引用元: なろう作家「彼我の戦力差、300対500万!」主人公(勝てるわけないだろ…)

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 04:45:16.78 ID:CIUl7d+j0
このSSはフィクションです。
実在の個人・団体・企業・作品とは一切関係ありません。
また、それらを誹謗中傷するものではありません。

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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 04:49:51.52 ID:CIUl7d+j0
なろう「よーし!軍師の主人公を活躍させるぞ!」

なろう「主人公が率いる部隊に敵の魔物軍が攻めてくる展開にしよう!」

なろう「彼我の戦力差が圧倒的不利な状況で逆転してこそ主人公だ!」

なろう「うーん、彼我の戦力差がどの位ならちょうどいいかな?」

なろう「そうだなぁ…決めた!彼我の戦力差、人間軍300人対魔物軍500万!」




主人公(勝てるわけないだろ…)




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 04:59:52.78 ID:CIUl7d+j0
なろう「彼我の戦力差が大きくても、主人公は籠城なんてしないぞ!」

なろう「平原に討って出るんだ!」

なろう「彼我の戦力差がこれくらいあっても、相手を取り囲めば実際に戦ってる人数はこちらの方が多くなるんだ!」

なろう「自軍を3隊に分けて敵を囲む展開にしよう!」

なろう「これなら彼我の戦力差を埋められるぞー!」



主人公(300人で500万の魔物を囲むのは物理的に不可能だ…)

主人公(おまけに籠城や撤退も封じられてしまった…)




6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:04:58.20 ID:CIUl7d+j0
なろう「しかも味方は主人公を信用していない烏合の衆!」

なろう「まともに訓練さえしていないほとんど素人たちだ!」

なろう「彼我の戦力差はすさまじいなぁ!」

なろう「さぁ!敵軍はもう目の前!時間は無いぞー!」

なろう「がんばれ主人公!負けるな主人公!」



主人公(なんてことだ…味方が頼りにならない上に時間も無いだと!?)

主人公(がんばってどうにかなる展開じゃないだろ!)




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:08:16.57 ID:CIUl7d+j0
主人公(だが、作品にとって作者は“絶対”)

主人公(作者の考える無理難題。それをどうにかするのが主人公たる俺の役目…)


主人公(この戦…どう勝つ!?)


主人公(あまり手段を選んでいられる状況でもないが)

主人公(考えるんだ。何か手があるはず…!)




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:15:51.80 ID:CIUl7d+j0
主人公(俺にできること。考えるんだ…)


取り巻き「主人公さん!勝算はありますか!?」

主人公(とりあえず、ここは作者の要望通りにことを進めるしかないか)

主人公「僕にはあります!あの魔物の軍勢を前に勝利を描く力がある!」


主人公(そうだ!俺にはこの状況でも作者の出す難題を突破する力がある!)




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:20:00.43 ID:CIUl7d+j0
後方支援職「彼我の戦力差、出ました!人間軍300人!魔物軍、およそ500万!」


主人公(もう目の前に見えてるよ)

主人公(仕方ない。もはやこの状況になってしまっては…)


主人公(奥の手を出す他あるまい…!!)


ヴゥン…!!




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:24:04.20 ID:CIUl7d+j0
主人公(俺の使える…ッ!最上級の“時空間魔法”!!)

主人公(俺の全力を持ってしても、この“壁”を超えて干渉できるのはごくわずかなことだけ…!!)


主人公(この作品の作者……『なろう作家』のいる世界!!)


主人公(その世界のどこか、人が多く集まる掲示板に……ッ!!)



カチッ
カチカチッ




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:29:32.73 ID:CIUl7d+j0
主人公「ッッ!!」

主人公「繋がった!!」



【悲報】なろう作家さん、とんでもない戦略を考える


300対500万wwwwwwww
包囲できないやん
逃げろよw
なんで籠城しないんや?
釣り野伏りやろ()
どういうことやねん



主人公(よし!良い感じに燃え上がってるぞ…!)




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:39:58.56 ID:CIUl7d+j0
主人公(いいぞ!作品の感想欄も大荒れだ!)


なろう「あばばばば…」


主人公(俺のこの魔法を使えば、敵軍を容易に全滅させることも可能)

主人公(いや、もっと言うならさらに強い能力に突然目覚めたって構わないんだ)

主人公(だが、それではこの作品の趣旨に反する。作者が納得出来ないんだ!)


主人公「俺の役割はあくまで軍師。作戦で勝たないと意味がないんだ」

主人公「そうだろう?この作品の作者さん!」




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:43:16.89 ID:CIUl7d+j0
なろう「あわわ…魔物軍の数は500万体じゃなくて500体にしますぅ…」

カタカタカタカタ


主人公(よし!作品の展開に“修正”が入ったぞ!!)


ギュゥゥゥン…!


後方支援職「あ、あれ?敵軍、急に数が減りました!敵軍、およそ500体ッ!!」


主人公「ああ、見えてるよ」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 05:48:28.48 ID:CIUl7d+j0
味方「勝てる!これくらいの彼我の戦力差ならどうにか勝てるぞ!!」

味方「「おおーーッッ!!!」」


主人公「その通りだ!僕の考えた作戦通りにすれば必ず勝てる!!」

主人公「まずは自軍を3隊に分け、中央が守勢の間に両翼を……



主人公(やれやれ、これでようやく作者の望んだ展開に持っていける)

主人公(ちょっと違うって?他にこの難題をクリアする手段はなかったんだ)

主人公(なぁ作者さん。これで良かっただろう?)






20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 08:49:06.77 ID:xTDXbYhdo
東京都の約半分の人数から映画館の最大箱の人数になるのは流石に草




23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 09:46:08.41 ID:2pT0kCIOo
アンチ乙
ロイさんがいれば5000万でも余裕だから




26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 10:00:09.40 ID:oK9KvRUIO
>>23
これ
一応全部読むと広範囲魔法とか、壁作る魔法がある上に味方にチートキャラが居る
300vs5000は割といい塩梅




27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 10:07:32.19 ID:FnvCvk5BO




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