こんにちは、山口むつおです。
インディーゲームの配信プラットフォームである「PLAYISM」っていうのがあるんですけど、そこで注目作品としてプッシュされているゲームが気になってプレイしてみたんですが、たいそう面白かったので紹介したいと思います。
「HER STORY」というゲームです。今だとセール価格になっていて、598円が299円で買えます。安い。
このゲーム、”サイレントヒル シャッタードメモリーズのクリエイターが贈る、全く新しいスタイルのアドベンチャーゲーム”、”Bafta, IGF, GDC, The Game Awards 2015など、様々な賞を総なめにした”と紹介されています。期待が高まるな……。
さらっと説明を読んだところ「1994年にある男性の行方不明になり、その奥さんに事情聴取を行った時の録画映像を見ながら、事件の手がかりを探っていく」というものだそうです。
それでは、ゲームを始めてみましょう。
何の説明もなく、いきなりゲームが始まります。これ、モニターを写真に撮ったみたいになってるけど、ゲーム画面のキャプチャです。どうやら僕はパソコン画面のモニタに向き合っているようです。
ちなみに、こういったメタ視点的なゲームで、かつ何の説明もなくスタートするゲームはだいたい「OMORO(おもろ)」です。知らなかった人は覚えておいてください。
すでに検索窓には「殺人」というワードがデフォで入力されています。リストに表示されている動画を見てみましょう。
再生すると、これらが「殺人」というキーワードにひっかかった動画であることがわかります。
検索窓に他のワードも入力してみましょう。今回は先程の動画の中で女性が言っていた「弁護士」というワードで調べてみます。
検索のWaitingがかかり……
関連していると思われる動画が出てきました。
なるほどね!つまり……
動画を見る
↓
動画の中で気になる新しいワードを見つける
↓
新しいワードで検索する
↓
関連動画の中でまたワードを見つける
という事を繰り返して、事件の真相を探っていけばいいってことね!
…というわけで、このゲームはメモ必須です(ネタバレになったらあかんので、ぼかしを入れました)。
動画を見て、気になったワード(人物名、地名、モノの名前etc…)を片っ端からメモして検索をかけていきましょう。
はっきり言って、このゲームはそれを繰り返すだけです。繰り返すだけなんですけど……。
ある時、「これってもしかして……?」「マジか……!」という静かな気付きを体験する事になります。はっきりは語られないんですけど、こっちも手がかりを掴もうと思いながら見てるんで、気付いちゃうんですよね……。あっちの動画で言ってた事と、こっちの動画で言ってる事ってつながるよな……?!とか。
新しいフォーマットの推理サスペンス、とでも言うべきなのか。とにかく、今まで体験した事のないドキドキ感が味わえるゲームです。WindowsでもMacでも遊べるので、いっぺんプレイしてみて〜!
※記事の中でご紹介した画面キャプチャーはすべて「HER STORY」のものです