ジョジョの奇妙な冒険DU第36話「アナザーワンバイツァ・ダストその2」感想

: しっちゃかめっちゃかなバイツァダスト版OP。単純な逆再生や巻き戻しというわけでもなく、巻き戻しと再生のリミックスです。
単なる巻き戻してからの再生では面白味がないので、こういう演出になったのでしょうが、見てる側は軽くポルナレフ状態。
視聴者の記憶もところどころ爆破されてしまっていると考えれば、無理やり辻褄は合わせられるかもしれません。

ただ、こうなってくると5部や6部や7部で特殊OPが作られるとしたら、どうなるか妄想してしまいます。
来年のことを言うと鬼が笑うってレベルじゃあないほどの、先走りカウパー野郎の妄想で申し訳ないですが

5部⇒キングクリムゾンなのでOPが断片的に飛ばされる。OPの全省略は今までも普通にありましたので断片的じゃないとね。
6部⇒早回し
7部⇒背景やオブジェクトの隙間から大統領がチラチラ見てくる。大統領が増える。

それでは妄想はこれぐらいにして今週のジョジョアニ感想です。よろしくお願い申し上げます。
今じゃあなくても、いずれ僕とママは殺される。: 『バイツァダスト！無敵と化した吉影』に対して身の危険を覚える早人。
早人本人に至っては、いずれどころか一回既に殺されているので当然の危機感です。
バイツァダスト初回特典で早人死亡は無かったことにされたので、殺されたという実感を早人は持っていないとしても
美那子さん殺害時の吉良のハッスルぶりと、今の無敵吉影のハッスルぶりが脳裏でダブっていてもおかしくはないです。

重ちーや康一君相手にも吉良は、かなり機嫌よく喋っていたことを思い返すに
吉良吉影が饒舌になっている時は、ある意味、殺害宣告をしているのに近い状態なのかもしれません。
今はまだ解除しないでおこう: 露伴死亡後に、まだこの地雷であと3～4人は始末できるはずと高を括ってしまった慢心野郎吉良吉影33歳。
一人一人、確実に爆破確認してバイツァダスト再設定をすれば良いのにと思っていた時期が私にもありましたが
バイツァダストの再設定って、『死ぬほど吉良が絶望してなくちゃあいけない』という
死ぬほど面倒くさい環境条件が必要なので、露伴一人ヤっただけじゃあバイツァ解除は勿体ないという考えだったのでしょう。
マータイさんもびっくりのエコな精神の無敵吉影です。露伴ちゃん過小評価でかわいそうですが。

仮に、承太郎がバイツァダストの最初の餌食になっていたら、流石の吉良も一番の大物を仕留めたことに満足して
あと3～4人を始末だなんて欲を張らずにバイツァダストを解除していた可能性が無きにしも非ずです。
爆弾の僕が死ねばいいんだ: この直前の、ためらい傷のような素振りも見せず腕時計で鼻血ブーを敢行する度胸と言い
極限条件だからという事を差し置いても、覚悟がかなり決まってきている川尻早人11歳。
吉良の予想では3～4回、バイツァダストを繰り返しているだろうとのことですが
早人自身が知覚していないだけで、もっと多く同じ朝を繰り返して覚悟が無意識の内に蓄積されていたのかもしれません。

小説「JORGE JOESTAR」では宇宙一巡の繰り返しのせいで火星の裏にカーズが37人もデブリっていましたが、
早人が「これ夢じゃなくて、ループしてるんだ」って気付くのが遅ければ、多分このカーズ以上に露伴は死を繰り返しています。
神様どうかこの僕に人殺しをさせてください: 覚悟、いわゆる漆黒の殺意ですね。
黄金の精神であるとも感じられますが、字面だけ見ると漆黒の殺意の方がしっくりきます。
黄金の精神と漆黒の殺意は相反する面はあるのでしょうが、両立もできるのでしょう。SSGSS界王拳みたいに…、何か違うか。
ポケットの中の時計で命拾い: お約束というかある意味では主人公補正や映画の面白黒人御用達の生存フラグを使っちゃうラスボス無敵吉影。
名字と名前に『吉』と付いているだけはあるのか、ラッキーガイです。しのぶっち関係はラッキースケベです。
多分、ボインゴ戦時の承太郎やジャンケン小僧戦時の上り調子の露伴を超える『運の良さ』ではないでしょうか。

それだけに来週の『賢さ』で逆境を乗り越える早人が際立つワケでもあり、この緊迫感と盛り上がりは凄いです。

以上、勝手にもう来週の早人逆転を感じてしまっている先走りカウパー野郎の感想です。本当にありがとうございました。