男「一言しゃべるたびに声が大きくなる?」
- 2016年11月30日 21:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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男「はあ、なんですかそれ!?」バンッ
医者「説明しろって言われてもねぇ……。今も言ったけど、これからは喋るたびに声が大きくなっていくんだよ」
男「いやですから、その意味が分からないんです!! 俺は病気か何かなんですか!!?」バンバン
医者「ああもう、うるさいなコイツ……看護師」パチン
看護師「はい先生」スッ
男「な、何を……モガッ!!!」
男「モガガッ!!!!?」
医者「看護師の手にさえぎられてるのにこの声量か……これじゃあうるさくて仕方ないなぁ。看護師、その子を連れてって」
看護師「はい」
医者「あっ、玄関で騒がれたら客減っちゃうかな……看護師、その子はどっか遠くで適当に捨てといてね」
看護師「はい」グイッ
男「モガガーッ!!!!!」ズルズル
医者「……やあっと静かになった、さてと、次の金ヅルの相手をしよっかな」ペラッ
?「失礼します」
医者「君の病気は、っと……」
翌日
男(はあ……しゃべるたびに声が大きくなるってなんだよ……これじゃあまともに会話もできないじゃないか……)
「お~い……」
男(ん……?)
友「よっす、男! どうしたよ、朝から辛気臭えツラして」
男(なんだ、友か)
男「おはよう!!!!!!」ビクッ
友「」ビクッ
学生「」ビクッ
犬「」ビクッ
全裸コートのおっさん「」ビクッ
友「お、おい……お前、どうしたんだよ……?」
男(ごめん、友……今は何も言えないんだ……意思を伝えられる何かがあれば……あっ)
友「お、男? 道端でノートなんか取り出して一体……」
男「…………」カキカキ、バッ
友「え? 俺はしゃべるたびに声が大きくなる、原因不明の病気にかかった……? なんだそりゃ?」
男「…………」
友「と、とりあえずここ道だし、学校着いてから話聞くわ。行こうぜ」
「お巡りさん、あいつです!」
警官「なっ、なんだあいつは……!? クッ、これは本官一人では手に余る案件と見た! ここは急いで救援を……!」
全裸コートのおっさん「ウェーイwwwwww」タッタッタッ
警官「あっ、待て!」
『……どうしましたか?』
警官「マルヘン発見、マルヘン発見、至急応援求む……!」タッタッタッ
友「へぇ……そんでさっきはあんな大声だったのか」
男「…………」コクリ
友「ふーん、なるほどなぁ……」
女「おはよ~」ガラッ
女友「あっ、おはよ~女」
友「……あ、いーいこと思い付いたわ」ニヤッ
男(な、なんか嫌な予感が……)
女友「神さま女神さま女さま~、どうかわたくしめに宿題のプリントを恵んで下され~」
女「もう、女友……また忘れたの? はあ、仕方ないなぁ」ガサ
女友「やった、ありがと女。愛してますぞよ~」
女「調子いいんだから……」
友「よー、女さん、女友」
女友「な~に~? 言っとくけど、このプリントは私のだから渡さないわよ?」
友「はっ、俺ぁ宿題ぐらい自分でやるっての。一緒にすんな」
女友「でも男くんにいつも借りてんじゃない」
友「そりゃお前、俺だって忘れる日もあるさ」
女友「週に何回?」
友「週四だな」
女友「毎日じゃん」
女「あはは……」
男(っ!?)
女「あっ、男くんもおはよう」ニコッ
男「っ!?」
女友「男くん、おはよ~……って、ありゃ?」
男(と、友……俺が大声しか出せないのを分かってて、遊んでるのか……? 二人の挨拶に返事はできない……けど、俺にはノートがあるんだ)スッ
友「おっと、手が滑った~」バシッ
男(あっ、ノートが吹っ飛んで……)
友「ダメだろ~男~? ちゃーんと声に出して返事しなきゃ……」ニヤニヤ
男「」ブチッ
男(いいんだな、友。俺は今……加減できないからな?)
男「…………」スウ
女「……男く??」
男「おはようッ!!!!!!!」
女「」ビクッ
友「」ビクッ
女友「」ビクッ
クラスメイト「」ビクッ
学校の変態「」ビクッ
男『友の耳元で言ったからね』
女「え、と……それでけっきょく、男くんはしゃべるたびに声がおおきくなっちゃったの?」
男『はい』
女友「なんで敬語……?」
男『や、なんとなくだけど』
女友「あれ?あたしは普通だ……」
友「はは、お前の何をうやまうんだよ?」
女友「
友「よっ、貧乳っぷりは日本一!」
女友「なんだとお! 貧乳はステータスって知らないの!?」
女「ま、まあまあ……」
男『二人とも落ち着いてよ』
友「はーいはい、分かったよ」
女友「ぐぬぬ……!」
女「でも男くん、しゃべれないって大変だよね……私に手伝えることがあるなら言ってね?」
男『はい』
女友「敬語……」
友「おーアフロ、どうした?」
アフロ「あー、ったく! 上だ上、空を見ろ!」
女「空……?」
女友「さっき見たけど、ただの青空じゃ……って、ええっ!?」
友「なんだよ、これ……」
女「空に……何か浮いて……」
男(あれは……まさか……)
アフロ「ああ……UFOだ」
友「ぐっ、なんて声のデカさだ……」
【ワレワレノタタカイ。コエ、オオキイホウ。カチ。ワレワレ。コノホシノナニヨリ、コエ。オオキイ】
女友「え……? 声が大きい方が勝ちって、これより大きな声出せる人なんているわけないじゃん……」
【タタカイ。オワルマデ。アト、スコシ。ワレワレ、カッタラ。コノホシ。イタダク】
女「そんな……このままじや私たちの地球が……」
看護師「男様」
男「うわっ!!!!!!!!」
女「」バタッ
友「」バタッ
女友「」バタッ
アフロ「」バタッ
クラスメイト「」バタッ
学校の変態「」バタッ
街の変態「」バタッ
男「えっ、あっ、みんなが倒れて!!!!!!!!!」
女「」
友「」
女友「」
アフロ「」
クラスメイト「」
学校の変態「」
街の変態「」
県内の変態「」
看護師「以前よりも声が大きくなられたようですね。何よりでございます」
男(くっ、俺がしゃべったばっかりにみんなが……ごめん!)
男『医者さんが?』
看護師「はい」
男(……あの人、詳しい説明もしないで俺をほったらかしにしてしてたのに……今さら何を?)
看護師「……まあ、嫌と申されましても連れて行きますが」プスッ
男「」バタッ
看護師「……いささか手荒ですが無事に確保できましたし、急いで医者様の元にお連れしましょうか」タッ
?「うぅ……おと、こ……!」モサァ
医者「……やっと目を覚ましたね」
男「あ、あなたは!!!!!!!!!!」
医者「看護師」パチン
看護師「はい」バッ
男(口をガムテープで塞がれた……)
医者「さて……男くん、今世界に未曾有の危機が訪れているのは知っているね?」
男(聞かれても答えられないんですけど……)
医者「ん? あぁ悪いね。看護師、彼に紙とペンを渡してやれ」
看護師「はい」スッ
医者「そうだね。どうやら彼らは地球侵略に来た宇宙人みたいだね……そして、声の大きさで戦いの勝敗を決めているらしい」
男『そうみたいですね』
医者「でも彼らは、あの声の大きさだ……各国首脳が先ほど緊急会議をおこなったけど、恐らく無条件降伏という形をとるだろう」
男『……ですよね。あれより大きな声を出せる人なんているわけない』
医者「うん? いるじゃないか」
男『え?』
医者「君は今、話すたびに声が大きくなる状態なんだよね。そしてその限界は今のところないみたいだし」
男『そ、そうか!』
男「……?」
医者「君の声は、今のところ出せば出すほど大きくなっているんだよね……つまり、君があの宇宙人たちより大きな声を出せるようになった時……君はもう、満足に話すことは不可能になっ
コメント一覧
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- 2016年11月30日 21:33
- なんぞこれ
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- 2016年11月30日 22:11
- ガキが自己満足に書いた意味不明な痛いだけのSS
時間の無駄
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- 2016年11月30日 23:16
- こういうSSを書いてはならないという意味で評価する
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