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結衣
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 20:17:02.60 ID:Vi2A80Z/O
ガラガラ


「あら、今日も堂々と遅刻かしら」


「仕方ねえだろ、あの生徒会長の下では生徒会が忙しい=俺が忙しいになっちまうんだから」


この会話を聞く度に感じるのはたくさんの安心感と少しの羨ましさ


「あなたはいつから奉仕部のものから生徒会のものになったのかしら」ハァ


「どっちにしろ人じゃなくて物なのか」


たまに?ゆきのんが言い過ぎてることもあるけどヒッキーのゆきのんに悪口を言われてる時の顔は全然嫌そうな顔じゃない

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 20:18:33.22 ID:Vi2A80Z/O
「その目は人の目ではないもの、しいて言うならカエルかしら、ヒキガエルくん」


「もう好きにしてくれお嬢様」


今までならこのあとはゆきのんとヒッキーは自分の本を読み始めてあたしは携帯をいじるのが普通だった、でも...


「そ、その...それでも来れる時はきちんと時間通りに来なさい、い、一応あなたも奉仕部の部員なのだから」


「......おう」


いつからかは分からないけどゆきのんはヒッキーに少し優しくなった、いいことなの素直に喜べない自分はあたしは嫌いだ

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 20:19:49.78 ID:Vi2A80Z/O
「コホン......由比ヶ浜さん?そこのカエ...比企谷くんにも紅茶を入れるのだけれど、おかわりはいるかしら?」


でもこうやってさり気なくあたしのカップが空になっているのに気づいて声を掛けたりしてくれる優しいゆきのんと...


「なんだいたのか、トップカーストなのに俺並みのステルスも備えてるのか」


話しかけてくれるのは嬉しいが言ってることが難しいのといつも馬鹿にしてくるひねくれたヒッキーが...


「うん!ありがとーゆきのん!それとヒッキーは言ってることは難しいのに馬鹿にしてるのはバレバレだし!」


あたしは大好きだ


そして...

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 20:20:48.70 ID:Vi2A80Z/O
「由比ヶ浜さんとあなたを同じにしないでくれるかしら?」


「した覚えもないし、する気もない、それにしても由比ヶ浜のことになると最近のお前はすぐ熱くなるよな」


「き、気のせいじゃないかしら」


「えー!?気のせいなの?」


「いえそういうことではないのよ由比ヶ浜さん?た、ただ大切なゆ、友人が馬鹿にされるのはあまり気持ちいいものじゃないから...」ブツブツ


「ゆきのん大好き!!」ガバッ


「おい、ゆりゆりしていいのは奉仕部じゃなくてごらく部だ」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 20:21:49.09 ID:Vi2A80Z/O
「意味のわからないことを言わないでもらえるかしら?私と由比ヶ浜さんはただの友達よ」


「ただの友達なの?」ズ-ン


「由比ヶ浜さん!?こ、これは言葉の綾よ!わ、私は由比ヶ浜さんは大切な友人......親友だと思っているわ」ボソボソ


「ゆきのーん!」カバッ


「......俺はマッカンを買ってくるわ」


こんなに楽しい奉仕部が大好きだ。