9429341一瞬の出来事だった。走ってきたタクシーが、そのまま病院の建物に突っ込んだ。3人が死亡、7人が負傷した事故の現場となった福岡市博多区の原三信病院。周辺に居合わせた人たちは、一様に驚きを口にした。



病院に突っ込んだタクシー、数十m手前から急加速か


福岡市西区で松岡容疑者と同居する次男(29)は自宅前で取材に応じた。

「自分が生まれる前から(松岡容疑者は)タクシーに乗っていた。最近の体調も悪くなかった。事故を起こしたこともない」とし、

「亡くなられた方が出た大きな事故で、心から申し訳ない。ふだんは朝出て行って夕方には帰ってきていた。今の車になって、8年くらいだと思う」などと話した。


話題となっている 病院にタクシーが突っ込んだ事件



原三信病院


容疑者の顔見知りの近所の男性(68)によると、松岡容疑者はたいてい午前10時過ぎにタクシーで出発していた。
この日朝も午前10時すぎまでは駐車場にタクシーがあった。ふだんは夜7時ごろには帰っていたが、プロ野球があるときだけは夜も乗っていたようだという。

乗る前に必ず車をぐるっと見て回り、タイヤをすべて点検し、車を磨いていたという。「駐車場の出口でもいつもきっちり一時停止。慎重な運転をする人だなぁと思っていた。事故のことはびっくりした」

近所の女性(61)は松岡容疑者とあいさつをする程度の付き合いだったが、「小柄で優しそう。背広をきちっと着たおじさん」という印象だったという。


ブレーキとアクセル踏み間違いか 病院手前から加速