時雨「夕立…ちょっと話があるんだけど」
夕立「?何もないっぽい」キョトン
時雨「…ボクが食後の楽しみに取っておいたプリンがなくなってるんだけど」ゴゴゴ
時雨「あれ?ホントに夕立じゃないの?」キョトン
夕立「そもそも今日は島風ちゃん達とお出かけしてたっぽい…」
時雨「そっか…ごめんね?」
夕立「ううん?…そのプリン、大事だったっぽい?」
時雨「この前MVP取ったときに、提督から一つ1000円もする高いプリンだったんだよ…」
時雨「しかも六個入りだったから夕立と一緒に食べようかと思ってたら箱ごと無くなってて…」
時雨「でもさ、ボク達の部屋に出入り出来るのは、ボクと夕立だけだよ?」
夕立「うーん…誰か尋ねてきた人は?」
時雨「午前は、電と加賀さん。午後は、長門さんと響が来たよ?」
夕立「きっとその中の誰かが犯人っぽい!」
夕立「…ちょっと失礼っぽい?」
時雨「うん、ちょっとじゃなくスゴく失礼だと思うんだ…」
夕立「じゃあ探りを入れてみるっぽい!」
時雨「探り?」キョトン
夕立「夕立にまかせるっぽい!」エッヘン
時雨「おぉ…!珍しく夕立が頼りになる!」キラキラ
夕立「珍しくは余計っぽい…時雨はその辺の陰で見てて?」
時雨「うん!任せたよ、夕立!」グッ
夕立「うん!」グッ
扉<コンコン ガチャ
電「夕立ちゃん?何かあったのです?」
夕立「…ちょっとそこに座るっぽい」
電「?はい…えと、なにか怒ってるのです?」ビクビク
夕立「怒ってないよ、でもいくつか質問するからちゃんと答えないと怒るっぽい。」
電「ふぇぇ…」ビクビク
時雨「正面突破じゃないか!!」バシッ
夕立「イタッ!?時雨、急に何するの!?」ビクッ
時雨「何するの!?じゃないよ!探りの下りは何だったの!思いっきり失礼な事を真っ正面から聞いてるじゃないか!!」
電「電だって怒る時はあるのですよ?」
時雨「ほらぁ!」
夕立「…電ちゃん、ちょっと怒ってみて?」
電「え?えと、コホン…い、電はプリンなんて食べてないのです!がおー!」クワッ
夕立「ほら、怒っても怖くないっぽい?」
時雨「むしろ可愛い?」
電「えぇ!?」オロオロ
電「どういうことなのです?」キョトン
時雨「カクカクシカジカ」
電「ふぇぇ…それは大変なのです…。あ!そういえば響ちゃんが…」
~回想~
響「~♪」
電「響ちゃん?なんか良いことでもあったのです?」
響「うん、ちょっとした幸せをお裾分けしてもらったんだ。」
電「幸せ?」
響「甘かったなぁ…」
電「?」
~回想終了~
時雨・夕立「それ(っぽい)だ!」
電「まさか響ちゃんが…。ううん…やりかねないのです。電は何回も被害にあってるのです…」
時雨「響、呼んできてくれるかな?」
電「はいなのです!響ちゃんは少し痛い目を見ると良いのです」ニヤ
響「何か黒い笑顔を浮かべた電に呼ばれてきたんだが…なにか用かい?」
時雨「うん、ちょっと響に聞きたいことがあってね?」
時雨「…響、プリン美味しかった?」
響「?うん、美味しかったよ?でもなんで時雨がその事を知ってるんだい?」キョトン
時雨「確保ー!」
夕立「ぽいっ!」ガッシリ
響「なっ…!?なんだい、いきなり?」
響「え?プリン食べるのに時雨の許可が必要なのかい?」
時雨「当たり前だよ!あのプリンはボクのなんだよ!?箱に名前も書いてあったはずなんだよ!?」
響「箱?箱なんて無かったよ?そのままお皿で出てきたし…」
時雨「?お皿で出て来た?」
時雨「!?ボクの部屋の冷蔵庫に入ってたプリン食べたんじゃないの?」
響「流石に人の部屋の冷蔵庫は勝手に開けないな…姉妹だったら食べるけど」
時雨「うぅ…夕立、離していいよ」
夕立「ぽいぃ…」スッ
響「えっと、用事は済んだかい?」
時雨「うん、ごめんね?疑っちゃって…もし、見付かったら一つ譲るから!」
響「いや、気にしてない。プリンはありがたく頂いておくよ。見つかると良いね?」スタスタ
夕立「もう無理かも知れないっぽいぃ…」
時雨「諦めちゃダメだよ!やっぱりボクは誰がプリンを食べたのか知りたい。」
夕立「うん、もうここまできたら後二人だし、最後まで付き合うっぽい…」
島風「~♪」トコトコ
時雨「あ!島風!今日って夕立とずっと一緒にいた?」
夕立「あ!時雨、まだ信じてなかったっぽい!」ムー
時雨「あ、そっか。ならいいんだ。ありがとー!」
島風「ふーん?」スタスタ
夕立「だから言ったのに…」ショボン
時雨「ごめんね?確認しておきたくて…」ナデナデ
夕立「じゃあ、夕立の無罪が立証出来たところで次いくっぽい…」
時雨「…なんとなく怒ったら怖そうな加賀さんを避けて、長門さんにしたよ!」
夕立「…なんか長門さんは別の意味で怖いっぽい…」
扉<コンコン ガチャ
長門「私を呼んでいると聞いたのだが?」
時雨「長門さん、いらっしゃい!座って、座って!」ピョコピョコ
長門「ありがとう。(あの髪の毛の耳っぽい所は自分の意志で動かせるのだろうか…?)」
時雨「あぁー…。えっとさ、長門さんってプリンとか好きかな?」
長門「あぁ、甘いものは好きだが…(駆逐艦はもっと好きだ!)」
時雨「最近食べたのはいつ?」
長門「?昼過ぎだな…」
時雨「確保ー!」
夕立「ぽいっ!」ガバッ
長門「なにっ!?(歓喜)何をするんだ!夕立!?(恍惚)」
時雨「長門さん…なんでたべちゃったの?」
長門「うぅ…すまない…買ってきたプリンなら、駆逐の娘達にあげようかと思ってたんだが、陸奥がわざわざ私のために作ってくれた物でな…」ショボーン
夕立「また違うっぽい?」スッ
長門「あっ…」
時雨「また間違っちゃったね…」
長門「?プリンが食べたかったのか?なら私が陸奥に習って作ろうとしてるんだが…上手く出来たら食べに来てくれるか?」
時雨「うん!」キラキラ
夕立「ぽいっ!」キラキラ
長門「!じゃあ今から習ってくるからな!近いうちに私の部屋に招待しよう!」ワクワク
時雨「楽しみに待ってるからね!」キラキラ
夕立「早く食べたいっぽいぃ…」
夕立「加賀さんを怒らせたら怖いっぽい…」
時雨「…慎重にいかないとね」
夕立「甘いもの用意するっぽい?」
時雨「なるほど、もしもの時のためだね?」
夕立「うん、きっと渡せば許してくれるっぽい!」
加賀「…なんでしょうか?」
時雨「加賀さん!いらっしゃい!」スッ
夕立「粗茶です。」スッ
加賀「あら、ありがとう」ストン
時雨「間宮印の羊羹です。」スッ
加賀「!ふふっ、このもてなしようは流石に気分が高揚します」キラキラ
加賀「ふぁい?」モグモグ
時雨「プリン…」ボソッ
加賀「」ガタッ
加賀「なな、何の事でしょうか?」
時雨「怪しい…」
夕立「」コソコソ(・_・|
時雨「加賀さん…正直に話してくれれば、このシュークリームをあげますよ?」
夕立「ぽいっ!」ガシッ
加賀「くっ…」
時雨「へ?」
加賀「だから瑞鶴が出撃してる間に冷蔵庫の中のプリンを食べたのだけれど…。見られていたとは…」
時雨「あれー…?」
夕立「」コソコソ
加賀「…で?何が望みかしら?」
時雨「…望みなんてないよ!はい、シュークリーム!」
加賀「?ありがとう。用事はすんだかしら?」
時雨「うん、ありがとう加賀さん!」
コメント一覧
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- 2016年11月10日 22:12
- 夕立ぽいぽい言い過ぎじゃね
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- 2016年11月10日 22:30
- ながもんはやっぱりながもんだな。
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- 2016年11月10日 22:30
- じじ「なるほど…プリンで…なるほど…」
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- 2016年11月10日 22:37
- 夕立は元からぽいぽい言ってるっぽい
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- 2016年11月10日 22:38
- プリン2・オイゲン「何だか誰かに呼ばれてる気がする…」
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- 2016年11月10日 22:57
- これは良いながもん
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- 2016年11月10日 23:10
- ※5
プリン2だぁ?ウソつけ、上半身と下半身あわせて4つも付けてるクセに
それを俺に食わせろ!
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- 2016年11月10日 23:38
- 7
鉛でも喰うか?ガチャッ!!
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- 2016年11月10日 23:41
- 電ちゃんかわいい!がおー とかヤバイ…!
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- 2016年11月10日 23:58
- 結論 駆逐は基本良い子しかいない
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- 2016年11月11日 00:01
- づほの小ぶりなプリンをなめ回したいです(KONAMI感
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