9423770「大改造!!劇的ビフォーアフター」がレギュラー放送を打ち切ることになった。打ち切りの原因を番組側は、東京五輪などの影響で業者の確保が困難なためとしていたが、同番組をめぐっては複数の訴訟トラブルも発生。建築業者側も依頼を敬遠する傾向にあったという・・



名物番組「ビフォーアフター」打ち切りの裏


同番組は様々なトラブルも抱えていた。今年7月には番組側の指示で追加工事を行ったものの、その代金が未払いだとして、工事を担当した愛知県の建設会社が朝日放送などに約2900万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

当初の費用は約2200万円だったが、制作会社などから追加工事を指示され、さらに約2700万円の追加費用がかかった。制作会社と交わした覚書では、予算を超える恐れが生じた場合、話し合うことになっていたが、協議の場は設けられず、追加費用は支払われていないという。

テレビ関係者は「ニュースになっていない訴訟もあると聞いています。年々制作費が削られるテレビ局において、高額訴訟を抱えるのは好ましくない。そうした背景も打ち切りの遠因にあるのでは?」と指摘する。


『大改造!! 劇的ビフォーアフター』 27日に最終回 後番組については未定


「劇的ビフォーアフター」 失敗で裁判沙汰に



このほか、同番組の名をかたった悪質なリフォーム工事詐欺も横行。番組ホームページ上でも注意勧告している。

関係者 「放送開始当初は“テレビ効果”で、番組に出たリフォーム業者に仕事の依頼が殺到するなどの恩恵があったが、最近は復興工事や五輪関連の仕事の方が圧倒的に金になるので敬遠される傾向にある。

また番組側の指示が無理難題で『割に合わない』とグチる業者も出てきた。週イチのレギュラー放送だけに納期や撮れ高のプレッシャーはハンパではなく、現場のスタッフはいつも疲れていた」・・


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劇的ビフォーアフターが本当に酷過ぎる