9415823問題になったのは10月12日の放送である。
富川氏が「さあ、この後は、3カ月で16人」と視聴者に語りかけ、一旦CMに入った。CMが明けると、彼は続けて、「こちらに積まれているのは、富山の地元紙『北日本新聞』です。北日本新聞と言いますと、この夏からどんどん政務活動費の不正を暴いてきまして……」



「報ステ」富川アナに富山「チューリップテレビ」から抗議 政活費不正報道で


富川アナはこう語ると、北日本新聞の1面の記事を次々に紹介。さらに、「議長まで、辞職ドミノが続いている。じゃあ、この不正をどうやって北日本新聞が暴いていったのか。今日はこの情報公開について考えていきます」

すると、北日本新聞の編集局に場面が変って、同社の記者らが情報公開請求で膨大な領収書のコピーを取り寄せたこと、情報公開の不透明さなどを語った。

「ところが」と語るのは、あるテレ朝関係者だ。「番組終了後、富山のチューリップテレビ(TBS系列)から抗議があった。放送の内容に一部誤りがあると指摘を受け、報ステの制作幹部が富山まで釈明に行ったようです」


富川悠太アナ



富山市議会「辞職ドミノ」騒動



チューリップテレビ 「スタジオでのリードの部分では、北日本新聞が全てスクープしたような形になっていた。ですが、富山市議の不正を真っ先に報じたのは、うちの8月19日の『ニュース6』という夕方の番組なんです」

「政務活動費に関する一連の報道は、中川市議ですとか、9月12日の民進党系議員の不正発覚とか、当社がスクープしたものがある。
だが、一連の辞職ドミノは、当社の記事のほか地元メディアが不正を追及した結果です。単独の社が暴いたというコメントは事実誤認なので抗議しました」

地元記者 「何の知識もない視聴者が報ステの放送を見たら、北日本新聞の独壇場だったと思うのも無理はありません。テレ朝が、東京からわざわざ釈明に来ること自体、異例中の異例。余程、分が悪いと思った証拠ですよ」・・


ドミノ辞職の富山市議補選 自民が過半数を維持