9420530軽油とガソリン、いずれもひと口に「燃料」と呼ばれるものですが、両者には大きな違いがあります。これを間違ってクルマに給油すると、どうなってしまうのでしょうか。



クルマの燃料、入れ間違うと? 軽油とガソリン、誤給油とんでもないトラブルに


ガソリン車に軽油を給油した場合、どうなってしまうのでしょうか。

JAFによれば「軽油の混ざったガソリンが供給されると、エンジンの出力が下がり、加速が鈍くなります。そして、アイドリングも不調になります。さらに、100%軽油だけを入れてしまうと、黒い排気ガスが出るようになり、やがてエンジンが止まってしまいます」とのことです。


誤給油防止ビデオ



逆に、ディーゼル車にガソリンを入れた場合、同様にJAFは、

「最初のうちエンジンはかかっていますが、すぐに力がなくなってきます。エンジン音は高くなって、アイドリングも不安定となり、排気ガスは白くなってきます。
こうなると噴射ノズルや燃料ポンプの交換が必要になる場合があります。軽油とガソリンの混合比によって、入れ間違い後の症状に差があり、エンジン始動が不可能になる場合もあります」としています。


セルフスタンドの給油機は誤給油を防ぐためノズルが色分けされている
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ガソリンスタンドなどでも給油ノズルの色を変えるなど、両者を間違えないよう注意喚起しています。それでも誤って給油してしまうのは、なぜでしょうか。

JAFは、軽油とガソリンの入れ間違い原因として「うっかりしていた」「普段乗らない車だった」「軽自動車は軽油と思った」といった「ドライバーの認識不足や勘違いが多い」としています。


ガソリンエンジン VS ディーゼルエンジン