実在した恐竜の尻尾が発見されました。
画像:【恐竜の化石】
https://www.flickr.com/photos/kishka_king/7183332049/
9日に報じられたもの。
中国やカナダの生物学者らが共同で学会誌に発表した内容によると、9900万年前に生息していた
恐竜の尾が、ミャンマー北部の琥珀市場で見つかったとのこと。
[※琥珀(こはく)…植物の樹脂が地層にうもれて化石化したもの。透明または半透明]
画像:【恐竜の尻尾】
http://news.nationalgeographic.com/2016/12/feathered-dinosaur-tail-amber-theropod-myanmar-burma-cretaceous/
また恐竜の種類はベロキラプトルやティラノサウルスといった肉食恐竜と同じ仲間のコエルロサウルス
だそう。
コエルロサウルスは超小型の恐竜でスズメと同じぐらいの大きさ。
画像:【コエルロサウルス】
http://palaeos.com/vertebrates/coelurosauria/dromaeosauridae.html
カナダ王立サスカチワン博物館の古生物学者ライアン・マケラー氏は、
「私たちがかつて考えていたような、ゴジラ型のうろこを持った怪獣とはほど遠い」
と語り、今回の発見で多くの恐竜は原子的な羽毛を持っていたことを裏付けました。
しかし残念ながら、琥珀に残っていたのは軟組織と腐敗した血液で、
DNAの解明に結び付く遺伝物質は残っていなかったとのことです。
9900万年前の遺物というのもすごいですね。