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男「一言しゃべるたびに声が大きくなる?」|エレファント速報:SSまとめブログ

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男「一言しゃべるたびに声が大きくなる?」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 11:49:54.19 ID:wgShEQAh0

医者「うん。今はまだ普通なんだけどね、これからはしゃべるたびにビックリマークが一個ずつ増えていくから気を付けてね?」

男「はあ、なんですかそれ!?」バンッ

医者「説明しろって言われてもねぇ……。今も言ったけど、これからは喋るたびに声が大きくなっていくんだよ」

男「いやですから、その意味が分からないんです!! 俺は病気か何かなんですか!!?」バンバン

医者「ああもう、うるさいなコイツ……看護師」パチン

看護師「はい先生」スッ

男「な、何を……モガッ!!!」



2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 12:04:03.76 ID:wgShEQAh0

医者「ああ、それとね……これからは小声とか出せないだろうから、それにも気を付けてね?」

男「モガガッ!!!!?」

医者「看護師の手にさえぎられてるのにこの声量か……これじゃあうるさくて仕方ないなぁ。看護師、その子を連れてって」

看護師「はい」

医者「あっ、玄関で騒がれたら客減っちゃうかな……看護師、その子はどっか遠くで適当に捨てといてね」

看護師「はい」グイッ

男「モガガーッ!!!!!」ズルズル

医者「……やあっと静かになった、さてと、次の金ヅルの相手をしよっかな」ペラッ

?「失礼します」

医者「君の病気は、っと……」



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 12:19:13.90 ID:wgShEQAh0


翌日


男(はあ……しゃべるたびに声が大きくなるってなんだよ……これじゃあまともに会話もできないじゃないか……)

「お~い……」

男(ん……?)

友「よっす、男! どうしたよ、朝から辛気臭えツラして」

男(なんだ、友か)

男「おはよう!!!!!!」ビクッ

友「」ビクッ

学生「」ビクッ

犬「」ビクッ

全裸コートのおっさん「」ビクッ



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 12:43:23.68 ID:wgShEQAh0

男(しまった、大声なのを忘れてた……!)

友「お、おい……お前、どうしたんだよ……?」

男(ごめん、友……今は何も言えないんだ……意思を伝えられる何かがあれば……あっ)

友「お、男? 道端でノートなんか取り出して一体……」

男「…………」カキカキ、バッ

友「え? 俺はしゃべるたびに声が大きくなる、原因不明の病気にかかった……? なんだそりゃ?」

男「…………」

友「と、とりあえずここ道だし、学校着いてから話聞くわ。行こうぜ」


「お巡りさん、あいつです!」

警官「なっ、なんだあいつは……!? クッ、これは本官一人では手に余る案件と見た! ここは急いで救援を……!」

全裸コートのおっさん「ウェーイwwwwww」タッタッタッ

警官「あっ、待て!」

『……どうしましたか?』

警官「マルヘン発見、マルヘン発見、至急応援求む……!」タッタッタッ



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 13:03:17.81 ID:wgShEQAh0

学校


友「へぇ……そんでさっきはあんな大声だったのか」

男「…………」コクリ

友「ふーん、なるほどなぁ……」

女「おはよ~」ガラッ

女友「あっ、おはよ~女」

友「……あ、いーいこと思い付いたわ」ニヤッ

男(な、なんか嫌な予感が……)

女友「神さま女神さま女さま~、どうかわたくしめに宿題のプリントを恵んで下され~」

女「もう、女友……また忘れたの? はあ、仕方ないなぁ」ガサ

女友「やった、ありがと女。愛してますぞよ~」

女「調子いいんだから……」

友「よー、女さん、女友」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 13:14:17.55 ID:wgShEQAh0

女「あっ、友くん。おはよう」ニコッ

女友「な~に~? 言っとくけど、このプリントは私のだから渡さないわよ?」

友「はっ、俺ぁ宿題ぐらい自分でやるっての。一緒にすんな」

女友「でも男くんにいつも借りてんじゃない」

友「そりゃお前、俺だって忘れる日もあるさ」

女友「週に何回?」

友「週四だな」

女友「毎日じゃん」

女「あはは……」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 13:32:07.81 ID:wgShEQAh0

友「っとそうだ……おーい、男! 一人で座ってないでこっちに来いよ」ニヤッ

男(っ!?)

女「あっ、男くんもおはよう」ニコッ

男「っ!?」

女友「男くん、おはよ~……って、ありゃ?」

男(と、友……俺が大声しか出せないのを分かってて、遊んでるのか……? 二人の挨拶に返事はできない……けど、俺にはノートがあるんだ)スッ

友「おっと、手が滑った~」バシッ

男(あっ、ノートが吹っ飛んで……)

友「ダメだろ~男~? ちゃーんと声に出して返事しなきゃ……」ニヤニヤ

男「」ブチッ

男(いいんだな、友。俺は今……加減できないからな?)

男「…………」スウ

女「……男く??」

男「おはようッ!!!!!!!」

女「」ビクッ

友「」ビクッ

女友「」ビクッ

クラスメイト「」ビクッ

学校の変態「」ビクッ



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 13:47:27.00 ID:wgShEQAh0

友「あー……耳が変だ」

男『友の耳元で言ったからね』

女「え、と……それでけっきょく、男くんはしゃべるたびに声がおおきくなっちゃったの?」

男『はい』

女友「なんで敬語……?」

男『や、なんとなくだけど』

女友「あれ?あたしは普通だ……」

友「はは、お前の何をうやまうんだよ?」

女友「



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 13:54:09.68 ID:wgShEQAh0

女友「そりゃ内面なら優しさ、見た目はこんなにスレンダーで……」

友「よっ、貧乳っぷりは日本一!」

女友「なんだとお! 貧乳はステータスって知らないの!?」

女「ま、まあまあ……」

男『二人とも落ち着いてよ』

友「はーいはい、分かったよ」

女友「ぐぬぬ……!」

女「でも男くん、しゃべれないって大変だよね……私に手伝えることがあるなら言ってね?」

男『はい』

女友「敬語……」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 14:00:07.00 ID:wgShEQAh0

アフロ「おい、大変だっ!」バンッ

友「おーアフロ、どうした?」

アフロ「あー、ったく! 上だ上、空を見ろ!」

女「空……?」

女友「さっき見たけど、ただの青空じゃ……って、ええっ!?」

友「なんだよ、これ……」

女「空に……何か浮いて……」

男(あれは……まさか……)

アフロ「ああ……UFOだ」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 14:10:48.94 ID:wgShEQAh0

【ワレワレ。ウチュウノタミ。ワレワレノホシ。シゲン、コカツ。コノホシ。シゲン、ユタカ。ワレワレ。シンリャクシャ】

友「ぐっ、なんて声のデカさだ……」

【ワレワレノタタカイ。コエ、オオキイホウ。カチ。ワレワレ。コノホシノナニヨリ、コエ。オオキイ】

女友「え……? 声が大きい方が勝ちって、これより大きな声出せる人なんているわけないじゃん……」

【タタカイ。オワルマデ。アト、スコシ。ワレワレ、カッタラ。コノホシ。イタダク】

女「そんな……このままじや私たちの地球が……」



12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 15:54:37.45 ID:uD4vZSiuO

男(みんな、落ち込んでる……友も、女友も、女さんも……でもしょうがない……あのUFOより大きな声が出せる人なんて……いるわけ……)

看護師「男様」

男「うわっ!!!!!!!!」

女「」バタッ

友「」バタッ

女友「」バタッ

アフロ「」バタッ

クラスメイト「」バタッ

学校の変態「」バタッ

街の変態「」バタッ

男「えっ、あっ、みんなが倒れて!!!!!!!!!」

女「」

友「」

女友「」

アフロ「」

クラスメイト「」

学校の変態「」

街の変態「」

県内の変態「」

看護師「以前よりも声が大きくなられたようですね。何よりでございます」

男(くっ、俺がしゃべったばっかりにみんなが……ごめん!)



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 16:03:06.70 ID:uD4vZSiuO

看護師「男様、医者様がお呼びです。ついてきていただけますか?」

男『医者さんが?』

看護師「はい」

男(……あの人、詳しい説明もしないで俺をほったらかしにしてしてたのに……今さら何を?)

看護師「……まあ、嫌と申されましても連れて行きますが」プスッ

男「」バタッ

看護師「……いささか手荒ですが無事に確保できましたし、急いで医者様の元にお連れしましょうか」タッ

?「うぅ……おと、こ……!」モサァ



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 16:12:08.88 ID:uD4vZSiuO

男(う、うぅ……はっ、そうだ! みんなは!?)バッ

医者「……やっと目を覚ましたね」

男「あ、あなたは!!!!!!!!!!」

医者「看護師」パチン

看護師「はい」バッ

男(口をガムテープで塞がれた……)

医者「さて……男くん、今世界に未曾有の危機が訪れているのは知っているね?」

男(聞かれても答えられないんですけど……)

医者「ん? あぁ悪いね。看護師、彼に紙とペンを渡してやれ」

看護師「はい」スッ



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 16:38:46.96 ID:uD4vZSiuO

男『危機って、あのUFOのことですか?』

医者「そうだね。どうやら彼らは地球侵略に来た宇宙人みたいだね……そして、声の大きさで戦いの勝敗を決めているらしい」

男『そうみたいですね』

医者「でも彼らは、あの声の大きさだ……各国首脳が先ほど緊急会議をおこなったけど、恐らく無条件降伏という形をとるだろう」

男『……ですよね。あれより大きな声を出せる人なんているわけない』

医者「うん? いるじゃないか」

男『え?』

医者「君は今、話すたびに声が大きくなる状態なんだよね。そしてその限界は今のところないみたいだし」

男『そ、そうか!』



16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/30(水) 16:47:19.54 ID:uD4vZSiuO

医者「でも……問題もある」

男「……?」

医者「君の声は、今のところ出せば出すほど大きくなっているんだよね……つまり、君があの宇宙人たちより大きな声を出せるようになった時……君はもう、満足に話すことは不可能になっ
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年11月30日 21:33
      • なんぞこれ
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年11月30日 22:11
      • 1 ガキが自己満足に書いた意味不明な痛いだけのSS
        時間の無駄
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年11月30日 23:16
      • 5 こういうSSを書いてはならないという意味で評価する

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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