Phone Arenaは18日(現地時間)、2016年第3四半期のスマートフォン市場において、韓国サムスンが4%以上もの急激なシェア下落を記録したことが判明した模様と伝えています。
米国のIT調査企業であるGartnerが発表した最新の調査報告によると、2016年第3四半期のスマートフォン市場におけるサムスンのシェアは19.2%となり、昨年同期比で4.4%もの大幅な下落を記録したとのこと。出荷台数については、1200万台以上も減少する結果となりました。
同様に、米アップルも昨年同期比でシェアを1.5%、出荷台数を約300万台ほど減少させましたが、一方でファーウェイ、OppoおよびBBK Electronics(Vivo)の中国企業3社は軒並みプラス成長を見せています。
中でも、近年 “数年以内に世界一のスマートフォン企業にまで成長する” と豪語しているファーウェイは、市場シェアを8.7%にまで伸ばし3位を堅持。2位のアップルとの差を着実に狭めることに成功しました。
なお、今回サムスンを襲った急落の主な原因は、“発火問題” によって「Galaxy Note7」が販売停止へと追い込まれたことと、その一連の流れが同社製品への印象を著しく損なったことにあると推察されます。
来年前半に発表される見通しの「Galaxy S8」シリーズでの巻き返しを狙っているであろうサムスンですが、まだしばらくの間は正念場が続くこととなりそうです。
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