2016年11月11日

はたらく魔王さま和ヶ原聡司の新作　ディエゴの巨神　「褐色ヒロインてえぇやん！」

電撃文庫11月新刊、和ヶ原聡司氏のラノベ「ディエゴの巨神」【AA】が10日に発売になった。オビは『巨神と黄金郷を巡るファンタジー！』で、あとがきによると『ある人が新人作家の耳元で“褐色ヒロイン”とつぶやき、「褐色ヒロインてええやん！」と思わせてしまう絵を手渡した結果、三年後に本書が』とのこと。

著：和ヶ原聡司氏、イラスト：黒銀氏のライトノベル「ディエゴの巨神」【AA】発売
「巨神と黄金郷を巡るファンタジー大作！」

「水の棺の眠り姫は、全身びしょ濡れになりながら、
床に手をついて激しく咳き込んでいた」

「やはり貴様か！！貴様がヴィルハの封印を…本で学んだなどと、フザけた事を！」

「私が当代の“パホリュートの鳥王”イースィと呼べ」

K-BOOKS秋葉原新館

メロンブックス秋葉原1号店

とらのあな秋葉原店A

電撃文庫11月新刊で、著：和ヶ原聡司氏＆イラスト：黒銀氏のライトノベル「ディエゴの巨神」【AA】が、10日に発売になった。

和ヶ原聡司氏は、アニメ化もした「はたらく魔王さま！」で知られ、今回の新作は和ヶ原聡司氏の新刊告知によると『魔王さまでは世界観やシステム的にできないようなやりたいことをこれでもかと織り込みました』とのことで、特設ページの著者コメントは『この物語は、激動の時代に、不安と希望を情熱で乗り越えて新天地を目指した男達と、時代を生き抜くために戦う女達が出会う新しい世界と時代のお話です。街中でアルバイトしてる魔王のお話ばかり書いてる和ヶ原が海と神秘と冒険の世界に漕ぎ出すのもまさに新天地への冒険！』とのこと。

ちなみに、ライトノベル「ディエゴの巨神」【AA】のあとがきによると、和ヶ原聡司氏は『ある人がデビュー二年目の新人作家の耳元で、「褐色ヒロインって、いいと思いません？」と脈絡なくつぶやき、翌年の夏の有明で本当にその作家に、「褐色ヒロインてええやん！」と思わせてしまう絵を手渡した結果、その三年後に本書が生まれて読者の皆様のお手元に届いたことは、最早歴史の必然』を書かれていて、“ある人”はイラストを担当されている黒銀氏みたい。

新大陸の発見に沸き立つ変革の時代。海洋国家スピネイア王国に住む青年ディエゴは、違法とされる陰陽術の研究を進めていた。そのことで彼は、力の出所を疑う謎の娘に襲われ、さらには神聖教会にも目を付けられてしまう。打つ手のないディエゴは、腐れ縁の友人アルバロと共に、新大陸遠征軍の船に乗り込むことを決める。黄金の大樹がそびえ立ち、巨神が森を守る新大陸。そこで二人を待ち受けていたのは、水の檻に囚われた少女レラだった。だがレラの目覚めと共に、スピネイアで襲撃してきた娘ローゼンが森の巨神“タンカムイ”と共に現れ――？　裏表紙

なお、「ディエゴの巨神」【AA】のオビ謳い文句は『「はたらく魔王さま！」の和ヶ原聡司、待望の新作！巨神と黄金郷を巡るファンタジー大作！』で、魔王・真奥貞夫のコメント『あの巨神、魔王軍にスカウトしたいな！』があり、石束鳳碩さんの感想『新大陸遠征とは言葉を返せば、そこに住まう原住民との略奪と闘争の出来事であり、輝かしいだけではないということをファンタジー風に描き、原住民側に立ち新たな時代を作っていく未来に向けた戦いの様子はなかなか今後の世界の広がりを感じずにはいられない』などがある。

「ディエゴの巨神」書籍情報（試し読みあり） / 特設ページ