9420066小学校の算数にまかり通る“奇習”は、子どもたちへの虐待である――。茂木健一郎さんがブログに投稿した苦言が議論を呼んでいます。発端となったのは、あるTwitterユーザーが投稿した、「“3.9+5.1”の計算に対して“9.0”と書いた答案が減点されていた」という画像・・



小学校算数の奇習に茂木健一郎が苦言“子どもたちへの虐待である”


これに対し茂木さんは、「2×3=6は正解だが3×2=6は不正解。同じように2+3=5は正解だが3+2=5は不正解、という『世界』がある」と数学的には正解である解答が不正解とされてしまう現状について“奇習である”と一蹴。


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茂木さんは、「数学が分かっている人にとっては『小数点問題』『掛け算・足し算の順序問題』は意味がなく、議論にならない」として厳しく指摘しています。

現場にいる教員だけではなく、一部の教科書会社も「“議論の必要すらないような問題”を子どもたちに強制している」として問題を提起。この“奇習”の是正に向けて「文科省にもきちんとした対応をとっていただきたい」と語っています。


小3算数「小数~小数と整数の混合計算~」九重町立淮園小学校