2.
 

今日は　お庭に　お花を　うえようとしました。
すなば　にうえようとしましたが、リサは「そこはパパがねる場所よ」というので、コップのうえきばち　にうえました。

3.


今日は　リサといっしょに　学校にいきました。
わたしは　リサをしょうかい　しようとしましたが　モンロー先生はリサがみえないので、おこってしまいました。
リサはかなしくなって、こくばんけし　を　かくしてしまいました。

4. 


昨日は　わたしの　たんじょうび　パーティでした。
ママがピザを　ようい　したけど、だれもきませんでした。
リサは「みんな　げんかん　まできてたけど、それからかえってしまった」といいました。
でもみんなは　プレゼントを　のこして　くれたのです。
バービーにんぎょうや　くつなど……。
わたしとリサはバービーにんぎょうで　あそびました。

5.


モンロー先生　は　きょうはおやすみで、ディグマン先生がきています。
ディグマン先生は　きれいだし　すてきな先生で、にっきをかくじかん　のあとに、おやつのじかんをくれます。
ずっとディグマン先生がいてくれたらいいのに。

6. 


今日ジョナサンが　わたし　のふでばこをぬすみました。
ディグマン先生は　ふでばこが　みつからなかったので、かわりのふでばこを　わたしに　くれました。
リサも学校にきていました。ディグマン先生もやっぱりリサはみえないけど、「リサはいるとおもうわ」といってくれました。

6.


昨日、わたし　とリサは、月がでてくるまでおさんぽ　をしていました。
するとお父さんはほんとうに　おこって、リサはバカで　うそつきだ　といいました。
リサはかなしくなって、すがたを　けしてしまいました。

今日はリサは学校にきませんでした。
ディグマン先生は、モンロー先生はもうもどってこない　といいました。

7.


パパは昨日、いちにちじゅう　はたらいていました。
パパはゆうはん　のときすらかえってきませんでした。
今日もまだかえってきません。

今日、ママがわたしのおべんとうに　プリンをいれてくれました。
プリンはわたしの　だいこうぶつ　です。

8. 


わたしは　リサにあいたい。
パパはおしごと　が　いそがしい。

パパはしゅうまつ　にも　かえってこなかった。
ママはパパにとてもおこっています。

わたしは　リサにおてがみを　かくことにしました。

9.


「だい好き　な　リサへ。
リサがいなくてさみしいです。もどってきてください。
あと、パパがひどいことをいってごめんなさい。
あなたはわたしの　いちばんの　ともだちです」

10.


リサ　が　昨日　もどってきました！
リサは「はなれて　ごめんなさい。あとあなたのパパはもう帰ってこないわ」といいました。
リサはこうもいいました。
「あなたのパパとモンロー先生は、わたしのパパと同じようにねむっているの」。

ふたりとも　はやく　おきないかな。


―いかがだっただろうか。
パパとモンロー先生がいなくなったのは、もしかしなくても、リサがやらかしたんだろうと推測されるが、しかしパパの扱い……。

それにしても、子供が書いたにしてはよく出来ていると感じる。
果たしてこの恐ろしい話は実話なのだろうか？

勘の良い読者の方は薄々お気づきのことと思うが、人々に恐怖を与えた『リサの物語』には、ネット民が別の意味で悲鳴を上げるような、ある真相が隠されていた。 



popcornhorror.comという海外サイトで、サニー・シュライナーなる人物がこう発言している。

「この『リサの物語』は私が19歳の時に、事実を元にして描きました。こんなに広まるなんて少し驚いています」

つまり、事実がどうであれ、本当に子供が書いたわけではないようだ。

この一連の騒動にネット民は多く落胆の声を上げたが、シュライナー氏はなんとこの広まりように手応えを感じたのか、『リサの物語』の自主映画制作を始める予定だという。

すでに制作会社を立ち上げているとのことで、実に商魂たくましい。

ただ、あの日記だけでは証拠に乏しいようで、今も第二、第三の「『リサの物語』作者 」が出没しており、シュライナー氏も困惑しているとか。

しかし、もしかしたら、本当の作者はまだ名乗りを上げていなかったりするかもしれない。
それこそホラーである。 



[via: popcornhorror.com] 

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