女優・小雪(39)が、夫で俳優の松山ケンイチ(31)と2017年1月期の“日曜9時枠”に放送される連続ドラマで“裏かぶり”の直接対決を演じることになったと、12月6日発売の「女性自身」が報じている。
小雪はドラマ「大貧乏」(フジテレビ系)で主演を務める一方で、松山は木村拓哉(44)の主演ドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」(TBS系)に出演するが、なぜあえて夫婦で裏番組に出ることになったのだろうか・・・?
※気にしていませんよ、私たちは。小雪(39)といえば2011年4月に俳優・松山ケンイチ(31)と結婚し、2012年1月に長男(4)が、2013年1月に長女(3)が、2015年7月に次男(1)がそれぞれ誕生したことで知られる。結婚から4年超で3人の子宝に恵まれた2人は、これまで協力して子育てを行っている様子をたびたび報じられてきたほか、仕事もバリバリこなすなど、公私に渡りバイタリティあふれる活動ぶりをみせており、興味深いご夫婦である。
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(※小雪さんが、これほどまで子どもの出産や教育に熱心な方だとは想像しませんでした)
そんな小雪は2016年早々にも仕事復帰しており、ドラマ「フラジャイル」(フジテレビ系、2016年1月期)やスペシャル主演ドラマ「ゴールドウーマン」(テレビ朝日系、2016年5月28日)に出演するなど女優としての存在感を示した一方で、2016年4月7日には3回の出産を経て綴った「小雪 美の養生訓 女性として心とカラダに向き合った5年間の記録」を上梓し、彼女が数々のトライ&エラーを重ねた末に辿り着いた身体と心のケア方法(情報元:Amazon)を伝えているようだ。
夫の“松ケン”こと松山ケンイチも2016年は、主演映画「の・ようなもの のようなもの」(2016年1月16日公開)や主演映画「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」(2016年2月27日公開)、映画「怒り」(2016年9月17日公開)、主演ドラマ「ふたがしら2」(WOWOW、2016年9月17日〜、全5話)に出演するなど、主演級作品での活躍が相次いだ。現在も主演映画「聖の青春」(2016年11月19日公開)に出演中で、松山は同作において主人公で将棋の故・村山聖九段を演じるため、体重を大幅に増やすなど執念の役作りをみせたことも話題になった。
そんな小雪と松ケンが2017年1月期にもそろって連ドラに出演することが決まり、来年早々からバリバリ働く2人の姿が見られそうだが、ご夫婦で同時期の連ドラに出演する例はあまりみない。とはいえ現クール(2016年10月期)の連ドラでは俳優・水谷豊(65)がドラマ「相棒 season15」(テレビ朝日系、season15、水曜21時)に出演する一方で、妻で女優の伊藤蘭(61)がドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」(フジテレビ系、火曜21時)に出演中のほか、俳優・反町隆史(42)がドラマ「相棒 season15」(テレビ朝日系、season15、水曜21時)に出演する一方で、妻で女優の松嶋菜々子(43)がドラマ「砂の塔〜知りすぎた隣人」(TBS系、金曜22時)に出演中となるなど、夫婦の都合さえ付けば同時期に出ている例もあり、それぞれ放送曜日が違う点などにおいて配慮があるようにもみえる。
ところが小雪と松ケンの場合は、極めて珍しいケースとなりそうだ。小雪の主演ドラマ「大貧乏」(フジテレビ系)と、松山の出演するドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」(TBS系)はともに2017年1月にスタートするが、なんと放送時間帯も日曜21時台と完全に“裏かぶり”の状態なのである。
しかも「A LIFE〜愛しき人〜」は主演・木村拓哉(44)がSMAP解散後の初仕事となることでも注目を集めており、共演陣も竹内結子(36)、木村文乃(29)、浅野忠信(43)、そして松山ケンイチ(31)と豪華メンバーを揃えたうえで、TBSでは最も定評のあるドラマ枠である“日曜劇場”(過去に「半沢直樹」(2013年)、「下町ロケット」(2015年)などのヒット作を輩出。現在は「IQ246〜華麗なる事件簿〜」を放送中)ともなれば、その意気込みが並々ならぬものであることは想像に難くない。そんな裏番組であるフジテレビ系の連ドラの主演として、小雪に白羽の矢が立った理由はどんなことだったのだろうか・・・?
(以下引用)「『A LIFE〜』がコケたら、木村さんの再出発にドロを塗ることになります。そのためTBSサイドは、裏のフジテレビのドラマには出演しないで≠ニ、内々に芸能事務所に通達していました。
もし俳優を出演させた場合、その事務所はTBSドラマには出演禁止にする≠ニ。そのため、ギリギリまで主演が決まらなかったんです。
そこで白羽の矢が立ったのが小雪さんでした。個人事務所所属でしがらみも少ない小雪さんだからこそ、引き受けられたんでしょうね」
(引用元:女性自身。テレビ関係者の談話)
“SMAP解散騒動”が2017年を迎えた時点でどのような決着や進展をみせているのか想像もできないが、キムタクが1月から満を持して主演を務める以上はジャニーズ事務所としても彼をバックアップする体制を整えていることを裏付ける。つまりジャニーズとしてはSMAPの中で唯一、事務所残留の意志を示したとされるキムタクの存在感をSMAP解散早々にも示すことで、解散余波をいち早く打ち消したい思惑も見え隠れする。
そんなキムタク主演「A LIFE―」の主な共演者の所属事務所は、竹内がスターダストプロモーション、木村文乃がトライストーン・エンタテイメント、浅野がアノレ、松ケンがホリプロ、菜々緒がプラチナムプロダクションなどとなっている。これに対し、「大貧乏」の出演者では小雪がスノー、伊藤淳史(33)がクォータートーン、成田凌(23)がソニー・ミュージックアーティスツ、滝藤賢一(40)がエージェントオフィスタクト、奥田瑛二(66)がゼロ・ピクチュアズなどとなっており、バッティングを避ける傾向が目立つのは自然ではある。
だが「大貧乏」にはジャニーズWEST・神山智洋(23、ジャニーズ事務所)も出演予定ですし、ジャニーズもいくらキムタクがコケられないからといって、これまでお世話になっているフジテレビを袖にするわけにもいかず、あえてジャニーズの若手を起用することで手を打ってもらった感もある。それにしても一番損をしそうなのは、事務所こそ違えども夫婦で数字を取り合うことにあまりメリットがないようにみえる小雪&松ケン夫妻だが、あえて“裏かぶり”を決断したのはどんなワケがあるのだろうか・・・?
(以下引用)「今回は、出演を迷う小雪さんの背中を、松山さんが押してあげたそうです。今年の彼女は、1月に脇役で『フラジャイル』に出演したあと、5月に単発で主演ドラマに出たくらい。
小雪さんとしても、連ドラ主演≠フオファーは魅力大です。夫の裏番組ということは気になったでしょうが、今回ばかりは、あなたの仕事よりも私を優先させてね≠ニいう決断をしたのかもしれませんね」(プロダクション関係者)
(引用元:女性自身)
今回の“裏かぶり”は事務所ベースでは問題がなさそうだが、小雪&松ケン夫妻にとってはどちらかしか見てもらえないリスクが付きまとうだけに(当然どちらかの演技は記憶に残らないことになる)、決して都合の良い話とは思えない。それでも小雪にとって連ドラ主演は14年ぶりと新鮮味もあるほか、ドラマでは務めていた会社が倒産したことをきっかけに“大貧乏”に転落する2人の子どものシングルマザー・七草ゆずこを演じる予定となっており、彼女にとって久々の連ドラ主演が母親役という意味で意義深いと判断し、引き受けた可能性もある。
小雪ほどにもなれば裏番組がキムタク主演で夫・松ケンが出ていることくらいの話は偶然の出来事と捉えられるレベルなのかもしれないですし、逆に今回のフジテレビのドラマの主演を(裏に配慮して)誰も引き受けたくない状況だったとすれば、気楽な立場で臨めるメリットもあったのかも。弁護士役の伊藤淳史がゆずこ(小雪)をどのような形でサポートしてくのかが気になるところですし、ヒューマン・コメディー(公式ホームページ)のようなので、年始からあえて「大貧乏」と縁起でもない振り切ったタイトルにした意気込みは買いたい。
“日曜劇場”の持つブランド力やキャスティングだけをみれば、キムタクドラマが有利な状況にもみえますが、どうなるでしょうか。どちらも録画をして観てもらえるほど面白いドラマになるといいのですが、はてさて。
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