kancolle

隼鷹
93047986

1: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:23:03.71 ID:b+USs1Czo

「どうなんだい? 当たってるだろ?」


とある冬の週末の昼下がり。ここは横浜の個室のあるカフェレストラン。

あたしと時雨は個室に二人きりでランチをしている。


「好きだよ。友人、としてね」


時雨はそっけなく答える。

ニンマリと笑うあたし。


※R-18
※レズ


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2: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:25:34.45 ID:b+USs1Czo

「素直じゃないねえ。あたしが言いたいのは、恋人としてってこと」

「違うよ」

「隠さなくていいんだよ。バレてるから。レズってさ」

「なにを言うんだい?」

「キス島沖から帰って来た時、一緒に風呂に入ったろ?」

「そうだね」

「あの時、あたしの胸とあそこを見る時雨の目がさ、男の子の目だったぜ~」

「……」

「もの欲しそうな目で……見てるのをバレないように……チラッチラッとさ……」


時雨がぷいっと横を向く。


「なにが……望みなのさ……」

「そんなに怖い顔しないでくれよ~」

(時雨は怒ってもかわいいね~)

「まあ、あたしと時雨は話したこともなかったし、いきなり遊びに誘われて警戒するのもわかるよ。

正直に言うとさ、あたしは時雨を助けたいんだよ」

「助ける?」

「そうだぜ~。色々と辛そうだからね~」

「……」


3: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:27:52.31 ID:b+USs1Czo

あたしは身を乗り出し、顔を近づける。


「まず、女の子が女の子を好きになるのは、おかしくない。普通。良くある話」

「……」

「ソースはあたし。なんで時雨がレズって気づいたかっていうと、あたしもズーレーだから」


時雨がこっちを見た。


「ズーレーは数が少ないから、いつも必死に相手を探してんのさ。だから気付いちまうんだよ」

「……」

「知ってるかい? レズからは逃れられないんだぜ? まあ本当言うとあたしはバイなんだけどね~。

話がそれたけど、結局言いたいことは、女の子が女の子をえっちの対象と見るのは普通。悩まなくていいんだぜ~ってこと」

「うん……」


時雨がすこし恥ずかし気に言う。


4: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:30:29.41 ID:b+USs1Czo

「次に、もう時雨には時間がない」


あたしは少しまじめに言った。


「どういうことだい?」

「夕立だけどさ、練度がさ、結構高くなってるじゃん」

「うん」

「なぜかっていうと、提督が夕立の練度を集中的に上げてるからだろ?」

「そうだね」

「その向こうには……何が待ってると思う?」

「……ケッコンカッコカリ」

「夕立が提督に取られるぜ?」


時雨が悲し気な表情を見せる。


「ケッコンカッコカリの前に告白して、夕立の心に時雨の居場所を作らないと、かなりやばい」

「心に居場所……?」

「まっさらな夕立がケッコンカッコカリしたら、心から時雨が押し流されて、提督に完全に占拠される。

そうなったら絶対に時雨のことなんて恋人と思わない。その前に告白して、時雨の陣地を作るんだよ」

「……」


時雨が無表情になる。海戦直前のいつもの顔。


「背中を押してくれてありがとう、と、言うべきだろうね……」

「やっちまいな。パーッとな!」


にひひっと笑うあたし。


5: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:33:56.76 ID:b+USs1Czo

「ところでさぁ、夕立とはどうなんだい?」

「なにもないよ……」

「仲よさそうなのに?」

「夕立がじゃれてきて……手をつないだり、抱きつかれたことはあるよ」

「いいじゃな~い」

「軽くキスしたこともある……」

「脈あるじゃん、いけるいける!」

「でも……夕立はああいう性格だから……友情や家族の情愛だよ……恋人とかではなくね」

「まぁ~、好かれてるのはハッキリしてるから良いんじゃね? あとは当たって砕けろだよ~!」


あたしは時雨の目を見る。まつげが長くて、くりっとしてて、ぱっちりしてて……鼻血が出そう。


「それでさ~、ものは相談なんだけどさ~、夕立の前に……あたしで演習しない?」

「えっ……」

「夕立相手のえっちは失敗できないだろ? 備えあればっていうじゃん。本番の前にさ、一回経験しときなよ~」

「……僕には夕立がいるから……」

「まだ告白してないから恋人じゃない。だから浮気じゃないぜ~」

「……」


6: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:40:23.69 ID:b+USs1Czo

今日、あたしは真っ赤なワンピースドレスを着ていた。ホルターネックで胸元と背中がばっくり開いてる。


「実はさ、ブラしてないんだ、あたし。横から見たら、ちょっとビーチクが見えてるかもね~。ひゃはは!」

「なに……それ……」


時雨の顔が少し赤らむ。あたしの胸元が気になるようだ。


「時雨……夕立にやりたいこと、あたしにやっていいんだよ?」

「準鷹さん……ずるいよ……」


時雨がうつむく。


「今日だけ、今日だけだからさぁ?」

「……準鷹さんは色々教えてくれたから、お礼をしたいんだ。だから……いいよ……僕で良ければ」


時雨は本当にかわいい。かわいさの過剰摂取であたしは死ぬかもしれない。

7: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:42:11.94 ID:b+USs1Czo

ランチの後、あたしらは店を出て、街を歩いた。

あたしはひざ上の真っ赤なドレス、黒いファージャケット、黒いパーティサンダル。

夕張からジョニー・ライデンのザクって言われた。

時雨はスタジャン、パーカー、ショートパンツ、スニーカー。頭のベースボールキャップが愛らしい。


(男の子って感じだね~。ひひっ、周囲から二人はどんな風に見られてるんだか……)

8: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:43:53.02 ID:b+USs1Czo
>>7
誤字……
再投稿……

9: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:44:26.35 ID:b+USs1Czo

ランチの後、あたしらは店を出て、街を歩いた。

あたしはひざ上の真っ赤なドレス、黒いファージャケット、黒いパーティーサンダル。

夕張からジョニー・ライデンのザクって言われた。

時雨はスタジャン、パーカー、ショートパンツ、スニーカー。頭のベースボールキャップが愛らしい。


(男の子って感じだね~。ひひっ、周囲から二人はどんな風に見られてるんだか……)


10: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:46:12.82 ID:b+USs1Czo

歩いてすぐのホテルに入る。


(横浜はエロいから好きだね)


部屋に入ると、あたしはバスタブにお湯を入れ始めた。


「ふふ~~~ん♪ 時雨はベッドに座ってなよ~」

「……手馴れてるね……」


街で買ったドーナツの箱をベッドに置く。


「これから口説く演習を始めるぜ」

「お願いするよ」

「まずは~、上着を脱いで、リラックース!」


ぱっとファージャケットを脱いで、クローゼットにかける。

時雨のスタジャンを受け取り、それもかけてあげた。

そして、あたしは時雨の横にすわる。少し時雨がぴくっとした。


11: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:50:31.45 ID:b+USs1Czo

「あたしを夕立に見立てるんだ。まず最初は……手をつなごうか」

「うん」


時雨の手に、あたしの手を乗せる。


「あっ……」


指を絡めて、恋人つなぎにした。

時雨の顔が真っ赤になる。


(こんなに可愛い女の子の手を握れるなんて……艦娘で良かった……)


手を握る――たったそれだけで、あたしの体温も上がる。

指を伝って、あたしと時雨の熱が混じりあった。

心臓がバクバクしだす。


12: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:54:00.58 ID:b+USs1Czo

「時雨の指って、すべすべしてるね~」

「……気のせいかな……いやらしいこと考えてる……?」

「考えすぎだよ~」

(ひひっ、見透かされてる)


「すべすべっぽい」

「……ぽい、をつけてもだめだよ」


時雨の指が、じんわり熱くなってきた。


「指から時雨を感じる……時雨もあたしを感じてる?」

「……うん……熱いね……」


あたしの顔、今、絶対真っ赤だわ。


「うれしいね~」

「うんっ……っ……」


ギュっと握ると、時雨がうつむいて甘い息を漏らす。

13: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:55:33.48 ID:b+USs1Czo

「次は……お菓子。夕立を餌付けをするんだよ」


あたしは空いてる手でドーナツの箱を取り、ふたを開けた。


「ステキなパーティしましょ! で、ドーナツを食べたいっぽい」

「……そのぽい、止めてほしいな……」


口をあーんと開けて、催促をする。


「……やらないとだめ?」

「だめっぽい」

「……もう好きにしていいよ……」


時雨が箱に手を伸ばした。


「そのブランデー風味のやつが食べたいっぽい」

「わかったよ……」

「たべやすいサイズに割ってほしいっぽい」

「注文多いね……」


でもしっかり割ってくれる時雨。

14: ◆KY9IyHJerk 2016/01/22(金) 03:59:06.86 ID:b+USs1Czo

「夕立……はい……」


口にドーナツが優しく入れられる。甘さが口に広がり、脳をとろかした。


「幸せっぽい……時雨も食べるといいにゃし……どれがいいキソ?」

「語尾がおかしいよ……チョコドーナツがいいな」

「お口を開けてほしいっぽい」

「こう……?」


あたしも時雨にドーナツを食べさせる。


「おいしいお菓子を食べるのは幸せ。二人で食べるのは、もっと幸せっぽい」

「ふふっ、そうだね」


時雨が笑う。天使はここにいたんだねぇ……。


「次のレッスンは……キスっぽい」



- 続く -

24: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:46:37.81 ID:0ORm5TT2o

今日、あたしは真っ赤なワンピースドレスを着ていた。ホルターネックで胸元と背中がばっくり開いてる。


「実はさ、ブラしてないんだ、あたし。横から見たら、ちょっとビーチクが見えてるかもね~。ひゃはは!」

「なに……それ……」


時雨の顔が少し赤らむ。あたしの胸元が気になるようだ。


「時雨……夕立にやりたいこと、あたしにやっていいんだよ?」

「隼鷹さん……ずるいよ……」


時雨がうつむく。


「今日だけ、今日だけだからさぁ?」

「……隼鷹さんは色々教えてくれたから、お礼をしたいんだ。だから……いいよ……僕で良ければ」


時雨は本当にかわいい。かわいさの過剰摂取であたしは死ぬかもしれない。

25: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:47:31.67 ID:0ORm5TT2o
>>10
微妙に気にくわない……
再投稿……

26: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:48:03.73 ID:0ORm5TT2o

歩いてすぐのホテルに入る。


(横浜はエロいから好きだね)


部屋に入ると、あたしはバスタブにお湯を入れ始めた。


「ふふ~~~ん♪ 時雨はベッドに座ってなよ~」

「……手馴れてるね……」


街で買ったドーナツの箱をベッドに置く。


「これから口説く演習を始めるぜ」

「お願いするよ」

「その前に~、上着を脱いで、リラックース!」


ぱっとファージャケットを脱いで、クローゼットにかける。

時雨のスタジャンを受け取り、それもかけてあげた。

そして、あたしは時雨の横にすわる。少し時雨がぴくっとした。

27: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:48:30.65 ID:0ORm5TT2o
再開するよ~

28: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:50:37.23 ID:0ORm5TT2o

時雨が身構えた。つないだ手に力が入る。


「難しいことはないよ。やさしく唇を重ねるだけっぽい。

もしそれで気持ちよくなれなかったら……ばいばいっぽい……運命は残酷」

「どうすれば気持ち良くなれるんだい?」

「あたしの経験だけでいうと、相性が大事。努力とか技術とかは、二の次っぽい」

「……」

「本番で気持ちよくなればいいから、ここで上手くいかなくても、気にしなくていいっぽい」

「そうだね」

「気楽にいくっぽい!」


あたしと時雨が見つめあった。時雨の大きい目が潤む。

あたしは目を閉じ、唇を時雨にゆだねた。


「夕立……」

「時雨……」


29: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:53:09.30 ID:0ORm5TT2o

時雨があたしを抱き寄せる。唇が重なり合った。

みずみずしくて柔らかな時雨の唇。

ふれあった粘膜から「好き」の気持ちが伝わってきて、脳に刺さる。

頭がしびれて、体の芯が熱くなった。


(ああ……時雨……本当に夕立が好きなんだねぇ……)


からめた指、抱き寄せた手、唇から、時雨の熱が伝わってくる。


(時雨も熱くなってる……キスで気持ちよくなってるのかい……? あたしも気持ちいいぜ……たまらないよぉ……。

こんなキス……めったに出来ないねぇ……あたしと相性が良くても、しかたないんだけどさぁ……ひひっ……)


時雨は唇をはなした。

キスした時間は数分だが、体感だと数十分にも感じる。

時雨は目に涙を浮かべ、顔を紅潮させていた。


30: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 02:56:46.48 ID:0ORm5TT2o

「夕立……気持ちよすぎて、本格的に寝込みそうになったっぽい……」

「……僕……どうすればいいのさ……」


あたしは笑いながら、時雨を抱きしめた。


「こんなステキなキスができるなら、告白なんて楽勝っぽい……っていうか、あたしが時雨に惚れそうだよぉ!」

「それは……遠慮するよ……」


かまわず頬ずりしまくる。


(ひひっ、ほっぺた柔らけ~~。たまんね~~)

「ご褒美あげるよ~」

「なんだい?」

「あたしの服、脱がせていいぜ?」

「えっ……あっ……」

「あたしのおっぱい見たいんだろ~?」

「……うん……」


31: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 03:00:26.22 ID:0ORm5TT2o

あたしは胸に手をあてて背中を向けた。


「首のうしろの結び目をほどいて……」

「うん……」


結び目をほどくと、胸を隠している布が垂れ下がる。

手で布を押さえなければ、胸があらわになるだろう。


「わき腹のジッパーを下ろして……」

「こう……?」


わき腹のジッパーを下ろすと、ドレスがダボダボになった。

あたしはベッドから降りて、立って時雨のほうを向く。


「これで胸から手をはなすとさぁ……」


ぱさっとドレスが足元に脱げ落ち、胸がぷるんと放り出された。

あたしはショーツとサンダルだけになる。


32: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 03:05:50.41 ID:0ORm5TT2o

「どうだい~? あたしもなかなかのもんだろ~?」

「そうだね……きれいだよ……」

「時雨にそう言われると、うれしいね~。お礼にあたしも脱がせてあげるよぉ~」

「え? いいよ……」

「脱がないと風呂に入れないぜ~?」

「風呂? なんでさ?」

「えっちの演習の準備だよ~」

「わかったよ……自分で脱ぐから……」


時雨はパーカーとショートパンツを脱ぎ、下着だけとなった。


「黒と白のツートンカラーの下着……エロいねぇ~」

「からかわないでほしいな……」

「負けてられないね~。ショーツも脱ごっと」


ショーツを脱いで、手でクルクル回す。


「ほらほら~。下もパープルなんだぜ~」

「はいはい……」


時雨がブラとショーツを脱いだ。

かわいらしい胸、桜色の小さな乳首、うすいアンダーヘア。たまらね~。

あたしは時雨にバスタオルを渡す。


「では~、バスタオルを巻いて~。風呂行こうぜ~」

「うん」

34: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 03:09:55.73 ID:0ORm5TT2o

風呂場につくと、時雨を椅子に座らせた。


「ひひっ、サービスしちゃうよ~」


時雨の体にお湯をかける。

肌が水をはじいた。


(やっべ……肌年齢、まじ若い……)


スポンジにボディーソープをかけ、泡立ててから時雨の体を洗う。

一通り洗って、お湯で流した。


「こんどは僕が流すよ」

「いいのかい? うれしいねぇ~」


同じようにスポンジで体を洗ってもらう。


「じゃあさぁ、一緒に湯船に入ろうぜ……恋人みたいにさぁ~」

「う……うん……」


35: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 03:13:53.01 ID:0ORm5TT2o

あたしたちは向かい合って湯船に入った。


「か~っ、気ン持ちいい~~!」

「そうだね……」

「時雨」

「なんだい?」

「あたしのおっぱい揉む?」

「そんな……」

「揉まない?」

「ううん……揉むさ……」


おずおずと片手をのばし、ふよふよとおっぱいを揉む。


「遠慮しないでさぁ~、両手でガバっといっちゃっていいんだぜ~?」


もう片手ものばし、五本の指で揉みはじめた。


「どうだい?」

「柔らかくて……うん……素敵だね……魅力的だよ」

「ちょうど手のひらが乳首にあたってさぁ~、正直、立ってきた」


時雨の顔が真っ赤になる。


「コリッコリにねぇ~、ひひっ」

「言わなくていいから……」

36: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 03:14:55.45 ID:0ORm5TT2o

あたしは時雨を抱き寄せ、耳元でささやいた。


「なあ時雨……あの入渠のとき、あたしの裸を見たじゃん。それでさぁ……オカズにしたの?」

「えっ……」

「どうなんだい? あたしをどうしたの? 犯したの? 犯されたの?」


時雨の体が熱くなる。


「もう……覚えてないよ……」

「思い出して……妄想の中みたいに、あたしを自由にできるんだよ……このおっぱいも……あそこも……」


時雨の息が早くなった。


37: ◆KY9IyHJerk 2016/01/23(土) 03:22:02.77 ID:0ORm5TT2o

「時雨のおっぱいは覚えているみたいだよぉ」

「?」


時雨の桜色の先端に指を伸ばす。小さい乳首が硬くなっていた。


「えっちな気分になったのかい?」

「んっ……ちがっ……うんだよ……」


ピンクのつぼみの感触を味わってから、指をはなす。


「じゃあさぁ、ベッドで思い出してもらおうかねぇ~」


あたしたちは風呂を出て、寝室に向かった。

ベッドにねそべるあたし。

ベッドの上でひざ立ちの時雨。


「さぁお待ちかね……えっちの演習だよぉ……」


- 続く -

44: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:02:31.60 ID:cMlmTqi1o

「あたしを夕立だと思って……来て……」

「夕立……」


時雨はフェイスタオルを取り出し、愛おしそうにあたしの腕を縛る。

ほどけそうなほど優しい結び目。

でもそこには時雨の愛が込められていて、あたしは身動きがとれない。


「ずっと……こうしようと思ってた……僕だけの夕立……逃げられないように……」

「時雨……」

「一緒に出撃したとき……夕立を沈めようと思ったんだ……誰も来れない……深い海の底で……二人きりになりたくて……」


もう一本のタオルで、仰向けで寝るあたしに目隠しをした。

視界を奪われ、皮膚が鋭敏になる。


「もう何も見ないでよ……そう、心配しなくていいんだ……僕が、いつでも一緒にいるから……」


45: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:04:20.55 ID:cMlmTqi1o

唇を重ねる時雨。

いつもより敏感になっているあたしには、それだけで電撃のような衝撃。


「やっ……んっ……」


かわいい声を出しちまうあたし。

時雨は唇を重ね続ける。


(目隠しされて、こんなキスされたら……ぐずぐずにとけちまうよぉ……)


あたしは脳がしびれて、口を半開きにしてよだれを垂らした。


「この唇も僕のものさ……」


あむっと唇で下唇をくわえられる。そのまま、なぞられたり、揺さぶられたり。


(ああああああ……やっべ……)

「うっ……ふぅううん……」


46: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:06:22.46 ID:cMlmTqi1o

細い指で、うなじや髪をいじられると、ぞくぞくっとした快感が走る。

上唇もくわえられて、つつーーっとなぞられた。

自然と舌を突き出す。


「舌なんて出して……欲しいのかい……夕立はいやらしいんだね……」


舌の先端がふれあった。あいさつするように探りあい、そしてあたしのナカに入ってくる。

じっとりとあたしの舌をあじわうと、物足りないとばかり、口のナカを蹂躙してきた。


「上あごの……ここが気持ちいいの……?」

(ばれた……)


じゅぷっ……じゅぷっ……


いやらしい音をたてて、舌がうごめく。


(頭がボーっとしてきた……気持ちよすぎだよぉ……)


47: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:09:01.58 ID:cMlmTqi1o

時雨の指が鎖骨をすべり、脇をとおって胸の丘に至った。

キスをされたまま胸をさわられると、双丘の先端が熱くなる。

乳輪のギリギリ外側をなんども指で愛撫された。

切なく甘い疼きが胸から沸き立つ。


「改二になって……胸が大きくなって……」


時雨は唇を首筋にはわす。


「入渠すると……無造作に……僕に見せて……」


唇は鎖骨に移動して、胸元に向かった。


「これも僕のもの……」


唇と舌が乳房をねぶりまわす。でも乳首には触れない。

じらされた乳首が、いやらしく立ち上がった。


「えっちだね……ピンク色の乳輪……」


乳輪のふちに指をはわす。びくっと体が震えた。

ますます先端が疼いて熱くなる。


「尖ってるここ……触ってほしい……?」

「あっ……だめっ……」

(見抜かれてるぅ……超さわってほしい……)

「触らないよ……夕立はずっと僕を焦らしてきた……だから……僕も焦らすよ……」


乳房を大きなソフトクリームのように舐め上げる時雨。

行き場のない快感が体に溜まり、あたしの逃げ道をふさいでいく。


48: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:12:17.33 ID:cMlmTqi1o

指が内またを這った。つつーっと撫でられると、びくっと腰が震える。

撫でるたびに、下腹部の奥が熱く疼いた。


「あっ……いやっ……んっ……はうっ……」


乳首もあそこも触られていないのに、どんどん高みに追い詰められていく。


「もっと……乱れて……僕だけに見せて……」


時雨の愛撫は続く。あたしは身体をねじり、悶えた。


「はっ……ああっ……あっ……んっ……」

「気持ちいいかい……?」

「うん……時雨ぇ……んっ……気持ち……いいの……」

「夕立……」

49: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:14:22.61 ID:cMlmTqi1o

愛撫が止まった。


「そんな顔……切ない声……ずるいよ……僕のほうが我慢できない……どこまでいっても……僕のほうが君のものなんだ……」

「あああんっ……」


舌が胸の先端に絡みつき、こねつぶし、吸い上げる。

もう一方の先端も、指でつままれ、しごかれた。

鋭い快感が胸から頭に突き抜ける。


「時雨……時雨……気持ちいい……んんっ……」


あたしは胸の快感に酔いしれた。


「夕立……噛むよ……痛いけど……いいかい……?」

「……いいよ……時雨の好きにして……」


時雨が乳房に噛みつく。痛い。でも愛を感じる。

口が離れた。噛まれたところが、じんじんと疼く。


「僕のしるし……ごめんね……痛かったかい……でも、消えないように……また時々噛んであげる……」


50: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:17:29.16 ID:cMlmTqi1o

時雨が噛みあとをぺろぺろ舐めた。

時雨の愛情表現が、あたしの愛欲を激しく煽りたてる。

下腹部の熱はますます高まり、自然と内またを強く擦り合わせた。


「もっと僕を感じて……忘れられないようにしてあげる……」


時雨の手がそっと股に差し入れられる。

期待で胸が高鳴った。


「ここを僕に見せて……」


手が股を押し広げる。裂け目に焼け付くような視線を感じた。

あたしの一番敏感なところが、痺れるほど勃起している。


「夕立のここが……芽を出しているよ……ねえ……ここを舐めたら、どれほど気持ちいいと思う……?」

「だめっ……怖いの……おかしくなりそう……」

「夕立……僕……もう、おかしくなってるんだ……」


51: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:19:39.06 ID:cMlmTqi1o

あたしの花芯に舌が触れた。快感の電撃が背骨を貫く。

がくがくっと腰が動き、きゅうっと淫穴が収縮した。


「ああぁああ! 時雨ぇ! だめぇ!」


張り詰めた肉粒を、舌が舐め、吸い、ころがす。

そのたびに強い快感が走り、あたしを高みに押し上げた。


「あっ……あっ……っ…………っ……!!!」


焦らされたあたしは、一瞬で陥落してしまう。

激しく腰を震わせ、背中をしならせ、つま先を握って、あたしは絶頂を迎えた。

しばらく体をこわばらせ、そしてだらりと弛緩する。


52: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:21:33.27 ID:cMlmTqi1o

「一人だけでイクなんて……許さないよ……」


時雨があたしの体を愛撫し始めた。

手首の内側、おへそ、ひざのお皿、足の指、指のあいだの膜、肩甲骨のくぼみ……。

うつ伏せにさせられて、仰向けに寝かされて、体のありとあらゆるところを、くまなく唇で愛撫された。


「僕の唇……気持いいかい……?」

「うん……」


返事をするのがやっと。

一回イカされたあたしの体は、全身が性感帯になっている。

その上、目隠しでさらに敏感に。

そこに悪魔のように可愛い時雨の唇。

時雨の唇があたしの体を蕩かしていくことを、ただ受け入れるしかなかった。


53: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:29:42.48 ID:cMlmTqi1o

「ここがひくひくしてる……夕立はやらしいね……」

「ちがうの……」


違わなかった。

あたしのあそこは、たまらないほど切なくなっている。

入れてほしさのあまり、だらしなく半開きになり、よだれを垂らしていた。


「僕も切ないんだ……ねえ、僕を感じて……触ってほしい……」


時雨がはらりと腕のタオルをほどく。

そしてあたしの手を取り、時雨の淫裂に導いた。

あたしの指が、するりと入る。


(しっとりと濡れて……熱い……時雨も余裕が無いって感じだねぇ……)

「夕立が……僕の中に入ったよ……うんっ……んっ……ああっ……!」


あたしは指で時雨をかき回した。

優しく指を動かすと、肉壁が指に吸い付いてくる。


「だめだよ……そんな……んんんっ……あんっ……うんっ……」


指で腹側の媚肉をじんわりと押すと、時雨から甘い息が漏れ、内壁がぐねりだす。

あたしはゆっくりとしたリズムでマッサージし続けた。

54: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:31:24.39 ID:cMlmTqi1o

「あっ……んっ……夕立も……気持ちよく……なってよ……」


時雨があたしの裂け目を指でなぞると、甘い快感が湧き上がってくる。

指がじわりと浅く入った。穴の上部をグリグリとされると、切ない疼きが恥骨を走る。


「時雨ぇ……それ……いいよぉ……んん……切ないよぉ……時雨ぇ……」

「夕立……僕も切ないよ……こんなに近いのに……ぐすっ……夕立が欲しい……」


時雨の指があたしの気持ちいいところを探しあてた。

そこを指でグリグリされると、気持ちよすぎて、体がフワフワしてくる。


「あ゙あ゙あ゙っ……だめっ……いっちゃう……いっちゃうよぉ……」

「僕も……僕もいくよ……一緒に……いこう……」


55: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:34:22.11 ID:cMlmTqi1o

あたしの体が震えだした。自分でもはっきりわかるほど下腹部の奥がきゅうっとして、時雨の指を絞り上げる。

時雨の内壁もあたしの指を強く締め付ける。


「時雨……あたし……いくよぉ……あっああっあああ……」

「夕立……僕も……一緒に……あああああっ……んんん……」


下腹部の奥底で快感が弾け、背中を通って全身を駆け巡り、あたしは絶頂した。

瞼の裏に白と黒がどろどろに混じった模様が浮かぶ。

膣が収縮するたびに、激しい快感が絞り出された。


時雨もイったみたいだ。

時雨の媚壁がぎゅうっ、ぎゅうっと何度も指を締め付ける。そして緩んだ。

56: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:35:51.29 ID:cMlmTqi1o

「夕立……じゃなくて……隼鷹さん……ありがとう……」


汗まみれの時雨があたしにしなだれかかる。

あたしは時雨がたまらなく愛おしかった。

目隠しを取って、時雨を強く強く抱きしめる。


「時雨……大好きだよぉ……お前なら……夕立もイチコロだよぉ……」


ホントは愛してるって言いたかった。でも自重した。

(あたしって、ほんと惚れっぽいねぇ……)


「もし万が一振られたら……あたしがなぐさめてあげるよぉ……」

「うん……ありがとう……」


57: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:39:34.30 ID:cMlmTqi1o

二人は裸のままベッドで寝ている。

あたしは時雨の髪をいじりながら、頬にキスをした。


「それにしても、演習でこれほどあたしが追い詰められるとは思わなかったねぇ……」

「隼鷹さんが、だんだん本当に夕立に見えてきて……歯止めが効かなくなったんだ……」

「あたしも……演技とかじゃなくて、ホントに時雨を……ひひっ……好きになっちまったよ」

「隼鷹さん……」


時雨があたしをぎゅっと抱きしめる。ほんとかわいい。幸せすぎて死にそう。


「時雨が夕立を沈めたいって言ってたけど……あたしも分かるよ」

「……」

「あたしも飛鷹を独り占めしたい……離したくない……ずっと一緒にいたいから……」

「……」

「そしたら時雨と夕立が、あたしと飛鷹に思えて、時雨が愛おしくなった……」

「隼鷹さんは、飛鷹さんが好きなんだね」

「そうだぜぇ……もし誰かがあたしから飛鷹を取り上げようとしたら、たとえ提督でもためらいなくコロす……それほど愛してる……」

「僕とベッドで抱き合いながら言っても、説得力がないよ……」

「ひひっ、そうだねぇ……飛鷹はあたしの浮気を許しちゃうところが、また可愛いんだよねぇ……共依存のバカップルだねぇ、ひひひひっ」


58: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:42:17.02 ID:cMlmTqi1o

その後、あたしたちはシャワーを浴びて、鎮守府に帰った。

数日後、どうやら時雨は告白したみたいだ。

時々、ツヤッツヤしている夕立と、ゲッソリしている時雨が手をつないでいるのを見かける。

二人とも幸せそうだ。ひひっ、良かったねぇ~。


あたしはというと……あいかわらず飛鷹に甘えてた。


「飛鷹~、今年もチョコくれよ~。愛してるんだよ~。チョコ~。飛鷹~」

「はいはい。あげるから」

「提督にもあげるのかぁ~? やめなよぉ~。あたしだけでいいじゃんかぁ~」

「隼鷹には本命チョコあげるから、ね♪」

「ひひっ、ありがとう……うれじいよぉ……飲みに行こうぜぇ~!」


今年も提督をコロさずにすみそうだ。


- 完 -

59: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:43:50.80 ID:cMlmTqi1o

おまけ

『時雨の告白』


夜の公園。僕と夕立の二人きり。お互い制服姿。

僕は夕立に告白をした。


「夕立、愛してる。恋人として……付きあって欲しいんだ」

「時雨……」


僕と夕立、お互い見つめ合い、目をそらさない。

時間が止まったかのようだ。息ができない。

夕立が近づいてきて……そして……僕にキスをした。


穏やかだったのは一瞬だけ。いきなり舌を入れてきた。

長くて熱い舌が僕の口をこじ開け、唇の裏を舐めまわし、歯茎を丁寧になぞり、舌に巻きつき、頬の内壁をこすり、唾液を貪る。

息が苦しくなったが、夕立は僕を蹂躙し続ける。

やっと口がはなれた。

夕立がこくっと僕の唾液を飲み干す。


60: ◆KY9IyHJerk 2016/01/24(日) 16:45:47.57 ID:cMlmTqi1o

「時雨……ほんとうに遅いっぽい……どれだけ待たせるつもりだったの?」

「えっ……?」

「夕立がどんだけモーションをかけても……全然反応がなくて……心が折れそうだったっぽい!」

「それって……」

「夕立、時雨が大好きだから、抱きついたり、手を握ったり、裸を見せたり……チュってしたり……」

「……」

「もう、言わせないで! 恥ずかしいっぽい! 努力が実った! 嬉しい!」

「夕立、僕も大好きさ」

(ははっ……あれは僕へのアピールだったんだ……うわっ!)


夕立が僕の顔を犬みたいにペロペロ舐め始めた。


「し~ぐ~れ~! くふ~~ん……わふ~~ん……」

「ちょ……まって……」


- 続く -

65: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:44:20.49 ID:08H26g7Wo

ぺろぺろぺろぺろ……


僕の顔がよだれでびっちょりになる。


「夕立……ステイ! ステイ!」

「くぅ~~ん……」


想定外の反応に戸惑った。でも夕立が嬉しそうだから、問題ないね。


「部屋にドーナツがあるから……帰って食べようよ」

「わふ♪ わふ~~ん♪」


今日、告白したのは理由がある。

今夜、白露型の部屋は僕らだけ。だから……部屋でえっちなことが出来るんだ……。


66: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:45:33.59 ID:08H26g7Wo

部屋についた僕らは、早速ドーナツを食べ始めた。


「お茶がはいったよ」

「ドーナッツー、ドーナッツー♪」


このドーナツは隼鷹さんと行った店で買ってきた。とても美味しかったからね。

隼鷹さんはこれを見越してたのかな……ありがとう。


「時雨、今夜、部屋は二人きりでしょ」

「うん、そうだね」

「時雨……」

「なに?」

「この日を狙ってたっぽい?」


僕はお茶を噴き出した。


「な…なんのことだい?」

「夕立にはわかるの。時雨はむっつりだから、用意周到っぽい」

「かなわないな……そうだよ……夕立とえっちなことがしたかった……」

「嬉しい! ステキなパーティしましょ!」


僕は息をのんだ。


67: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:46:12.62 ID:08H26g7Wo

「でもドーナツ食べてから~。う~ん、このチョコドーナツ、絶品っぽい!」

「……夕立らしいよ」


ドーナツを食べて幸せになる僕たち。

幸せそうな夕立を見ると、僕もうれしい。

でも……夕立が欲しくなってきた。


「食欲の次は、性欲っぽい!」

「女の子がそんなこと言っちゃだめだよ……」

「時雨の前でしか言わないよ!」

「でも……まあいいよ……シャワーを浴びに行こうよ」

「へ? なんで? 時雨は夕立が嫌いなの?」

「なんで……って、今日、演習で汗をかいたからさ……」

「そんなの許さない! 時雨の匂いを嗅ぎたいの!」

68: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:48:03.77 ID:08H26g7Wo

抵抗する間もなく、夕立が僕をベッドに押し倒す。

僕の胸元に顔をうずめ、ひたすらくんくん匂いを嗅ぐ。


「……やばい……時雨の匂いでガンギマリっぽい……純度が高くて……死ぬかもしれない……」


僕の匂いは麻薬かなにかなの……?


「……シグレニウムが……夕立のエネルギーっぽい……もっと濃度が高いところはどこ……?」


夕立が顔を僕の脇にぐいぐい押し付ける。


「ふわぁぁ……天国はここにあったのね……甘い匂いで涅槃がマッハっぽい……」


くんくんくんくん……


69: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:49:14.15 ID:08H26g7Wo

「直に嗅ぎたいっぽい……」

「えっ……やめっ……」


万歳のポーズで上着をめくり上げられ、そのまま上着をポイされた。

首筋、胸元、そして脇を丹念にくんくんする夕立。


「匂いが濃厚で……我慢できないの……」


僕の脇をぺろぺろ舐めだす夕立。いや、ぺろぺろなんてもんじゃない。ベロンベロンだ。

興奮する夕立を見ると、僕も高まってくる。


(あんなに嬉しそうに舐められると、僕も興奮するよ。それにしても、なんか変な振動を感じる……)


僕の太ももに夕立が股間をカクカク擦りつけていた。

太ももがしっとりと濡れてくる。


70: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:50:48.85 ID:08H26g7Wo

「夕立……いったい何を……」

「時雨に夕立の匂いを付けてるの! はい、これあげる!」


夕立がじっとりと濡れたショーツを脱いで、僕の口に入れた。


(隼鷹さんもエロいと思ったけど……夕立の火力はケタ違いじゃないか……)


夕立の甘い匂いが僕の理性を蕩かしていく。

気付くと夕立のショーツを握りしめ、必死に匂いを嗅いでいた。


「夕立の匂い、気に入ってくれた?」

「うん……最高だよ……」

「もっと嗅ぐといいっぽい!」


夕立が体をくるりと回し、69の体勢になる。僕の顔の上に夕立の秘所が突き出された。

僕は夕立の裂け目に顔を近づけ、くんくんと匂いをかぐ。



71: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:52:02.83 ID:08H26g7Wo

「あまりくんくんしないで……恥ずかしいっぽい……」

「僕の口にショーツを突っ込んだのに、今さら何を恥ずかしがるのかな……

夕立の匂い……えっちだよ……僕もえっちな気分になってきた……」

「夕立の匂いで興奮してくれるなんて……すごい嬉しい!」


そんなことを言いいつつ、夕立が僕のショーツをポイした。

そして股間に顔を突っ込んで、必死にくんくんし始める。


「時雨のお股の匂い……ステキすぎて……何時間でもくんくんできるっぽい!」

「僕もだよ……夕立の匂いがこんなにステキだなんて……お尻の匂いも……いいね……」

「お尻の匂いなんて……時雨は変態っぽい……」


お尻の匂いは変態なんだ……。


「あ……でも時雨のお尻の匂いは極上っぽい!」


僕のお尻は別なんだ……。

72: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:53:01.71 ID:08H26g7Wo

「ねぇ、もっと時雨のステキな匂いが嗅ぎたいの……時雨の甘い蜜の匂い……」


夕立は体を移動させ、僕の裂け目の真正面に顔を持ってきた。

そしてねっとりと淫裂を舐め始める。

熱い舌が僕の花弁と花芯をねぶりまわした。

焦らしなんて全くなし。はなっから火力全開。


「あっ……そんなに……んんんっ……はぁっ……」

「時雨の蜜……とっても美味しいの……匂いもステキ……」


強引に快感を与えられ、なすすべなく押し上げられていく。


「だめだよ……もう……いくよ……いっちゃうから……」

「時雨って可愛い……イったところが見たいの」


腰がぴくぴくしだす。息も上がって来た。


73: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:53:53.61 ID:08H26g7Wo

「んんっ……いく……夕立……僕……いくよ……んんんん」


ビクンっと体を震わせ、あっけなく僕は絶頂に達してしまう。

膣が収縮し、どろりと愛液を噴き出した。

一滴も残さない勢いで夕立が僕の愛液を舐めとる。


「んん……シグレニウム……最高っぽい……でもまだ足りない……」

「はぁ……はぁ……ふぇ……?」

「もっとシグレニウムを……ちょうだい?」

「そんな……僕……イッたばかりだよ……」

「夕立、時雨が気持ち良くなってくれて、とても嬉しいの……」

「夕立……」

「時雨は気持ちよくて、夕立は時雨の蜜が舐められて……これってWin-Winっぽい?」

「えっ……ちがっ……」

「遠慮しないで、夕立にすべて任せればいいっぽい!」

「だめ……イッたばかりだからぁ……だめっ……だめぇえええ……ああああああああ!!!」

74: ◆KY9IyHJerk 2016/01/25(月) 15:55:39.07 ID:08H26g7Wo

その後、ひたすら僕は夕立に絶頂に追い詰められ、愛液を貪られた。

何時間でもくんくんできるという彼女の言葉に嘘はなく、本当に数時間、匂いを嗅がれ、舐められ続けた。

そして夕立は満足すると、そのまま寝てしまった。

からっからに干からびた僕だったが、最高に幸せそうな寝顔の夕立を見ると、これも有りかなと思ってしまう。


(夕立、愛してる……でも僕も夕立もすごい匂い……朝、二人でシャワー浴びないとね……)


夕立の匂いを嗅ぐと、あれだけイっても、また興奮してきた。

自然と指が割れ目をなぞる。

尖ってきた花芯を触りながら、次のデートのことを考えた。

お泊りはどこにしようか……ドーナツはどこで買おうか……遊園地はどうしようか……。

隼鷹さんに、お勧めのデートコースを聞こうかな……。

次回は僕が「ユウダチニウム」を補給したい……。


(夕立……夕立……あっ……んんんっ……)


絶頂を迎えた僕は、穏やかな快感に包まれたまま眠りに落ちて行った。


- 完 -