RSS速報
たとえ若い世代でも1960年代に活躍した世界的に有名なロックバンド「ビートルズ」の名を知らない人はほとんどいないだろう。
ビートルズの短い活動期間の日々を事細かに分析した分厚い本はいくつも出版されており、楽曲は繰り返し収録されてきた。解散からの数十年で、3枚のアンソロジー、2枚のBBCアルバム、Let It Beのアレンジ、1枚のハリウッドボウル・ライブアルバムが発表された。
しかも驚いたことに、かつて発表されなかった幻の楽曲までが存在するという。ここでは結成当初から最後の数か月までにレコーディングされたが未発表のままだった楽曲15曲を見ていくことにしよう。
スポンサードリンク
1. Bad to Me(1963年)
The Beatles - Bad To Me full song RARE
元気のいいミドルテンポナンバー。ビリー・J・クレイマーとザ・ダコタスに提供され1963年に彼らのバージョンがリリースされた。
2. Because I know You Love Me So(1969年)
the beatles because i know you love me so
『Wake Me Up in the Morning』とも呼ばれる。『Let It Be』の時期にレコーディングされたグルーヴ感漂うゆったりとした楽曲。リリース済みの『Why Don't We Do It in the Road?』や『For You Blue』のようなうっとりとさせる魅力がある。
3. Black Dog Blues(1969年)
THE BEATLES - BLACK DOG BLUES WRONG YO YO (UNRELEASED AND REMEASTERED)
ほぼアコースティックによるブルースナンバー。『Let It Be』のレコーディング中にジョンが気だるそうに歌った。
4. A Case of the Blues(1968年)
A Case of Blues - John Lennon Home Recording (Beatles) + Lyrics
1968年に録音されたデモ曲。ボーカルと演奏はジョンによる。秘密めいたメロディは、カート・コバーンやダニエル・ジョンストンがよく聴いたという、同じくジョン作曲の『I'm So Tired』や『Cry Baby Cry』を思わせる。
5. Child of Nature(1968年)
Beatles : Child of Nature : from the Esher demo tapes - 1968
ジョンは後年、この楽曲の快活なメロディーを1971年『Imagine』収録の『Jealous Guy』で使用している。無駄を排したボーカルとアコースティックギターによる本バージョンは、これを原曲とする後年の楽曲よりも森羅万象を感じさせる。詩はビートルズが1968年にインドを旅行した際に訪れたマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに言及している。
6. Circles(1968年)
The Beatles - "Circles"
ジョージには耳に残るスピリチュアルなメロディを作る才があった。抑えめなビートルズの歌の伴奏は彼のオルガンのみで、『Long, Long, Long』の姉妹曲のようなものだろう。詩のテーマは輪廻で、当時ジョージが傾倒していた形而上学的な精神を色濃く反映している。
7. Goodby(1969年)
Paul Mccartney-Goodbye
元々はポールがポップシンガーのメリー・ホプキンのために書いたもの。『Mother Nature’s Son』や『I Will』に通じる穏やかな楽曲である。1969年にポールがアコースティックギター一本でレコーディングした。
8. Love of the Loved(1962年)
The Beatles - Love of the Loved (1962)
デッカ・レコードのオーディション用に提出されたもの。ポールの爽やかでムーディな歌声と子気味良いギターが特徴。デッカ・レコードが契約を見送った話は有名だ。
9. The Maharishi Song(1968年)
The Maharishi Song / Pre-Sexy Sadie
インドの聖者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーとの奇妙で最後は失望に終わった経験について語るトーキングブルース。『Serve Yourself』で見せたジョンのボブ・ディランばりのひねりの先駆けだと思えばいい。
10. One and One Is Two(1964年)
Paul McCartney - One and one is two
1964年頃、ポールは本曲のようなキャッチーなフォークロックソングを息をするかのように作曲していた。ストレンジャーズ・ウィズ・マイク・シャノンという南アフリカ人グループは、ポールがこのデモ曲をレコーディングした同年、テンポを速めた劣化バージョンを発表している。
11. The Palace of the King of the Birds(1969年)
The Beatles - The Palace of the King of the Birds
このアウトテイクの売りの一つはビートルズらしく聴こえないことにある。『Let It Be』の頃のインストルメンタル曲で、1967年『Magical Mystery Tour』収録のサイケデリックなインスト曲『Flying』にも似ている。ビートルズはテクニックで魅せるバンドではなかったが、浮遊感あるベースから、余韻を残しつつ刻まれるシンバルや煌びやかなギターまで、どのパートも美しく練られている。何も考えずに流れに身をまかせるといい。
12. September in the Rain(1962年)
The Beatles - September in the Rain (demo)
初期のポールの甘いボーカルが楽しめる。こちらもデッカ・レコードのオーディション用にレコーディングされた。ドラムの気取ったビートはリンゴではなく、ピート・ベストのものだ。
13. Sour Milk Sea(1968年)
The Beatles - Sour Milk Sea
ジョージ作曲。東洋にインスピレーションを受けた魂の探求は何処へ、こちらではかなりストーレートな楽曲となっている。ミドルテンポのロックでアルバム『Revolver』にならぴったりだろう。後に知人のジャッキー・ロマックスによってリリースされた。
14. Watching Rainbows(1969年)
The Beatles - Watching Rainbows RARE
こちらも『Let It Be』のセッションでレコーディングされた陽気なジャムトラック。やがて最後のアルバムに収録の『I've Got a Feeling』へと姿を変えた。ジョンの詩は即興的で、『I Am the Walrus』にも通じるところがある。
15. A World Without Love(1963年)
The Beatles - World Without Love (Original Demo)
1964年、イギリスの男性デュオ、ピーター&ゴードンがポール作曲のオリジナルを発表。ジョンは詩の出だしの部分「Please lock me away(僕を閉じ込めてくれ)」が気に入っていたという。彼そのままを歌っているかのようだ。
via:The 15 Best Unreleased Beatles Songs That You Can Listen to Now
▼あわせて読みたい
必見!めったに見ることのできないレアな瞬間をとらえた20枚の写真
ジョン・レノンはUFOを目撃し、宇宙人と接触していた?
歴史上に残るあの出来事、その瞬間をとらえた30枚の貴重な歴史的写真
「ありえない。」 実現不可能と断言して赤っ恥をかいてしまった25の予言
ちょっとだけ幸せな気持ちになれるかもしれない23の雑学
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
「動画」カテゴリの最新記事
「サブカル・アート」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位 3710 points | フランスの農夫たちが脱いだ!ことさらきわどい2017年ファーマーカレンダー | |
2位 2190 points | 地球の地下1,000キロメートルに巨大な海を発見。干上がった場合、生命が絶滅する恐れがある(英米研究) | |
3位 1738 points | 養護老人ホームの高齢者たちがぼっちになった子猫たちを育てるプロジェクトが発足。 | |
4位 1661 points | 帽子をかぶったコーギーがあまりにもかわいかったので、コラ職人頑張る | |
5位 1499 points | スケートボードをしている男性にすがるような目で近づいてきた子猫、足首をギュっと掴んで離れない。そして一年後・・・ |
スポンサードリンク
コメント
1. 匿名処理班
最後の「愛なき世界」はビートルズじゃなくて、
ビートルズの未発表曲をモノマネ的にカバーしていた
RevolverってグループのNorthern Songsってアルバムに入っているバージョンを
わざと悪い音にしたニセモノですよ。
2. 匿名処理班
オフィシャルでは幻
ブート界では聞き慣れた曲
3. 匿名処理班
確か・・・元メンバーが笑点で座布団を・・・
4. 匿名処理班
即興で作った曲がメチャ有る事で有名だったりします(笑)
5. 匿名処理班
11はベースじゃなくてギターでベース音やってるから
ジョージがベース相当のギター、ポールがオルガン、ジョンがメロディ、リンゴがドラム
と言う具合かなぁ。