらいのご褒美があって当然です!」

まゆ「それにパンケーキなんて簡単な料理ですから。好きなだけ食べてくださいね」

幸子(おぉ……家庭的です)

まゆ「メープルシロップとチョコシロップがありますけど、どっちにします?」

幸子「じゃあメープルで」

まゆ「……あ、じゃあまゆがっ、まゆが文字描いてあげますっ」ピョコピョコ

幸子「お、おぉ、なんか恋人っぽいです」

まゆ「えへへ」

まゆ(だ、い、す、き……っと)トロー

まゆ「よし、できましたぁ」



3: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:45:29.18 ID:xwSIbDl9o


幸子「…………」

まゆ「…………」

まゆ「透明だと染み込んで見えないです……」

幸子「チョコシロップにすればよかったですね」

まゆ「上からかけます?」

幸子「……いえ、甘いのはもう充分です」

幸子(ボクたちだけで……なーんてね)フフン

幸子「んっ」パクッ

幸子「……ん! おいしいです、とっても! まゆさんは料理上手なんですね!」モグモグ

まゆ「うふふ、お口に合って良かったですよぉ」

幸子「あっという間に一枚ペ口リといけちゃいますねっ!」モグモグモグ

まゆ「嬉しいですけど、よく噛んで食べてくださいよ?」

幸子「はいっ! はふっ、あぢ、あぢっ!」

まゆ(言ってるそばから……)



4: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:46:40.12 ID:xwSIbDl9o

~~~

幸子「もぐもぐもぐ」

幸子「ふうっ……」ケプ

幸子(コレ、一人前にしては多すぎる……)

幸子(どんなに食べてもいいように、たくさん焼いた……にしたって多すぎですよ。まゆさんらしいですけど)

幸子(どうしよう、もうお腹はちきれそうなのにまだ二枚もあります……)

幸子(ここまででもかなり無茶した方なんですけど……)

まゆ「…………」ニコニコ

幸子(ううっ……! そんな顔をされたら、食べ残すわけにはいかないじゃないですかぁっ……!)

幸子(多少大盛りな愛でも、すべて受け止め切るのが輿水幸子なんです!)

まゆ「……もう、いりませんか?」

幸子(し、しまった! ちょっと手を止めすぎました?)

幸子「そ、そんなことありません! あとちょっとですし、全部いただきますよ! とってもおいしいですから!」

幸子(そうです、おいしいです。全部食べますとも!)モグ

幸子「パクパクパクパク」

幸子「むぐっ……ごくっ……ぜえっ……ふー……」

まゆ「幸子ちゃん? 無理はしなくても……」

幸子「無理してません。全然無理とかしてませんから」キリッ



5: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:47:15.44 ID:xwSIbDl9o

幸子(あと一枚……呼吸を整えて……)スーハー

幸子「はむっ、はむっ!」

幸子(うっ、パンケーキってこんなに口に残りましたっけっ……)モチャモチャ

まゆ「…………」

幸子(ああぁあまゆさんが不思議そうな不安そうな目で見てる!)

幸子(大丈夫です! ボクがまゆさんの手料理を残すわけがありませんから!)

幸子「うぷ」

幸子(あとは……牛乳で一気に……!)ゴクゴク

幸子「……っ、ぷはー……ごちそう、さまでした……」

まゆ「…………」ジー

幸子「はぁ……はぁ……なんですか? どこかシロップでも付けちゃってますか……?」ウプ

まゆ「いえ……すっごくお腹空いてたんですね、幸子ちゃん」

まゆ「余った分食べようと思って、二人分作ったんですけど……まさかペ口リなんて」

まゆ「あ! いえいえ、良いんですよ? 何度でも焼けば良いんですから! そんなに喜んでもらえて嬉しいですし……あ、おかわりいりますか?」

幸子「……さ」

幸子「先に言ってください! それぇ……」ガクッ

まゆ「幸子ちゃんっ!?」

幸子「」キュー



6: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:48:47.28 ID:xwSIbDl9o

まゆ「あぁ……やっぱり無理して……」

幸子「気付いてたんならなおさらですよ……ドSですか?」

まゆ「……ちょっぴり」

まゆ「言わなかったら全部食べてくれちゃうかなー、なんて。うふふ」

幸子「……食べますよ、まゆさんが作ってくれたんですから」

まゆ「……!」

まゆ「あぁ! もう! 幸子ちゃんてばぁ……!」グワ

幸子「あ、今ホント限界なんで抱きつくなら蹴ります」ゲシッ

まゆ「ふぎゃ! もう蹴ってるじゃないですかぁ……」

幸子「乙女の尊厳のためです」

まゆ「……じゃあ腕なら」ギュ

幸子「……いいですけど、腕なら」

まゆ「…………」

まゆ「また今度、パンケーキ焼きますね」

まゆ「その時は、二人で食べましょう」ニコ

幸子「…………」

幸子「いや、もう当分はいいです……」

まゆ「えー」

おわり



7: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:51:20.76 ID:xwSIbDl9o

「ねこ」

幸子「はぁ、はぁ」タッタッ

幸子「すみません! 待たせちゃいましたか!?」

まゆ「きゃーんっ、くすぐったいですっ」

ねこ「にゃーん」

幸子「……!?」

まゆ「あ、幸子ちゃんどうも、まゆも今着いたばかりですよ」

幸子「それはよかったです……で、そのねこは一体……?」

まゆ「のらねこです。あんまり可愛かったので菓子パンをあげたら、懐かれちゃいまして~」

幸子「はぁ」

まゆ「ほらほら! もうだっこ出来るくらい仲良くなったんです! かわいいでしょ~?」ダキッ

ねこ「なー」

幸子「確かに、ノラにしてはだいぶ毛ヅヤも綺麗ですね」ジー

幸子「人を怖がらないところを見ると、いろんな人から食べ物を貰っているんでしょうか」ジロー

ねこ「…………」

ねこ「しゃーっ!」ネコパンチ

幸子「あぅ!?」ベチッ

まゆ「あらあら~、幸子ちゃんは嫌われちゃったみたい?」ニコニコ

幸子「うぅ……いきなりアイドルの顔を殴るなんて……」



8: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:51:59.73 ID:xwSIbDl9o

ねこ「しゃー」トクイゲ

幸子「ぐぬぬ」

まゆ「まぁまぁ、ねこちゃんのすることだから、ね? ゆるしてにゃ~」

幸子(完全にねこの虜になっちゃってますね、まゆさん……)

幸子(そいつはわがままで王様気分で気分屋です! はやく目を覚ましてください!)

ねこ「ぺろぺろぺろ」

まゆ「!!」ビクッ

幸子「って、指舐められてますよまゆさん! ノラだからバイ菌とか……」

まゆ「かっ……!」キューン

幸子「えっ」

まゆ「かわいぃぃぃぃ~~!」バタバタ

まゆ「なんですかこの愛くるしい生き物は! 欲しいです! 飼いたいです! もううちの子です!」

まゆ「よしよしよーし、気持ちいいにゃー?」ナデナデ

ねこ「ふにゃー」ゴロゴロ

まゆ「ふにゃぁぁーー!」デレー

幸子(あ、あぁ、ボクのまゆさんがさらに遠くにぃー!)



9: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:53:38.52 ID:xwSIbDl9o

まゆ「かわいいっ、かわいいっ!」

幸子「……こほん、まゆさん。そろそろ映画館に向かわないと良い席取れませんよ?」

まゆ「えー、あとちょっとー」ナデナデ

ねこ「うにゃー」スリスリ

幸子「…………」

まゆ「よーしよし……ほら幸子ちゃんも抱いてみませんか? かわいいですよー?」ダキアゲ

幸子「ボクは結構です。嫌われてるみたいですし」イライラ

まゆ「んー……なにがいやなのかにゃ? にゃ~?」

ねこ「…………」クンクン

幸子「ちょっ! そのねこ顔に噛みつこうとしてませんか?」

まゆ「いえいえ、これはまゆのにおいを嗅いでるだけですよ?」

まゆ「こうして、ねこは仲間を見分けて……ひっ、ひゃんっ!?」ビク

ねこ「ぺろっぺろっ」

幸子「うわぁぁぁぁああああ!? ほっぺ!? まゆさんのほっぺた舐めた!」キャー

まゆ「幸子ちゃん! そんな大声出したら……!」

ねこ「ふしゃー!?」ビクッ

ねこ「」ダダダダッ



10: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:55:59.66 ID:xwSIbDl9o

まゆ「ほらー、ねこちゃんが逃げちゃったじゃないですかぁ」

幸子「……え? ボク?」

まゆ「ねこちゃんにほっぺ舐めてもらえるなんて生まれて初めてだったのに……台無しですよぉ……」ムスッ

幸子「え、えと……」

まゆ「ほーらねこちゃ~ん」クルッ

まゆ「またこっちおいでにゃ~? だっこもしてあげるよ~?」シャガミ

幸子「…………」

幸子「…………」プチッ

まゆ「怖くないよ~、今度はおどかしたりしないよ~」

幸子「…………」ユラァ

まゆ「ほらトゥットゥッ……きゃっ!? な、何!?」

幸子「…………」ダキツキ

まゆ「なんですか幸子ちゃん……? 背中から抱きついたりして」

まゆ「今ちょっと大事なところなんです、邪魔しないでください!」

幸子「…………」

幸子「……にゃあ」

まゆ「……えっ?」



11: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:57:36.53 ID:xwSIbDl9o

幸子「にゃあん」スリスリ

まゆ「どっ……どうしちゃったんですか!?」

幸子「……これなら満足かと思って。ねこが大好きなまゆさんは」ムスー

まゆ「……え? え?」

まゆ「…………」ピーン

まゆ(何? そーゆーことですか? え? 妬いちゃったってこと? ねこちゃんに? さすがに可愛すぎませんかそれは!)

幸子「いい……んですよ? 別に無理になんて言いませんから……」モジ

幸子「ここでねことずっと一緒に遊んでたいんですか……? それとも……」

幸子「ボクと、二人っきりのデート……再開しますか?」ウワメ

まゆ「!!!」ズキューン

まゆ(そんな言い方されたら……断れるわけないですよぉ!)

まゆ「はいっ……行きます行きます幸子ちゃん!」ギュ

幸子「ふ……フーン! それでいいんです! あのねこもカワイかったかもしれませんが、ボクはその上をいくカワイサです!」ドヤ

まゆ(それだと幸子ちゃんが超カワイイペットみたいなポジションになっちゃうんじゃ……)

まゆ「…………ふむ」

幸子「さぁまゆさん、お手を拝借……って何ですかこの手は」

まゆ「…………」ナデナデ

幸子「わわっ、あんまぐりぐりしないでください、髪が乱れちゃいます~」ワタワタ

まゆ「…………」サラサラ

幸子「あっ、耳のとこは……あぅ……くすぐったい……やめ、っ」フニャ

まゆ「なるほど……アリですね」

幸子「何がですか」

おわり



12: ◆FRtTimAs0A 2016/11/10(木) 21:59:45.79 ID:xwSIbDl9o

「すきなこと」

幸子「…………」シンケン

まゆ(タイクツです……)

幸子「…………」ペラ

まゆ(いくら面白い本見つけたからって、二人きりの時にまで読むことないじゃないですかぁ……)

幸子「…………」ペラ

まゆ「はぁ……」アミアミ

幸子「…………」ペラ

まゆ「綺麗な髪……」アミアミ

幸子「……?」

幸子「ちょっと!? 何勝手にボクの髪を編んでるんですか? うっとーしーです!」

まゆ「幸子ちゃんが構ってくれないから……」アミアミ

幸子「
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