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アイマス
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:38:17.33 ID:cz4dINFY0
女の子に逆セクハラされたくて書くSSです。
基本的に全員エロビッチというか常識改変されたような状態なので、キャラ崩壊してしまう可能性が高いです。
なるべく気をつけますが、キャラや文体等おかしな点があればどんどん言って頂けると嬉しく思います。
また需要があればですが、こういうシチュエーションがみたいとかがあれば参考にします(実現できるかは不明)

それではよろしくお願いします。

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:38:47.13 ID:cz4dINFY0
カタカタカタ

(ふぅ……あと少しで資料も完成。今日は定時で帰れそうだな)

 時刻は午後4時20分。先日大きなイベントを終えたばかりということもあり、我々裏方の仕事は小康状態。通常の仕事や次に向けてのあれこれはあるものの、かなり余裕を持って生活が出来る様になっていた。 
 今日も先方との打ち合わせが終わり、近頃悩まされている問題が起きることなくイベントの企画案を作っていたのだが……

「お疲れ様ですプロデューサーさん! なんのお仕事ですか?」

 元気よく扉を開けて入ってきたのは多田李衣菜。にわか知識ながらロックに対する熱い情熱を語る姿と育ちの良さが伺える礼儀正しさからマルチな人気を集めるアイドルだ。
 そんな彼女だが、少年のようなさっぱりとした性格とは裏腹に、私服姿は若干過剰なほどセクシーなことがある。
 今も胸元のゆるいタンクトップに上着をだらしなく羽織っただけで、ミニスカートに彩られた太ももも含めて男をひっかける遊び人もかくやと言ったところだ。
 本人の中性的な愛らしさもあり若い世代の女の子からはウケが良い様なのだが……俺にとってはひたすら目の毒だ。

「ああいや、次の仕事の企画案を書いていただけだよ。勿論アスタリスクの出番もあるから期待していてく……れ……」
「へーグラビアかぁ。でもこの時期じゃちょっと寒くないですか?」

 李衣菜がデスクに乗り出して資料を見るせいで、ただでさえゆるい胸元がより強調されて目に飛び込んでくる。
 特別大きいわけではないが、そのサイズだからこそ、全てが見えそうで見えないという絶妙な興奮を呼び起こす。
しかも、胸の谷間が寄せられていない……もしかしてノーブラなのだろうか……

「……サー……プロデューサー! 聞いてますか!?」
「っ! あ、ああ。悪い、聞いているよ。場所は複数を候補に上げているんだが、予算に寄っては海外もあり得るぞ」
「すごいじゃないですか! いや~認められちゃったか~、ロックな私がワールドワイドに浸透するぜ~!」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:39:21.09 ID:cz4dINFY0
「まだ決まったわけじゃないからな。今丁度その候補地を挙げていってる所で……」
「ふーん、あっ沖縄も良いですね。シーサーってロックじゃないですか?」
「お、おいっ」

 ふにょん、と後頭部に感じる暖かくて柔らかい感触。
 李衣菜が俺の肩に手を置き、頭越しにPCのモニターを覗き込んできたのだ。
 
「熱海……沖縄……ハワイ! 良いじゃないですかハワイ! あ、そういえば飛鳥ちゃんがツアーのお土産にホノルルクッキーを買ってきてくれて皆でおやつに食べたんですよ。大味でかな子ちゃんが作るクッキーより荒っぽい感じで、でもそれが逆に良いっていうかワクワクする味だったんです!」
「よ、良かったな……」

李衣菜が身じろぐ度に、リプ編みの柔らかい生地と髪がこすれる。そのサリサリという音がとても大きく感じられて、集中力が雲散していく。
楽しげに語る超えは聞こえているが、その内容も頭に入ってこず、キーボードの上の指先はすっかり休憩に入ってしまっていた。
 い、いけない。自然に体勢を直して頭を離さなければ……

「それでみくちゃんのお土産だけ熱帯魚のキーホルダーで――――っひゃん♡ もう、プロデューサーさん!」
「な、なんだ!?」

 甘い声と責めるような呼びかけが意識を引き戻す。慌てて振り向くと、李衣菜が両手で胸元を抑えていた。

「もう! プロデューサーさんが頭を押し付けるから、生地の隙間から髪が入ってきてくすぐったかったんですから!」
「いや俺は頭を離そうとしただけで……」
「私が嘘ついてるって言うんですか? ほら、見てくださいよ。プロデューサーさんの髪で刺激されておっぱいの先っぽ大きくなっちゃったんですよ。ほら!」

 むにゅっと両手で寄せ、李衣菜は俺の眼前へと自らの胸を差し出してきた。
 確かに両の膨らみの頂点はぷっくりと立ち上がり、クリーム色の生地にゆるい陰影をつけている
 自身の手でもにゅむにゅと形を自在に変えながら、徐々に近寄ってくる柔らかそうな胸。

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:40:05.91 ID:cz4dINFY0
顔を仰け反らせればその分だけ近づき、早く確認しろと言わんばかりに李衣菜が膝にまたがってきた。

「わかった! 謝る! 俺がっ悪かったからお、降りてくれ!」
「やっぱりわざとだったんですね。プロデューサーのえっち! ほら、許してあげますから前向いてお仕事してくださいね」
「ああ……」

 これが最近、俺を悩ませている問題。
 李衣菜に限らず、約一週間前からアイドル達が当たり前のように逆セクハラを仕掛けてくるようになったのである。
 最初はただの悪ふざけかとも思ったのだが、思春期に入る前の子から普段から清廉で良識のある大人までがこぞって俺に過剰なスキンシップをしてくるのだ。
 担当外のアイドルもお構いなしに仕掛けてくるので、流石におかしいことに気がついた。

 一体何が起きているのか――――
 様々に探りを入れたり、この状況について調べたりしようともしたのだが……如何せん膨大な仕事をこなしつつ行うのは無理だった。

「ほら、プロデューサーさんがよそ見しないよう後ろから押さえててあげます。頑張って終わらせましょう?」

 再び押し付けられる柔らかい胸。ようやく原因解明の為に動こうと思った矢先にこれだ
……いやいや、彼女たちのためにも早く仕事を終わらせてしまわないと!

 そう自らに発破をかけたその時、俺の肩に置かれていた李衣菜の手がすっと俺の脇を通って、前に回ってきた。自ずと二人の距離が近くなり、李衣菜の頭がピッタリと俺の横顔にくっつく。
今度は背中に胸が押し当てられた状態で、李衣菜の手が俺の胸の上にやってきた。

「応援してくれるんじゃなかったのか……?」
「だってずっと手が動かないんですもん。さっき言われたばっかりなのに、また女の子のおっぱいにいたずらしようとしてたのかなって思って。へへっ、だからちょっとしたお仕置きです」

 胸元に置かれた手がもぞもぞペタペタと胸を撫でてくる。

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:40:35.58 ID:cz4dINFY0
「こうしてれば女の子の気落ちが分かるかなって。ちょっと賢くないですか私?」
「……あまり激しく動いて邪魔しないでくれよ」
「はいはーい、優しくしてあげますよ。優しく……」

背中に感じる体温と耳元の息遣いを理性でシャットアウトし、初めは順調に作業を進めていた。
 しかし10分ほど経ってからだろうか、撫でて揉むだけだった李衣菜の手の動きが、指先でスーっとくすぐる動きに変化した。
 細い指が胸板の上を羽のような優しさで動き回り、くるくると中心へと向かっていく。そのまま詰めで乳輪をなぞったかと思えば再び大きく広がっていき、ムズムズとした感覚を与えてくる。

「お、おい李衣菜……」
「ダメですよ。手、動かさないと……じゃないとお仕置きです♡」

 スリ…………スリ…………

 化粧気の一切ない人差し指が、Yシャツ越しに乳首を優しくこする。ぞわっとした快感に急かされ、再びキーボードを押していく。
 その後も、少しでも手が止まる度に乳首への『お仕置き』が施され、10分も経った頃にはその頻度がかなりのものになっていた。

 


「ほらプロデューサーさん、また手が止まってますよ。指先でくるくるしちゃいますよ」


「また止まった……今度は爪でかりかりしちゃおっかな……って、うわっすごい反応」


「もーこれで何度目ですか? もうプロデューサーさんの乳首カチカチ……早く終わらせないと、これ、いじめられちゃうんですよ?」


「……3分経過。まだ再開しないんですか? 女の子に乳首弄られないとお仕事進められないなんてロックじゃないなー」


「ほーら頑張って! 私に寄りかかってたらパソコンに手が届かないですよ。乳首の下側、みくちゃんあやすみたいに指でくすぐってあげますから、もう一息ですよ~」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:41:01.20 ID:cz4dINFY0


 定時はとっくに過ぎ、時計の針は既に5時半を回っていた。業務は遅々としか進まず、李衣菜の指先が踊るたび、更にその速度は下がっていった。
 既に股間はズボンを押し上げて痛いほどで、さらに何故か尻の中、男性器の付け根あたりがズクンズクンと妖しい疼きを生み出している。
 乳首の甘い快感が生まれるごとに下半身の疼きが広がり、まるで共鳴、反響するようにどくどくと全身の血流が激しくなる。
 時折、顔に浮かんだ汗を李衣菜の舌が舐め取っていき、既に体に力を入れるのも一苦労だ。

(でも……それももう終わりだ……このページ、あとはこれだけ終わらせれば――――)


バン!


「りーなチャン! これは一体どういうことなの!?」
「あ、みくちゃんだ。なに怒ってんの?」

 肩を怒らせながら部屋の中へと入ってきたのは前川みく。李衣菜とアスタリスクというユニットを組んで活動している猫耳アイドルだ。
 小柄な体躯に15歳とは思えない大きな胸を持ったセクシー路線のアイドル。猫耳猫しっぽ語尾ににゃあを徹底してつけるプロ根性で、バラエティで活躍しながらも世の男性を虜にする稀有な才能の持ち主である。
 多少迷走することはあれど、基本的には真面目な委員長タイプで、このような性を匂わせる接触は絶対に許さないだろう。
 現に今も李衣菜を睨みつけ、この状況について問いただしている。

「仕事の手伝いでおっぱい弄ってたぁ? そんなの逆に邪魔になるに決まってるにゃあ! りーなチャンのおばか!」
「だ、だってほら、プロデューサーさんもこんなに喜んでるし……」
「そういう問題じゃなーい! どうせセクハラ-とか言ってPチャンを脅したに決まってるにゃあ!」
「ぐぬぬ……」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:41:28.29 ID:cz4dINFY0
 助かった……やっとまともなままの子にも出会えた……
 まだ未成年だし、色々と頼りにはできないだろうが、一人でも味方ができるのならばこれほど心強いことはない。
 みくの言葉を聞くまでは、そう思っていた。

「ほらみるにゃあ! Pチャンのズボンこんなにパンパンになって可哀想でしょ! おちんちんも触ってあげなきゃ集中なんてできないの!」
「そっか、ごめんねプロデューサーさん! 今度はみくちゃんと二人で手伝うね」
「勝手にみくを使わないで欲しいんだけど……まあいいにゃ、これ終わったらご飯でもおごってくれると嬉しいにゃあ。はい、Pチャンこっちこっち」

 みくがデスクの下に潜って手招きをしている。
 もはや正常な判断のできていない俺はそのまま椅子を元の位置に戻すと、足の間にみくが入ってきた。
 そのままテントを張った股間を撫で、チャックをおろしてしまった。

「まて、それはダメだ!」
「いーからお仕事して! みくも忙しいんだからね!」
「ほらプロデューサーさん、手を止めたらだめだからねー」
「じゃあ始めるにゃあ……はむ……ちゅる……れろぉ♡」
「っ!!!」

 すべらかな手でペニスを取り出され、躊躇の一つもなく暖かな口内に迎え入れられた。
ぬるぬるの舌が蠢き、唇で挟み込んだり吸引したりと、多彩な技で亀頭を責め立ててくる。

「頑張れ頑張れ。もう半ページで終わりなんでしょ? みくちゃんの口に出す前に終わらせちゃおうね」
「ふぅ……それは大丈夫にゃ。一回射精したらオトコの人は疲れちゃうって言うし、さきっぽだけしかいじらないから安心してね。みくは気遣い上手にゃあ……んちゅぅぅぅ」
「うわー自画自賛だ。女性への接し方まで教えてあげたんだし、私のほうが気配り上手ですよねプロデューサーさん! ほらほら」

 後ろから李衣菜に抱きつかれ、両腿をみくにホールドされて身動きが取れない状態で必死に指を動かす。

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:41:56.63 ID:cz4dINFY0
 乳首責めによる未知の快感と亀頭責めの鋭い快感、その二つが混ざり合い、一度は収まっていた尻の中の疼きがこれ以上無いほど高まっていった。
 
「あ、凄い! オーストラリアで撮影だって! 真夏のサンタクロースだよ!」

 李衣菜が楽しそうに乳首をひっかき。

「まらひはふだんふぁいれしょ……れるるる……ねろ……はむん」

 亀頭を舐め回しながらみくが返事をする。
 しかし、その責めに少しでも手を止めてしまうと……

「あーあ、あと2行なのになんで止まっちゃうかなあ。こんなに乳首いじられて、私だったらもうタイヘンになってるよ……」
「じゅるる……ちゅぱっ、もう皮の中までぴかぴかになっちゃったよ? 早く終わらせないとまた舌入れてくるくるしちゃうからね~」

 二人のとても優しい、それでいて恐ろしく快感を与えてくる責めを受け続け、最後の一文字を打ち終えた時には、既に日が完全に落ちきっていた。

「おつかれさまですプロデューサー! もう6時だよ、毎日私達のために努力してくれて尊敬しちゃうなー」
「Pチャンお疲れ様にゃあ。みくたちのための仕事ってわかってるけど、それでもたまには休んでね? ほら、おちんちんしまってあげるね」
「あ、ああ、ありがとう……送る準備、するから先に駐車場に行っててくれ……」

 なんとか足に力を入れて立ち上がる。
 もう限界だ、ギリギリで焦らされ続けたせいでこのままではいつ暴発するか分からない。

「あれ? でも荷物もコートもあるし、どこいくの?」
「いや、ちょっとトイレに……」

 あのまま最後までして欲しかった、まさかそのようなことは決して言えない。この異常事態だとしても……いや、だからこそだ。一度でも自ら求めてしまったらズルズルと流されてしまうに決まっている。

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/11(金) 06:43:14.20 ID:cz4dINFY0
 そんじょそこらの女ではない、最上級の美女・美少女たちを前に自意識を保てるはずがない。アイドルとはそういうものだ。

「ねぇみくちゃん……もしかして……りで……ニー……」
「きっとそうにゃ……レで……慢し……哀想……」

 ふらふらと部屋のトイレに向かう俺をみて、二人がコソコソと話をしている。見ちゃだめだ、もうあのエロい身体を見てるだけで危な……

「「ねえ、プロデューサーさん(Pチャン)」」
「なん……っ!」

 振り向くと、小悪魔が二人立っていた。

 上着を脱ぎ捨てタンクトップだけの李衣菜と、制服のセーターとブラジャーを外し、薄いブラウスだけのみく。
 両方共乳首が立っていて、みくに関しては殆ど透けてしまっている。

「ちょーっとやりすぎたかなって思ってさ」
「このままじゃ可哀想かにゃあって」

 二人が俺の腕を抱きしめて、そのまま下に引っ張っていく。
そして、李衣菜とみくの胸が俺の胸板に近づいて……

「邪魔しちゃったお詫びと」
「頑張ったごほーびにゃ」

 ふにょん  もにゅん
 
 乳首と乳首が触れた。
 
「「射精していーよ♡」」

 溜まりに溜まった快感が、女子高生アイドル二人の背徳的な後押しで決壊して行く。乳首をこりこりと柔ら硬い突起で撫でられ、尿道からドクドクと液体が漏れ出ていく。
 思わず腰を引くと、示し合わせたように二人の手が両の尻たぶを掴み、逃すまいと密着してきた。
 股間が脈動するたびに通常の射精の何倍もの快感が走り、いつ終わるかも知れない長い射精感が引いた頃には、3人で床の上に座り込んでいた。

「やっちまった……今日着替えなんて持ってないのにどうしてくれるんだよ……」
「なにがにゃあ?」
「何がってこんなに出したらスーツが……ってあれ?」

未だにしびれが残るスーツの股どころか、手を突っ込んだパンツですら大したシミはできていない。あれだけ大量に射精しておいてなぜ……

「プロデューサーさん何座ってるの? ご飯連れてってくれるんでしょ?」
「そうにゃあ、みくハンバーグ食べたい!」
「えー猫だし魚食べなって」
「あーうっさいにゃあ聞こえなーい」

 気がつくと二人ともしっかり服を着ており、まるで何もなかったかのうように平然としている。
 
 もしかして……白昼夢……か?

 確かに近頃おかしなこと続きだったが、アイドル二人がかりで射精させてくるだなんて……考えてみればおかしい。淫夢でも見ていたと考えるほうが自然……なのか?

「ぷろでゅーさーさーん!」
「Pチャンはやくー!」
「あ、ああ! よーし、今日はちょっといい店で奢ってやるぞ!」

 俺は先頭を切って歩きだす。二人への罪悪感と、夢の艶姿から目を逸らすように……




アスタリスク編おわり

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/12(土) 14:01:15.63 ID:CDrLMY9D0
「あー寒ぃ……」

 まだ11月も半ばだと言うのに、気温は氷点下にも届こうかという下がり具合。まだまだ大丈夫だろうと油断していたこともあり、俺は北風が吹き荒ぶ土曜の朝を事務所へ向かって歩いていた。
 
「事務所を出た時は行けると思ったんだがなあ……」

 しかし昨晩の飲みは楽しかった。スタッフだけの小さな集まりだったけれど、まさかアイドル達が居ない空間にリラックスしてしまうとは思いも依らなかったし、終電を乗り過ごすなんてそれこそ何年ぶりだっただろうか。
 結局、帰宅するのが億劫で会社に泊まったのだが、これは俺のせいだけではないと古文に言い訳をする。
 
アイドルたちからの逆セクハラは俺の日常を変えた。
都市が離れているとはいえ、とびきりの美少女たちに囲まれていればムラムラすることはあったし、うっかりオカズにして勝手に気まずさを覚えてしまうこともあった。
しかし、実際に手を出されながら耐えなければいけない現状を考えれば楽しいものだったのだなとさえ思う。嬉しくないとは口が裂けても言えないが、まともな神経をしていれば素直に喜べることばかりではない。
それに、ここ数日で分かったことが3つ。


アイドルにセクハラをしてる意識はない。
その行為は当たり前のものとして誰も気に留めない。
それらは『俺から手を出さない限り』という条件がつく。

 
 まだ何かあるかもしれないが、把握できている法則はこれだけ。
 特に3番目は、一昨日つい魔が差して抱きついた結果、正座で2時間も説教をされる羽目になってはじめて気がついたのだ。
 アスタリスク二人の殆ど性行為といえるセクハラが衝撃的でおかしくなっていたとはいえ、警察沙汰にならないどころか「過労によるストレス」として最終的に慰められる結果になったことは幸いだった。いや、情けなくて少し死にたくもなった……
 

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/12(土) 14:01:42.47 ID:CDrLMY9D0
兎も角、ひたすら性欲を煽られて中途半端に刺激された後で何事もなかったかのように放置されるのはとても辛い。
 その場を凌いでも、その勃起を理由に他のアイドルが手を出してきてキリがない。一度トイレで隠れて抜いてみたが、それさえ感のいい子を前には意味がなく、体力を消耗するだけになってしまった。
こんな生活を続けているのだし、休日の事務所をちょっと私用するくらいは許して欲しい。

そうこうしているうちに事務所へ着いてしまった。普段の賑やかさと比べてやや閑散としているロビーは、週末ということもあり暖房もあまり効いていない。
さらにエレベータールームは換気が良いため、どんどん体温が奪われているのが実感できる。
自分の部屋につく頃には、せっかく銭湯で温めた身体は末端まで冷え切ってしまっていた。

「あーーー暖房付け忘れてた……」
「あらぁ、おかえりやす。何処に行ってらしたの?」
「うおっ、びっくりしたあ……」

 完全に無人のつもりでいたので、不意を突かれる形になった。
 声の主は小早川紗枝。嫋やかで可憐、理想の大和撫子を体現した和風アイドルだ。京の女の腹黒さを十二単で包んだ彼女は、そのけして崩れない仮面を買われて今では女優業も多く舞い込んでいる。
 一回り以上年が離れているにも関わらず、小柄なこの子と会話をしているといつの間にか主導権をとられていることが多々あるが、その事に気がついた俺を見てはんなりと浮かべる微笑はとても魅力的だ。数年も立てば誰もが憧れる「悪い女」になることだろう。
 
 その紗枝が今、冬用に仕立てたという朱色に南天柄の和装でソファに腰掛けていた。
 テーブルの上には飲みかけの湯呑みと茶菓子が置かれ、横にはファッション雑誌らしきものが広げられていた。

「おはよう、お紗枝さん」
「いややわぁ、皆と同じぃに紗枝って呼び捨ててくれはったらええのに」
「別に全員呼び捨ててるわけじゃないし、お紗枝さんはお紗枝さんって感じだから」
「あらそ、なら鋭意努力ちゅうことで。おはようさんどす♪」


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/12(土) 14:02:08.57 ID:CDrLMY9D0
紗枝が絹の黒髪を揺らして笑う。一体何が面白いのか、毎度このような可愛い難癖を挟んでくる。俺も毎度のやり取りは嫌いではない。
 開けたままだった扉を閉めると窮余の一策、気圧差でヒュウと冷気を浴びせられる。

「うー寒い。お紗枝さんも無理せずに暖房つけてよかったんだよ? 風がなくても冷えるだろ」
「せやろか? もう暑うてし仕方ないわー思うとったんやけど……」

 台本を置いて立ち上がった紗枝はすすすっとこちらに近づく。するとこちらに背を向け、右手でその長い髪をかき寄せた。

「見えはります? うちのうなじ、ぽかぽかーで赤なっとりますやろ」

 日本人独特の白磁にクリームを混ぜたような柔らかな美白。それが今は桜色に染まっていた。どきりと胸が鳴る。

紗枝が俺を試している。何を隠そう、一昨日抱きついてしまった相手というのが今目の前にいる紗枝で、あの時はたまたまポニーテールにしていたうなじに目がくらんでしまったのだった。
きっと、からかい半分に反省を促しているのだろうが、それにしても普段より幾分大胆と言わざるをえない。

でも、紗枝は紗枝のままであることに安心した。
人をけしかけるたちの悪さを有するさえは、その育ち故か直接手を出すことに照れがあるらしい。ならば、今この場は安全ということだ。

「ああ本当だ。和服って意外と温かいっていうもんな」
「うふふ。それもそなんやけど、こないだしゅーこはんにひーとてっく言うのんを頂きましてな? 試しに着けてみたらこれがもう暑うて……よう堪りまへん」
「ちょっと暑すぎるかもなぁ。年末から2月にかけてが本番だよ」

 確かに紗枝の首筋はしっとりと汗ばんでいる。お茶も飲んで熱が逃げ切らないのだろう、俺とは正反対である。

「それにしても、プロデューサーはんは寒そやね。上着はどないしはったん?」
「銭湯行くだけだからと思ってうっかりね」
「あらまあ。せやけど手ぇは真っ赤であったかそや……ひゃっ冷たっ!」

 紗枝が俺の手を取り目を丸くする。

「いややわ、この人は本当……風邪引いたらどないするつもりでしたの、もう。せや、せっかくやし、うちが温めはりまひょか」
「お茶でも入れてくれるなら頼もうか……って、何してるんだ!」

 紗枝は着物の帯を緩め、胸元を開く。ほとんど前を開き襦袢まで広げると、中から黒くて薄い生地が現れた。着崩したせいで下半身の方も大胆に露出しており、下着こそ見えないものの、艶のある生足が根元の方まで曝け出されていた。

「はーい、いらっしゃい」

 突然の出来事に固まっていた俺の手をつかみ、紗枝はなんと自らの胸元、ヒートテックと襦袢の間に導いた。

「ひゃっ♡ ほんま冷やっこいわぁ……うちの胸で温めたるから辛抱しぃなぁ」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/13(日) 05:52:31.74 ID:At2B7v8c0
 手の悴みが取れていくとともに、尋常ではない感触が手のひらに広がっていく。化学繊維らしからぬしっとりとした生地が、まだ幼い固さを残す乳房をピッタリと包みこみ柔らかく引き立てているのだ。
これは魔性。過程はどうであれ揉んでいるのは俺の手のはずなのに、紗枝が腕を動かす度に、つるん、ぷるんと、胸が敏感な手指を責め立ててくる。世間ではちんちくりんなイメージを持たれることが多いがとんでもない。水着グラビアの検閲でも、もしやと思っていたが、手のひら一杯に広がるこれは中々のものだ。
むしろこの小柄で華奢な体に感じる女らしさが、脳を焼かんばかりの興奮を生み出す。

「さ、紗枝っ、手を離してくれ!」
「えっ……プロデューサーはん、うちに触られるのはいやなん……?」

 腕の動きが止まり、紗枝は何か怯えたような声色になる。
 そうだ、彼女の意識では軽いスキンシップなのだった。それを必死で止めるということは拒絶することと同義になってしまう。
 慌てた俺は、それこそ必死になって訂正した。

「ち、違う! 紗枝の身体を冷やしたくなくてだなっ! それにむしろ嬉しい……」

 今にも泣きそうだった表情が、にやぁと嬉しそうなものに変わった。

「あらぁ、そんな……うちの方こそ嬉しゅうなってまうわぁ。呼び捨てにしてくれはったし、これはもぉっと『さーびす』せんとなぁ……」

 手首を掴んでいた紗枝の手が俺の手の甲にピッタリと重なり、鍵盤を操るように動き始めた。紗枝と紗枝の間に挟まれて強制的に胸への愛撫を再開させられる。

「だ、大丈夫だ、それにそのままじゃ冷えるだろ? さ、終わりにしよう……」
「もう……せやから暑い言うてます。うちの胸、汗で湿っとりますやろ? プロデューサーはんの冷たい手が気持ちええんどす♡」

 上下に動かされる手。やわらかな膨らみの頂点はいつの間にか硬くなり、人差し指と中指の谷間を優しく擦り責める。
 その勃ち上がりは冷たさのせいか、それとも快感によるものか。時折、唇から漏れる艶めかしい吐息が後者であることを否応なく期待させた。
 
どれくらいそうしていただろうか。俺はたちくらむほどの興奮ですっかり熱を帯び、同じく熱くなった手は、汗ばむ紗枝の身体と溶けて一体化してしまう錯覚を起こしていた。
ペニスはとうに最大サイズで脈うち、安物のスーツを押し上げている。心臓も早鐘をうち、李衣菜に責められていた時に感じた被虐の喜びとは正反対の感情が脳を埋め尽くした。

支配欲、嗜虐欲。
目の前の愛らしい少女を押し倒したい。自らの意志で幼い蕾をめちゃくちゃに揉みしだき、責めたてて喘がせたい。淡紅色の舌に怒張を押し当てたらどのような反応をするだろう? 激しく拒むのか、優しく包んでくれるのか、それとも前川みくと同様、情熱的に舐めしゃぶってくれるのかもしれない。そうしたら次は本番だ。処女でも非処女でもかまわない、秘裂を嫌というほど嘗め尽くして、自分から懇願させてやる。

そんな野性的で下劣な感情に支配されそうになる直前、紗枝が優しく声を掛けてくれた。

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/13(日) 05:53:03.68 ID:At2B7v8c0
「あんな、プロデューサーはんに抱きつかれたときな、すこぉし怖かったんどす」
「……っ!」
「なんや、いつもと違うなぁて。たまぁに、くらすめえとの男子がするような目ぇしとったさかい……」

 自分より遥かに大きな男から襲われる……たとえそれが未遂以下でも、性的な視線に敏感な少女にとっては恐怖以外の何物でもなかったのだろう。冷水を浴びせられた気分とはまさにこのことだ。
 拒絶もできない、自ら求めることもできない。いつか間違いを起こす前に休職願いを……いや、いっそ退職してしまおうか……

「でもな、プロデューサーはん、すぐに情けのうなってしもてなぁ。ふふっ、なんや叱られはった犬みたいで愛らしゅうて……うちらみたいにええ女―に囲まれて、きっと難儀なんやろねぇ。今日もそやったらどないしょ思てたんやけど、ちゃんと元に戻っとったのがまた嬉しゅうてなぁ……辛うなったら気ぃ利かしますさかい、最後まであいどるとして面倒見たってな?」
「ああ、勿論だ……」

 完全に退路を断たれた。
俺は、プロデューサーとアイドルの間にはビジネスの関係だけでは語れない絆があると考えている。その大切な少女から受けた素直な気持ちと男性性を受容する懐、そして信頼の気持ちに対して答えなど選べるはずもない。

しかし、それと俺の限界は別ものである。早急になんとかしなければ再び間違いを犯すとも限らない。

「お紗枝さんや、もう十分温まったよ。ありがとう、楽になったよ」
「うふふ、そうどすか? なら、お茶入れ直しますさかい、それ飲んで頑張ってな」
「ああ、でもその前に着物を……」

 上手く収拾をつけたはずが、がちゃりと回るドアノブの音で中断される。

「うひゃ~~寒い! なんでどこも暖房入ってないかなー! ……あれ、二人で何しとるん?」


40: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/13(日) 05:53:38.56 ID:At2B7v8c0
 部屋に入ってきたのは塩見周子。白変種を思わせる色素の薄い金髪と色白さが特徴で、飄々とした妖艶さが漂う京都出身のアイドル。アクの強さはあるが、どのポジションでも全体の質を挙げてくれる引き立て上手さが評価されている。
しかし、俺に対しては以前から距離が近く、危ういスキンシップも多い雌狐そのものだ。その彼女が、俺と紗枝の接触を見逃してくれる道理もなく……

「密室で二人、手と手を握って……なになに、楽しそうやね」
「あらしゅーこはん、おはようさんどす~。プロデューサーはんが寒い寒い~言うてなぁ、うちの温もりを『しぇあ』しとりましたの」
「おはよー紗枝ちゃん。シューコちゃんにも別けて欲しいなー」
「んふふ、見ての通り手ぇふさがっとりますからなぁ。どないしよか~」

 一度止まったはずの紗枝の手が動き出す。
 大丈夫、周子の目からは手で手を包んでいる程度の認識のはず。平然としていれば何も――――

「じゃあ、プロデューサーから分けてもらおーっと。えいっ」
「うおっ!?」

 ズボンのポケットに周子の両手が入ってきた。ペニスがスーツに押し付けられ反射的に腰を引くが、それは周子の身体に遮られた。こちらの熱を奪うように、冷えた身体を密着させて、裏地越しに腿を擦ってきたのである。

「はぁ~~生き返るわぁ……」
「もう、しゅーこはんったら……せっかく温めたのが台無しや。また最初っからやなぁプロデューサーはん?」
「う、ああ……」

 伸縮性のあるスーツだったことが災いし、周子の手は鼠径部をなぞって内腿の間まで侵入する。両手が前後すると、こりっ……こりっ……と、睾丸が間に挟まれ、優しい刺激が走った。
 ただ暖を取ろうとする手の動きは敏感な内腿に耐え難いくすぐったさを、睾丸にはじんじん響く快感を与えてくれる。一往復ごとに確実に性感を高めてくるのは偶然なのか、意図的なものなのか。俺には判別が着けられなかった。

「そういえばさ、紗枝ちゃんは朝っぱらからどうしたん? 今日は土曜日だよー」

こりっ こりっ

「んー、実はこないだプロデューサーはんに抱きつかれてもうてなぁ、んっ♡……そのことでお話つけにきたんどす」

ぷにょん ぷるん

「えーセクハラ? お紗枝はんに手―出すとはいい度胸やんなー? 悪いプロデューサーさんにはこうだよ~」

 こりこりこり ぐりぐりぐりぐり

「ああ、ちゃいます。働き過ぎで足がふらふらーて、あん♡ なってしもうて。ねぇ?」

 くりっ くりっ

「えっ、そーなん? ご、ごめんね?」

 すり  すり


 二人は何気ない会話をしながら俺を追い詰めていく。紗枝の手の動きはもはや俺の手を用いた[田島「チ○コ破裂するっ!」]同然のもので、いつものウィスパーボイスに明確な艷声が混ざっている。周子は両手を合わせ、玉袋を包むようにもみほぐし、鈍い快楽を精巣に送り込み続けていた。
 慈しむような動きは直接性器を触らずとも腰が抜けそうになるほど気持ちが良く、ダラダラとカウパーが量産され、溢れ出てくる。
 普段はカウパーが出ること自体珍しい体質なので、尿道を粘液が通るむず痒さが耐え用もなく恥ずかしい。

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/13(日) 05:54:22.08 ID:At2B7v8c0
「ん? うちの顔見てどないしたん?」
「紗枝ちゃんばっか見てずるない? シューコちゃんも見てー」

 周子が横から顔を覗き込んでくる。
 日本人においても珍しい、茶よりも深い黒の虹彩。その底の見えない瞳が4つ、同時に俺の目を覗き込んできた。
 まるで俺の心が見透かされたようで、思わず下を向いてしまう。しかし、それは間違いだった。

「なーに、下に何かあるの?」
「した?」

 二人の手が止まり、俺の目線を追って下を見る。

「なんやポケットパンパン。スーツに何入れてるん?」
「あら、なんやろねぇ」

 周子の右手がポケットの奥まで伸び、竿を半ばから握り込む。そのまま、笑いを隠そうともせず、「なんやろ、引っかかって取れんわ-」と指を蠢かせてきた。

「や、やめろ……何でもないから……っ!」
「え~? シューコちゃん気になるなあ。それにポケットにモノ詰め込むんはマナー違反だよー?」

 小指から人差し指が裏筋を圧迫し、輸精管をポンプに見立てた動きで順番に押す。反対の手は睾丸をマッサージし続け、明らかに射精を促そうとしている。

このまま射精してしまえばどれほど気持ちがいいのだろう。強制的に性欲をコントロールされる日々で限界まで溜まった睾丸の中身を、このままアイドルの手で絞り出される。紗枝の胸を思う存分触りながら、周子の体温を背中に感じて……情けなく精液を漏らす所を見られてしまう。それはきっと最高の瞬間だ。

しかし、俺は欲望に負けないことに決めたのだ。
ゆっくり紗枝の胸から手を離し、周子の手をポケットから引き抜くことに成功する。
これで大丈夫、後はなんとか猛りを沈めれば――

 自由になった紗枝の手が、肉棒をギュッと握りしめた。 

「ほんと、何入れてはるの? カチカチで熱ぅて……きゃっ!」

 布越しにも感じる紗枝の手が粘液まみれの先端を刺激する。亀頭とその裏側がまんべんなく擦られ、俺はあっけなく射精した。

「やっ、なっ、なんやの~」

 今までの疼きがすべて精液に変わり、スーツを透過して紗枝の手に吐き出される。
紗枝が驚いて亀頭を握りしめるたびにびゅるっびゅるっと残り汁がでてきた。周子に支えられながらたっぷり射精し終えた俺を見て、何故か紗枝がチャックを下ろす。でろんと、白濁まみれのペニスが半立ち状態でまろび出し、二人の前へあらわになった。

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/13(日) 05:54:47.53 ID:At2B7v8c0
「ありゃー沢山出たねえ。美少女二人が相手だからって早すぎない?」
「これが射精……みんなの為に気張っとったんをうちのせいで……ごめんなぁ」
「あーそっか。そりゃ女だらけの環境じゃどうしても溜まっちゃうよねー」
「せや! せめてものお詫びにうちが洗います。 プロデューサーはん、脱いで脱いで」

 紗枝がベルトを外し、パンツごとズボンを下ろす。止めようとするが周子が邪魔でそのまま剥かれてしまう。

「おちんちんもべとべとさんや……ああでも拭くもんがなんも……あっ」

 着物の袖から腕を引き抜いた紗枝は、そのままヒートテックを脱いでしまう。綺麗に整った乳房と小さな乳首が外気に晒され、俺のペニスが再び硬度を取り戻していく。

「じっとしててなぁ……ん……ぬるぬるしてて拭きにくいわぁ」

 そのまま紗枝はヒートテックで睾丸から肉棒、そして亀頭を拭いていく。皮の中までサラサラの生地越しに紗枝の指で清められ、再び射精直前になったところで奉仕は終了してしまった。

「それじゃぁ、うちが責任持って手洗いしてきます。しゅうこはん、プロデューサーはんが風邪ひかんように温めたってな」

 そう言うと紗枝は着付けも適当に、汚れた衣類を持ってトイレへと行ってしまった。放心状態の俺は周子に導かれて先程紗枝が座っていたソファへと座らさる。
 そして、下半身丸裸で勃起したままの俺の上に周子が腰を掛けた。

「な……何か履かせてくれ……それに暖房も入れないと……」
「もう入れたーん。紗枝ちゃんが帰ってくるまで、シューコちゃんが責任持って温めてあげるのでよろしくーっと……はい、ベストポジション」

 その後、紗枝が帰ってくるまでの数十分の間、周子の太ももの間で俺のペニスは暖められ続けることになる。
 すべすべの太ももに快楽を与えられ続けたが、この日はそれ以上射精させられることはなく、昼前には二人とも帰っていってしまったのだった。

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/13(日) 05:56:34.89 ID:At2B7v8c0
羽衣小町編終わり


ヒートテック越しのおっぱいが触りたくて書きました。

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/14(月) 16:44:09.91 ID:2fRXnpf10
 日曜の午後1時、俺は一人のアイドルを伴い、事務所付属のカフェへと繋がる石畳の上を歩いていた。まだ出張から帰ってきて二時間も経っていないのだが、本日は報告に向かっただけなので、誘われるがまま軽食を摂りに来たのである。
 
「本当に奢ってもらっても良いんでしょうか……私が誘ったのに図々しくないですか?」
「良いんだよ。こういう時、気持ちよく奢らせてくれるのがいい女ってもんなんだ」
「周子さんみたいな……ですか?」
「あれは悪い女だから真似しちゃダメ。良い子だけど男の扱いが上手過ぎるんだよ」
「んんー?」
「理解できないなら響子にはまだ早いってことなんじゃないかな」

 むむむ、と難しい顔。制服姿の彼女とこんな話をしていると、学校の先生にでもなったかのような気分になる。プロデューサーとしての道を歩まなかった未来……そのような夢想と秋晴れの陽気に、少々鬱屈としていた気持ちが和らいだ。
 店内に入ると、さらに暖かい空気が満たされており、そのせいか見覚えのある顔もちらほら伺えた。休日のこの時間は定刻で設けられている休憩が終わってしまうため、通常社員の姿はほぼ見られない。伽藍の店内は暇を持て余したアイドルの休憩室と化してしまうのである。

「そういえばなんで制服を着てるんだ? 今日は学校無いだろ」
「えー今更ですか? ラブレターの衣装と自前の制服で撮影だったんです。なんでも、お湯をかけると衣装だけ変わっちゃう不思議なポスターになるそうですよ」
「あの撮影か。日曜に働かせちゃってごめんな?」
「いえいえ、感謝しております……ふふっ」

 最近までは、この笑顔が苦手だったなぁ。
 彼女、五十嵐響子をプロデュースするようになったのは今年の夏の初めのこと。眉の下で切りそろえられたあどけない前髪と左右で長さの違うもみあげ、それにサイドポニーの組み合わせ。薄化粧で飾られる愛らしい顔と豊満な身体のラインを強調する服装。家事全般を趣味として結婚願望までアピールする、どこまでも男好みな子。

俺の目にはとてもあざとく映った。

以前居た部所でもそのスタイルの良さから可愛さとセクシーさ強調した――低俗に言えばエロさを前面に出したグラビアが多く、「ああ、そういう子なんだな」と思ってさえいた。

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/14(月) 16:44:38.70 ID:2fRXnpf10
「わ! 紫芋パフェですよっ! しかも期間限定かぁ……悩んじゃいますねっ」
「女子はなぜ肉を食べなくても平気なんだろう」
「ふふっ、なんですかそれ」

 今日この浮かべる笑顔は慈愛の表情。それも年下の弟たちに向け続けてきたものだ。
 それ故に与えるもの、施すものが湛える無償の愛情が、過去の卑屈な自分を呼び起こしたのかもしれない。向上心がないくせに差し伸べる手を忌々しく睨みつける思春期の澱……濯ぎ切れていなかった心の病巣が、彼女から一歩距離を引かせてしまったのだ。

 まぁ……そんな子供じみた思いなんぞ、世話焼き美少女の魅力に勝てるはずもなく。今ではプロデュースをする立場にありながら、すっかり彼女のファンになってしまったわけだ。
 近頃は甘えるような表情を浮かべることも多くなり人気もうなぎ登りである。
ふふふ、全国のファンを差し置いて響子と食事をするこの優越感。実は、誘われた時点でめちゃくちゃ嬉しかったしテンション上がりまくりだった。
プロデューサー万歳。

「そろそろ決まったか? 好きなだけ頼んでいいからな」
「はいっ! あ、いえっ、もう決めたのでお気になさらずっ」

 呼び鈴を鳴らすと、パタパタ慌ただしげな足音をたて、厨房からウェイトレスが駆け寄ってきた。

「はいはーい! ご注文お受けしまーっ……て、プロデューサーさんに響子ちゃんじゃないですか。日曜日なのにお仕事ですか? いや~性が出ますねぇ」
「それはこちらのセリフですよ。菜々さんこそ売れっ子なんですからカフェの仕事は減らしてくださいよ。身体治ったばかりなんですから」
「えっ、菜々ちゃん風邪引いてたんですか?」
「いや~こう寒いと肩やら腰やら色々ヤバくって……ん゛っ! ゴチュウモンヲドウゾー」

 愉快なカフェだと思う。

「じゃあ俺は煮込みハンバーグとクラブハウスサンド、食後にデカフェのコーヒーで」
「デカフェですか?」
「ええ、この後は帰って寝る仕事があるので」
「あーそれは、重要なお仕事ですねぇ……ええ」


97: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/14(月) 16:45:06.57 ID:2fRXnpf10
 軽いジョークのつもりがしみじみと肯定されてしまった。俺も無理ができるのは今のうちで、いつかは菜々さんと同じようなことを言うようになるのかな……

「気をつけよう……それで響子は?」
「むむむ……よしっ私もクラブハウスサンド……でお願いしますっ」

響子が名残惜しげな目線を送っているのは例のパフェのポップか。こういう分かりやすさも、年下の立場に慣れていない故のものなのだろうな。
しかし、甘やかしてはいけない。いじらしい仕草は逆効果だと教えてあげることこそが、大人の義務である。

「じゃあクラブハウスサンド二つに変更で……それと、期間限定紫芋パフェもお願いします」
「はーい。では少々お時間頂きますねー」

 スカートを翻して掛けていく姿はリアルJKどころか中学生にしかみえない。本人は気にしているようだが、肌艶から何から子供そのもので、元の年齢を忘れてしまいそうになってしまう。

 小柄な店員さんを追っていた顔を前に戻すと、響子が申し訳なさそうに言った。

「すいません、気を使わせてしまって……」
「良いって良いって。俺が好きで頼んだんだから気にすんな」
「でも……」

 気持ちはよく分かる。人に甘えるというのは一種の才能で、何処まで頼って良いのかわからないというのも極普通のこと。特に響子のような子は慣れていない分、不安で仕方がないのだろう。これを取り除くのも大人の義務、そして醍醐味だ。

「言っただろ? いい女は気持ちよく奢らせるんだって」
「プロデューサー…………ありがとうございます!」
「よし。それじゃあ手でも拭いて……タオル無いな」

 せっかく格好つけたってのにしまらないな。あのウサミン星人め、次にあったらレトロゲーの話をふってやろうじゃあないか。
 しかしまあ、もう一度呼び出すのも可哀想だしどうしたもんかな。ぱっとみ使い捨ての手拭きやアメニティの類はどこにも見当たらない。最近は雑務をアシスタントに任せっきりだったり、ちょいちょい世話を焼いてくれるアイドルが多かったりで、探しものが下手くそになってきている自覚はあった。それにしてもここまで酷くなってるとは、我が事ながら驚きである。

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/14(月) 16:45:41.25 ID:2fRXnpf10
「サンドイッチだし、このままってのもちょっと気になるよなあ」
「っそうですよね! うちの弟たちなんか一々言わないと手洗いうがいを全然してくれなくて……毎日毎日口を酸っぱくして言ってるのに昨日なんて泥遊びしたままの手でおやつを直接っ! ありえないですよねっ」
「お、おう……そうだな」

 なにやら琴線に触れてしまったようで、手をがっしりと掴まれ、うんうんと共感される。
 響子は時々、こういう形で熱くなる癖がある。家事全般が特技ではなく趣味であるあたりで察することも出来るだろうが、他人の不衛生・不摂生にもとても敏感なのだ。
 何一つ間違ったことを言わない上に、やり過ぎを求めず自ら率先して実行しているため、わがままに定評のある志希でさえ渋々従ってしまう。その強引さはファンの間でも有名で、「押しかけ女房」とも評されていた。
 
 手洗いの重要性を基本の部分から熱く語っていた響子は、はっと思いついたように立ち上がると、テーブルに身を乗り出す。

「私、良いこと思いつきましたっ!」

 普段あまり肌を露出しない服を好む彼女だが、今日は制服姿ということもありおしゃれに着崩していた。ブラウスに詰まったボリューム感のある乳肉が綺麗な谷間を作り、ぐっと俺の手元へと向かってきてどきりとさせられてしまう。ゆさっと揺れる柔らかそうな胸に吸い寄せられるように視線が誘導され、ムラムラとした気分が蘇ってきた。
 なにせ紗枝の手で射精させられ、周子にさんざん高ぶらされた後の急な出張だ。強行軍でカプセルホテルしか取れなかったため、自分で処理することも叶わなかったのだ。
 入店後に上着を脱いでいたこともあり、ピンク色の可愛いブラジャーが薄く透けて見えている。思わず凝視することに神経が割かれてしまい、耳への意識が疎かになっていた。

「プロデューサー、聞こえてます? もし良かったらどうかなーって」
「っああ、いいと思うぞ!」
「やった♪ それじゃ行きましょうかっ」
「あ、えーっと……何処に?」
「だから手を洗いに、ですよ。もう、おっぱいばかり見てるから聴き逃しちゃうんですよ? 女の子は視線に敏感なんですから、そういうのはすぐわかっちゃうんですっ……メッ!」

 マナー違反ですよと、心なしか楽しそうな注意をして俺の手を引っ張る。全部バレていた事は気恥ずかしいが、それよりも優しい注意で済まされるこのやり取りがとても嬉しい。相貌を崩してしまわないようにするのも一苦労だな。

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/14(月) 16:46:16.38 ID:2fRXnpf10
しかし手を洗えばいいだけの問題だったのに、手拭きを探すことにしか頭が回らなかったのは苦笑ものだ。まだ若いつもりだったが、腰と同じで頭も凝り固まってしまうのだろうか……そんな自嘲がチラチラと浮かんでくる間にも、店奥のトイレにたどり着いてしまった。
それじゃと男子トイレに入ろうとするが、しかし響子の手は俺の手を掴んだまま離さない。

「五十嵐さんや……手を離してもらえませんかね?」
「なんでですか? ほら行きましょっ、早く洗わないと料理が来ちゃいますよ」
「えっ? えっ?」

 響子の指にぎゅっと手に力が入り、そのままトイレの中まで牽引される。
 全体的に暖色が使われ洗面台は普段より低く、そしてポーチを置く用だろうか、小さな台まで設置されているタイプは初めて見た。店の管理が良いのだろう、とても清潔で一見して不快感を与えるものがない。それもそのはず、この空間には小便器がないのである。




 
 つまり、俺は女子トイレに連れ込まれたのだ。






「お、おいっ、流石にマズイだろ……!」
「大丈夫ですよ。外のお店ならまだしも会社の敷地内ですよ? 今は社員の方も居ないですし、手をつなぐくらいなら問題なしですっ」
「っ!」

 この話の噛み合わなさ……またいつものあれに違いない。
 しかし、今回は一緒に手を洗いに来ただけですんで助かった……ここからは慎重に行動すれば良い。なに、女子トイレの中を合法的に見物できる機会だと思えば何も……

「えへへ、まさか弟たちに手洗いを教える練習をさせてもらえるなんて……少し恥ずかしいですけど、嬉しいなっ。ささ、どうぞ~」

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/15(火) 03:14:19.06 ID:NPvYay3f0
 促されるまま洗面台の前に立つと、響子が後ろから抱きついてくる。そのまま二人羽織の要領で俺の手を両手で握ると、水道の下に導いた。
 かなり無理をして手を伸ばしているのだろう。背中に柔らかい弾力が強く押し付けられて温かい。

「それじゃあ始めますね。まずはお水で手を濡らしたら、洗剤を手のひらと手のひらの間でよーく泡立てるんです。ほら、プロデューサーも動かしてっ」
「うお、おう」

 響子の右手が、支えられた俺の左手に円の軌道で擦り付けられる。そして動きを止めると、今度は俺に同じ動きを要求してきた。洗剤まみれの手を女子高生の手に押し付ける……これは犯罪なんじゃないだろうか?

「次は手のひらを使って、手の甲、背中をゴシゴシしますっ。こうやって……よいしょっ。指を指の間に入れてくちゅくちゅって……ここも汚れが溜まりやすいんですよー」

 指の間まで念入りに洗浄され、くすぐったいような気持ちよさが走る。響子が動く度、押し付けられた胸がムニムニと動き、少し硬めのブラジャーの感触が俺の血流を活発にした。

 再び響子の手を握り同じことを繰り返すと、背後から笑い声が聞こえてくる。

「あははっ、結構くすぐったいですねっ。次は手をもとに戻して、手のひら同士で仲良し握手ですよー。一緒に動かして……そう、反対の手を綺麗にしてあげましょうね♪」

カップルが互いの温もりを求めるように二人の手が絡み合う。軟体生物の交尾を彷彿とさせる動きが水音を立て、静かに響いた。
あまりにも心地がよい。このままいつまでも指を絡ませていたくなってしまうが、その願いも虚しく、するんとほどけてしまった。

「ここまではやってる人も多いんですけど、実は親指と指先が洗えてないんですよ。なので……」

 俺の親指が逆手でギュッと握られ、そのまま蛇口をひねるように擦り立てられる。
その動きは紛れもなく手淫そのもの。しかも性風俗やアダルトビデオで見るそれと同じ動きであり、性感を刺激せずに視覚を犯してきた。
既に半勃ちだったペニスがさらに大きく、スーツを押し上げる。響子が後ろから腰を押し付けているため引くこともできず、徐々にズボンがきつくなってきた。なぜだかペニスと肛門の間に疼きが走り、全身にぞわぞわと鳥肌が立つ。
さらに響子の指先が手のひらを走り、手首から先に快楽混じりのむず痒さが生まれる。不意打ちで変な声が出てしまったのが恥ずかしく……つい大人気なくやり返してしまった。

「それじゃあ今度は私の手で……あはっ、あはははっ、くすぐった、んふふふっ! やだっ、あははははは!」

 響子の手首を押さえて手のひらを擽りまくってやると、押し付けられた胸が背中の上で暴れる。久々に取れた主導権と乳肉の心地よさ、それに若干の艶が混じる笑い声。頭を殴られるような興奮が沸き起こり、逆に冷静さを取り戻した。
 
「もう、弟みたいなイタズラするんだからっ! 今日は爪ブラシがないので、手首をゴシゴシして洗い流したら……はい!」
「……これで終わりだな? 偉そうなことを言っておいてなんだけど、こんなにしっかり洗ったのは正直久しぶりだよ」

 いつもは軽く洗剤で洗い流して終わりだからな。
 少し、いやかなり名残惜しい気もするがちょうど良かった。まさか手を洗う行為がこれほどまでにエロいとは思っても見なかった。仮に見られたとしても誰も咎めないとはいえ、女子トイレでこれは流石に厳しい。これ以上は精神的にも肉体的にも限界を振り切ってしまいそうだし、料理も来てしまうから早く戻らないといけない。
 しかし、響子は俺から離れようとはせず……

「あはっ、もう片方の手が忘れてますよ。せっかくですし、今度はプロデューサーが洗ってくださいね?」

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/15(火) 05:28:50.66 ID:NPvYay3f0
 たっぷり五分はかけて手を洗ったころには、俺の股間はパンパンに張り詰めており、足の間に心臓があるのではと錯覚するほどに自己主張を強めていた。
響子が離れてくれたので腰を引き、洗面台の縁に手をかけて休息を取る。いや、これはたまらん……スーツの圧迫感が減って多少は楽になったのだけど、勃起が収まる気配は微塵もない。
このまま戻っても文句を言われるどころか店内にいるアイドルからの通常では考えられないような、サービスとも言える行為がまっている可能性すらあるが……理性がそれを押しとどめる。
理性というか、安い矜持というか。いっそ素直にこの状況を楽しめられれば良かったのにな。まぁ無理なものを嘆いても意味がない、上着で隠していこう。
 スーツのボタンを外して脱ごうとしたその時、何故かベルトに手を伸ばされた。

「あっこらっ、なにすんだっ」
「はい? 何って……おちんちんも洗わないとですよね?」
「んな……っ」

 なんとか押しとどめるべく慌てて上着から腕を抜くが、響子は器用にベルトを外してズボンもろともずりおろしてしまった。
亀頭が下着に擦れて鋭い刺激に襲われる。再び洗面台に手をついてしまうと、響子は足と洗面台の間にできた隙間にしゃがみ込み、血管の浮き出る性器に顔を近づけ鼻を鳴らす。

「やっぱりちょっと臭いますね。さきっぽもぬるぬるしてるし、このままご飯食べたら不衛生ですっ」
「いやでも、なんで……」
「なんでって、手より汚いじゃないですか。それならしっかり綺麗にしないとっ」

 経験上、ここまできてしまうと理屈が通じないのはわかっている。
 ならば、方向性を変えて説得するべきだろう。

「ほら、もう料理ができちゃうだろ? テーブルに誰も居なかったら失礼じゃないか」
「んー、それもそうですね……」

 よし、多少強引だがこのままいけそうだ。食欲を満たせばこれも治まるだろうし、後はさっさと帰ってしまうとしよう……

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/15(火) 05:46:48.17 ID:NPvYay3f0
「あ、お二人ともトイレに居たんですね! お手拭き持っていったら何処にも居なくって、ナナびっくりしちゃいました」
「菜々ちゃんごめんなさい。お手拭きがないから二人で手を洗ってたんですけど、お料理できちゃいました?」
「あーいえいえ! 一応まだ仕上げ前ですから、席に戻るまでまってますよ。それとお邪魔でしょうから、スーツはお預かりしますね!」
「ありがとう! これでゆっくりおちんちん綺麗にできますっ♪」

 ドアを開け放したままトイレに入ってくる菜々。半裸の姿が店内からでも見られるような状態になり、なぜだかズクンと疼きが生まれた。
そのせいか二人の美少女が俺の下半身を靴まで脱がしている様子を、なされるがまま見守ってしまう。

「それで弟たちに手洗いの仕方を教える練習をしていたんです」
「はぁ~、響子ちゃんはいいお母さんになりそうですねぇ」
「あははっ、私のおばあちゃんと同じこと言ってますっ」
「ア、アハハ~」

 楽しそうな会話が俺のペニス越しに行われ、二人の吐息がかかる。もしかしたらこのまま二人の口で……と期待をしてしまうが、菜々は衣類を回収するとすぐに立ち上がった。

「それではこちら、食後のお返しでいいですか?」
「いや、ちょっとまっ……」
「はいっ、ありがとうございます菜々ちゃんっ!」
「いえいえ~、これもメイドのお仕事ですからね、キャハ☆ ……っとそうです。今朝、秋葉原を通った時にボディローションの試供品を貰いまして、もし良かったら使ってください。おちんちんは敏感ですから、お店のハンドソープじゃ痛くなっちゃうかもしれませんし」

 菜々はポケットから銀色の使い捨て容器を響子へ渡すと、「ごゆっくり~」と言い残して仕事へ戻っていった。

「ぺぺ……? 聞いたことないブランドです。ともかくこれで綺麗にしてあげますからねっ」
「いや、、もう自分でできるから! それより菜々のところに行って服を持ってきてくれないか?」

 今やYシャツにネクタイだけの姿だ。このまま席に戻るなんて絶対に有り得ない。
 しかし、彼女はそれを許してはくれなかった。

「ダーメーでーすっ! せっかく菜々ちゃんが時間をくれたんですし、それに、手の洗い方も忘れちゃってたじゃないですか」

 我儘を諌めるように有無を言わせない、それでいて優しく言い聞かせるように微笑み、再び後ろから抱きついてくる。
 響子の柔らかい両手が脇を通り、胸をくすぐり、腹部を撫で、太ももをじわじわとさすり……

「こっちも練習だと思って任せてくださいっ……ね?」

 きゅっと、ペニスを包み込んだ。

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/16(水) 14:56:06.94 ID:3ldyu5sR0
「まずはお水で濡らしたら手に……わっ、すごいぬるぬるしてる……洗剤っぽくないけどそういうものなのかな?」

 トロ……にちゃ……と音を立ててローションが軽く泡立つ。
 快楽を増幅させる為だけに作られたアダルト用の液体が15歳の少女の手を艷やかにコーティングしていき、娼婦のそれへと変貌させる。
 テラテラに光る指が最大以上に勃起したペニスを支え、粘着く液体を全体にまぶしていく。まだ軽く握られているだけなのに息が止まりそうなほどの快楽と腹の底で燃え上がる情欲。響子の両手が合掌の形でそれらを包み込んだ瞬間、俺はあっけなく射精をした。

「それではゴシゴシしまー……あ、あれっ?」

 ジワジワと追い詰められたせいだろうか、水で満ちたグラスを軽く小突いたように、勢いのない決壊。ゼリー状にまで濃縮された精液が重力に従って尿道から鈴口を通り、そのまま流れ落ちていく。
 どろり、だらり、と次々に汚濁が溢れ出るが、その中途半端さ故か一向に硬度がなくなる気配がない。むしろ亀頭から前立腺を通る輸精管を強く意識してしまい、チリチリとしたかゆみが物足りなさとともに襲い掛かってきた。
これまで通りならここで終わるはずだが、まだ始まったばかりだということもあり、背徳感や焦燥に期待の混じった複雑な心境に陥る。
女子が着替えている教室の前で待たされていた時や、未成年ゆえに手が出せず成人向け雑誌を買うことができなかった時のあの気持ち。してはならないからこそどこまでも高ぶり腹の中が灼熱する、まさに焦がれ。
しかし、鏡越しにこちらを覗く響子の顔もまた、悪さをした子供に向ける不機嫌混じりのものになっていた。

「はぁ……どれだけ溜め込めばこんな風になるんですか……ちょっと触っただけで射精しちゃうなんて、中まで汚れてる証拠ですよ? いつから洗ってないんですかっ」
「っは……そ、そんなことは……ぅあ……」
 
 会話の途中にも、ペニスの汚れを確かめるような動きで弄くり回される。射精直後の過敏な亀頭に指がかすめられ、返事もままならない。

「ちゃんと昨晩も射精しましたか?」
「いや……昨日は出張で……ぐぅ……」
「ほらやっぱり! 軽く洗いだってウィルスは落ちないんですからね? 忙しいのは分かりますけど……でも、これからは毎日射精するまで洗ってくださいっ」
「わ、わかった! わかったから手を止めてくれっ!」
「いーえ! 今日はたまたまの中までぜーーんぶお掃除です!」
「ちょっとま――っ!」
「はーいゴシゴシ-♪」

 にゅるにゅるにゅる くちゅくちゅくちゅ

 ローションまみれの温柔な責めが動き出す。合掌の形でそえられた両手が陰茎の両サイドを挟み、その優しい手つきとは裏腹なやや機械的な動作で快楽を生み出す。
 自分の手でするのとは違う予測のできない力加減で触りなれない亀頭の側面を、左右の手が互い違いに上下するそれは、舌での亀頭責めやインナー越しの表面的で焼け付くような責めとは違った、芯まで蕩かせる甘い快感。
有数の美少女達に施される性的な煽りと中途半端な吐精に彩られた、天国の懲罰ともいえる日々。その中で仕込みをされていた俺が屈するには充分過ぎるものであった。

「ふふっ、これだけ一片に汚れが落ちると気持ちがいいですよねっ! 次はもみ洗いで汚れを浮かせますよー」

 そう言うと響子は両手の指を組み、くちゃぁとペニスを包み込む。その様子はハエトリグサの捕食そのもので、緩やかに蠕動する手指が見えない裏側を優しく揉みほぐす。
 人差指と親指で作られた輪から飛び出している亀頭には触れず、茎の部分のみがじわりじわりと籠絡されていく。射精直後の辛さが治まる前に再び精液を充填する手管が更に一段階上の快感を呼び、腰から力が抜けそうになる……

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/16(水) 14:56:54.90 ID:3ldyu5sR0
「きゃっ、寄りかかったら倒れちゃいますよ? 床が汚れないように……そう、ちゃんと前に手をついて……はい、これで大丈夫ですねっ」

 ほとんど体重をかけるように乗り出し鏡に手をつくと、響子は自らの鼠径から腹部を俺の臀部に押し当て、体勢を固定した。それは男が女を責めるための体位と同じもので、情けなく、そしてこれ以上無いほどの劣情に、股間への血流が激しくなる。

「わわっ、さきっぽが膨らんできましたっ。でも洗いやすくて丁度良いですね、次は一番汚れやすい所を重点的にお掃除しちゃいましょっ」
「あっ、あああっっぐぅぅ……!」
「はいっ、いちに♪ いちに♪」

 先ほどとは反対に、右手で亀頭のみを逆握りにされる。そのまま可愛らしい掛け声とともに右へ左へと、手首のスナップを効かせた回転が始まった。あまりにも激しすぎる激感だったが、響子は左手でペニスの根本を皮が戻らないように押さえ、腰をさらに前へと突き出す。身じろぐことも許されないまま、パンパンに張りつめた亀頭は肉のミキサーに責められ続けた。
 カリ首を指の輪っかで締め上げられ、残りの指がニュルニュルと自由自在に動き、回転運動に多彩さを加えた妥協のない亀頭責め。紛れもなく今までで一番の快楽の嵐はけして射精に繋がらぬ拷問的な奉仕。なにせ、響子はこれをしつこい汚れを落とすための『お掃除』としか思っていないのだから、こちらが苦しみの声を上げてもお構いなしだ。

「んー……お肌に優しいからかな、あんまり汚れが落ちてない気がしませんか?」
「じゅうっぶんだ、から! もうやめっ、こわれる!」
「あははっ、優しく洗ってるのにおおげさですよっ。ああ、もしかして裏側のデコボコに溜まってるのかなぁ」

 すると亀頭を握る手の形が逆手の状態から覆いかぶさるような形になり、人差し指から小指の4本が裏筋に当てられた。
 指で裏筋をひっかくように高速で嬲られる。亀頭責めとは違う射精感を伴った快感の連続攻撃で、み度精液を搾り出されてしまう。
 出している間も指の動きはそのままで、腰をガクガク震わせながら、ぴゅくっぴゅくっと、小さい射精を何度も繰り返した。

「うわーすごい! 見てください、こんなに汚れてたんですよっ」

 嬉しそうに手を見せつけられる。
 綺麗に爪を切りそろえた響子の細い指に濃縮された精子の塊がこびりつき、流れ落ちていた。
 この指が汚い男性の象徴に触れている……それが自分の逸物であっても、何故か鬱屈とした感情が心をよぎっていく。
 だがその手はあくまでも責めの手であり支配者。射精したばかりの亀頭のその先、鈴口に手のひらが優しく乗せられ――――大きく円を描き出した。

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/16(水) 14:57:24.74 ID:3ldyu5sR0
「おしっこと精液が出る所ですからねっ、指先と同じようにしっかり丁寧に、ですっ」
「――――っっっ!」
 
もはや叫び声すら出てこない。
ひたすら逃げ回るように腰を動かすが、力が入らず女子高生のホールドですらビクともしない。ただひたすら歯を食いしばり、暴力的な快楽に耐え続ける。亀頭の先のみを責められるのがこんなに苦しいものだとは知らなかったが、それでもなお、担当するアイドルの手によるものという事実が悦びのスパイスとなっていた。
そのまま30回も擦られた頃だろうか。ふと全身がこわばり股間へ入れる力が強くなったその時、苦痛の域に達していた刺激が未知の絶頂に反転する。

プシュッ!

「ひゃっ! わっわっ、なんか出てきました。精液とは違うし……おもらししちゃいました? 弟たちが小さい時はこうやって、おしっこの手伝いもしてあげてたんですけど……みんな恥ずかしがって顔真っ赤にしちゃうんです、ふふっ」

 断続的に吹き出す透明な液体が止まった後、つられるように尿も出てきてしまった。その間も痺れるような絶頂の余韻は続き、響子が弟にするような排泄処理の手つきさえ極楽のようであった。

「洗剤が落ちないようにさきっぽだけ洗いながしてっと……もうお腹空いちゃいましたよね? これでラストですからもう少し辛抱してくださいねっ。最後は全体を満遍なくゴシゴシしちゃいます♪」

 響子は図らずとも入った休憩で萎えてしまったペニスを右手で握り、ピストンを開始した。今までの特殊なものとは違うオーソドックスなローション手コキで、あっという間にガチガチの勃起ペニスが完成する。
 例えば風俗においてならばサボりとも取られるような、技巧も何もない単純なもの。しかし、だからこそ響子が女子トイレで手コキをしているというシチュエーションが興奮のツボに入り、あっという間に射精に至る。
 だが、その手はぐちゅぐちゅと亀頭から根本までを行き来し続け、止まることはなかった。

「お、おい響子っ、お、おわりってっ」
「はい? だってまだ射精してますし……ここ、空っぽにしないとって言ったじゃないですか」

 左手の人差し指が垂れ下がったをすくい上げ、残量を確かめるように揺すってくる。その後も左右の手を入れ替える数瞬以外のインターバルはなく、3回の射精と2回の空打ちが強制的に行われるまで『手洗い』が終わることはなかった。
 
「水で綺麗に洗いで……っと、どうでしたか? ピカピカのほうがスッキリして気持ちいいでしょうっ」
「ああ……」


115: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/16(水) 14:57:52.05 ID:3ldyu5sR0
 俺は息も絶え絶えで生返事を返す。水気まで拭き取られ完全に清められてしまったペニスからはカウパーの一滴さえ漏れる様子はない。だが苛烈な甘やかしを受けた影響か今だに上向きのまま硬度が下がる様子もなく、ピクピクと痙攣し続けていた。
 その様子を見ていた響子は俺を台から起き上がらせると、自分の足で立つよう促してくる。今にも崩れ落ちそうな足腰に力を入れて振り向くが、即座に手首を握られ、再び座席まで牽引された。
 
 あれだけの搾精をされたにも関わらず勃起したままの下半身を剥き出しのままカフェの中を歩かされるが、誰も通報しないことに安心する。途中、響子がPCSのメンバーである小日向美穂と島村卯月に出会い談笑し始めた際に、二人が洗浄済みペニスに興味を持ち触ろうとしたが、洗ったばかりということで響子が自ら断りを入れてくれる。
 正直、未だにムズムズチリチリと疼き続けるこれのせいで残念だと思ってしまう。
 その邪念が届いたのか、さり際にこんなことを言われた。

「そういえば、ここのトイレは除菌用アルコール置いてないよね」
「あっ、うちにありますよそれ! でも手がひゃってして得意じゃないです」

 普段なら微笑ましく思うような可愛い会話もいたたまれず、だんまりを決め込んだまま席に戻る。
 椅子の上には綺麗に畳まれたスーツが置かれ、やっとこの露出プレイから開放されると喜んで手を伸ばすが、それを響子が静止する。

「服を着る前に消毒しちゃいますから、ちょっとまってくださいねっ」
「いや、粘膜にアルコールは勘弁してくれ……」
「そうですか……あ、それなら」

 響子が目の前にひざまずく。そして、右の手で髪をかきあげ、口を開き舌を出す。
 なんの躊躇もなくペニスを喉奥まで咥え、舌で全体を舐め回しながら引き抜いていった。

「消毒代わりですっ♪」

 その後は特に何をされることもなく食事が運ばれてきたが、まともに味わうことができたかどうかは言うに及ばないだろう。



116: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/11/16(水) 15:00:45.14 ID:3ldyu5sR0
響子編終わり

男性であることを気にしないというのもセクハラの一部だということを広めたくて書きました。
嘘です、女の子に手を洗う程度の気軽さで手コキされたくてやりました。