福岡県の博多駅前の道路が大規模陥没した件で、ふたたび悲劇です。
画像:【陥没現場付近】
NNN
今月8日、JR「博多駅」前の道路が大規模陥没。
長期の復旧工事が予想されましたが、早くも1週間後の15日に通行が再開されたことに感銘
を受けた政府の安倍晋三首相は、福岡市の高島宗一郎市長に電話をかけ、
「非常に早い復旧で、日本の底力を見せてくれた。
「本当は福岡に行ってお礼を言いたいところだが、復旧作業に当たられた皆さんにくれぐれもよろしく」
と称賛。
海外メディアでも日本における想定外の復旧の早さなどが取り上げられました。
しかし、26日の午前1時半すぎ、現場の工事作業員が道路の異常に気づき、警察に通報。
NHK
警察や福岡市が確認したところ、数十メートルに渡る広範囲の道路で5~7センチほど、波打つ
ようにふたたび陥没しているのが確認されました。
また、車道と歩道の境目も複数箇所でヒビ割れしているのがみられるとのこと。
警察は午前1時45分から周辺を緊急に通行止めとしましたが、ガス漏れや停電などはなく、さら
なる沈下はないと判断され、午前5時半すぎに解除しました。
現在、ふたたび道路が陥没した原因を調査中としていますが、復旧工事にあたった業者は
「埋め戻しに使った流動化処理土が固まる過程で沈下が起きたとみられ、沈下幅は想定の範囲内だ」
と釈明。
現場近くの一般人からは
「『またか』と思った。道路を早く直した対応はすごいと思うが、安全性の確認に時間をかけてもよいのでは」
「復旧して安全と思ったが、まだ全てに安心できない」
など不安視する声もあがっています。
相当早かった復旧工事ですが、意外とずさんだったようです。
前より強くなったとか
言ってなかった?