愛の伝道師JUN桜田
- § 主な登場人形紹介
【真紅】 ローゼンメイデンは老廃物は出ないはずだが、頻繁に嘔吐する第5ドール。
【雛苺】 ローゼンメイデンは老廃物は出ないはずだが、頻繁に失禁する第6ドール。
【翠星石】 老廃物は出ないはずだが、庭師の如雨露を使用すると妙にスッキリした顔になる第3ドール。
【蒼星石】 老廃物は出ないはずだが、労働で良い汗をかいている第4ドール。
【水銀燈】 足つぼマッサージで『体中に老廃物が溜まってますね』と言われてしまった第1ドール。
【金糸雀】 石田三成よりもみっちゃんが好き。
【珪孔雀】 ボーイズのラブに胸がキュンキュンしてしまう第8ドール。
【雪華綺晶】 ドールズのラブに腹がギュンギュンしてしまう第7ドール。
【薔薇水晶】 ローゼンメイデン達より健気で素直な性格をしている要注意外来ドール。
- § 桜田ジュンの部屋
ジュン「おーい、雛苺~?」
雛苺「何なのよジュン? お茶みたいに呼ばれても、ヒナは今お絵かきで忙しいの!」
ジュン「いいものあげるから、ちょっとこっちにおいで」
雛苺「うぃ? いいもの! 何をくれるのよジュン!?」とててっ
真紅「なになに? 何をくれるの?」ノソノソ
翠星石「お菓子ですか? お菓子をくれるんですか?」ワラワラ
ジュン「何で真紅と翠星石まで来るんだ。呼んでもないのに、どっから湧いて出た」
翠星石「うるせーですぅ! 何で翠星石に断りもなく、勝手にチビ苺だけにプレゼントとか!?」
真紅「ま、まさかジュン! あなた…っ!?」
ジュン「何だよ? まさか、…って」
真紅「雛苺ぐらいの小さい子がとても大好きな筋金入りのロリコン…!?」
翠星石「きゃーっ! チビ人間はそんな目で毎日チビ苺をねっとりと見まわしていたですか!?」
真紅「人間のオスは想像以上に下劣ね! このチンカス野郎ッ! 人間の屑、ゴミ、ザザムシ!」
ジュン「うーるーさーいっ! 僕が雛苺に何を渡そうが勝手だろ」
翠星石「いーや! 関係あるです! 薔薇乙女達の間に偏った愛情が注がれる時…!」
真紅「アリスゲームという名の嫉妬と熱狂の扉が開かれる!」
ジュン「はいはい」
雛苺「ねぇ、ジュン! 翠星石達のカマボコは放っておいて早くギブミープレゼントなのよ!」
ジュン「それを言うならカマボコじゃあなくて『たわごと』だろう」
雛苺「そ、そうとも言うの! とにかくギブミー・ギブミーなのぉ!!」
ジュン「はい、プレゼントはこれだ。雛苺」
雛苺「みょわわっ!? これは可愛いパンツなのよね。お尻に苺のプリントなの」
翠星石「よ、幼女にパンツの贈り物ですとぉ!?」
真紅「本物や…、桜田ジュンは本物の変態さんやでぇ…!」ガクガクブルブル
ジュン「違う。これはパンツじゃあない、オシメだ」
翠星石「えっ!? オシメ…?」
真紅「ジュン殿は、そういうプレイをご所望でござるか」
ジュン「だから、違う! これは雛苺の失禁対策だ!」
翠星石「失禁対策ですとーっ!?」
真紅「なるほど、そういうわけだったのね」
雛苺「あややや…! オシメなんて赤ちゃんがする物なの! こんなの付けるなんてヒナは嫌なの!」
ジュン「雛苺が漏らした後の床を掃除するのは流石にもう疲れたんだよ。分かってくれ雛苺」
雛苺「嫌なの! ジュンの心無いプレゼントのせいでヒナの心は傷つけられたのよ。ジュウリンされたの!」
翠星石「でもまあ、チビ苺のお漏らしは確かに看過できぬ問題ですぅ」
真紅「そうね。この間なんて、寝ながら失禁していたせいで鞄の中で溺れかけていたじゃない雛苺」
雛苺「そんなっ…!? 真紅と翠星石まで!?」
ジュン「大体、一昔前まで『薔薇乙女はオシッコとか出ない』って言ってたくせに…。まったく」
真紅「出そうと思えば」
ジュン「出そうと思うな。ともかく、雛苺はオシメをつけろ」
雛苺「いやなのーっ! ヒナは絶対にオシメなんてしないのー!」
ジュン「ええいっ! こうなったら無理やりにでもオシメさせてやる! 翠星石! 真紅!」
翠星石「応ッ!」
真紅「私と翠星石で雛苺の両手両足を抑えるから、ジュンはその隙に!」
雛苺「みょわわっ!? 何するの真紅達まで!? やめてなのよ本当に!」ジタバタ
翠星石「暴れんなです…暴れんなですぅ…!」
真紅「大人しくオシメされなさい! 三人相手に勝てるわけないでしょ!」
ジュン「そうだそうだ! 暴れると痛いぞ!」
雛苺「にゃぁーっ! ヒナは負けないの! 三人相手でもヒナはあきらめないのーっ!」ジタバタ
翠星石「こんにゃろ! 暴れんなって言ってるですのに…!」
真紅「それもここまでだわ! 足を掴んだ! ほら、翠星石も早く!」ガシィッ
雛苺「し、しまったなの!」
翠星石「ぃよし! 翠星石も掴んだです! ほらチビ人間、今のうちにオシメを!」
ジュン「分かってる! いくぞ雛苺」
雛苺「やめてなのーっ! ジュン、乱暴はやめてぇー! 誰かーっ! 誰か男の人呼んでぇーっ!」
真紅「諦めなさい雛苺! 最早、手も足も出ないあなたに何ができるとでも…」
雛苺「うにょらーっ! このまま辱しめを受けるくらいなら舌を噛んで死ぬのーっ!」クワッ
翠星石「舌を嚙みちぎっても、あとでチビ人間が絆の力で繋いでくれるから無問題ですぅ」
ジュン「そういうこった。舌でも何でも安心して嚙みちぎれ」
雛苺「あ、あやややややややや…」ガクガクブルブル
珪孔雀「どーもー。突然すいませーん、水銀燈お姉様と私からのお歳暮をお持ちしまし…」ガチャッ
雛苺「あっ…」
翠星石「珪孔雀…!?」
真紅「いきなりノックもせずに私の部屋にエントリーを!?」
ジュン「ここは真紅のじゃあなくて僕の部屋だ」
珪孔雀「きゃーっ!? 桜田ジュンさんが雛苺お姉様を手籠めにしようとしているー!?」
ジュン「いやいや、これは違くてだな…珪孔雀」
雛苺「チャンスなの! これでも食らえなのジュンーッ!」
ジュン「ッッ!?」
雛苺「サンライトイエローウォータードライブ(山吹色の小水疾走)!」ぷっしゃあああ
ジュン「ぎゃーーーっ!?」
雛苺「へ、へへへなの…。手も足も出なくても、出してやったのよ…」プシャアア
翠星石「ぬううっ!? なんという土壇場での爆発力! チビ苺、あなどれぬですぅ!」
真紅「いいえ、まだ甘い。私ならスペースリパースティンギーオシッコでジュンの眉間を打ち抜いていた」
珪孔雀「きゃーっ!? 桜田ジュンさんが雛苺お姉様と放尿プレイを楽しんでいらっしゃるー!?」
ジュン「これ見ても、まだ誤解し続けるのか珪孔雀…」ポタポタ
雛苺「…( ˘ω˘)スヤァ」←スッキリしたので眠ってしまった
真紅「実はかくかくしかじかというわけなのだわ珪孔雀」
珪孔雀「なるほど…。ムラムラしたジュンさんが手近な雛苺お姉様で己の獣欲を満たそうと…」
ジュン「おいぃ! 何が『かくかくしかじか』だ真紅! ちゃんと説明できてないじゃないか!」
真紅「人が人に正確な情報を伝える。それだけの事の何と難しい事か」
ジュン「意図的に間違えた情報を伝えていただろうが、今の『かくかくしかじか』は!」
翠星石「まあ、今回の問題点を整理すると、チビ人間がチビ苺に欲情するほど女に飢えているという事です」
ジュン「整理できてないどころか、問題点を勝手に盛るな」
珪孔雀「桜田ジュンさんって、彼女とか…いらっしゃらないんですか?」
ジュン「そ、それは今は関係ないだろ!」
真紅「いいえ、関係あるわね」
翠星石「ですぅ。彼女とかいれば、チビ人間の狭い心にも余裕が生まれてチビ苺の失禁も笑って許せるです」
ジュン「そんなわけないと思うが…」
珪孔雀「と、とにかく桜田ジュンさんには彼女はいないんですよね!?」
ジュン「念を押されても困るが、その…いないです」
翠星石「通い妻気取りのケンドーカシワバは違うんですか?」
ジュン「か、柏葉は…っ! その…」
真紅「一度や二度、世話を焼いたぐらいで彼女面するような重い女はジュンは好みではないというわけね」
ジュン「お、おいおいおいおいおいおいおいおい…! 何もそこまで」
珪孔雀「巴さんはジュンさんの彼女じゃあない…。他にパパや彼氏とかがいるっていうホモオチは無いですよね!」
ジュン「ホモじゃねーよ」
珪孔雀「そ、そうですよね! きょ、今日はお邪魔しました! これ、お歳暮の水銀水(※)です!」
※水銀燈が水素水の流行に乗っかって作った飲料水。実際、水銀が入っているため毒物だが、ドールズにとっては有用。
真紅「だんけしぇーん。早速いただくとするわ」
珪孔雀「では、これで失礼します。御機嫌よう~」シュタタタタ
ジュン「何だったんだ、一体。まあいいや、今の内に雛苺にオシメをはかせておこう」ゴソゴソ
翠星石「…くさいですね」
ジュン「そりゃ、雛苺が失禁をばらまいたからで…」
翠星石「いえ、そういう事じゃあなくですね」
真紅「珪孔雀のあの妙にジュンを意識したリアクション…間違いない」キュポッ(水銀水の蓋を開けた音)
翠星石「そうですね、間違いなく珪孔雀は…」
真紅「ジュンに興味を持ちはじめている」グビグビ
- § nのフィールド・ローゼンの箱庭
珪孔雀「ただいま戻りました~」
水銀燈「お帰りなさい。ちゃんと渡してきたでしょうねぇ?」
珪孔雀「はい。真紅お姉様も喜んでくれていました」
めぐ「水銀燈も一緒にお歳暮を渡しに行けば良かったのに」
水銀燈「私が行くと話がこじれる。今は水銀水の在庫をはけさせるのが最重要」
めぐ「素直じゃないんだから」
珪孔雀「それより知ってました? 桜田ジュンさんって彼女とかいないんですって!」
水銀燈「へぇ…」
めぐ「あら…、あの委員長とも、まだ付き合っているわけじゃあないんだ」
水銀燈「あんなジャリの彼女が誰だとか死ぬほどどうでもいいわよ」
珪孔雀「そ、そうですよね。じゃあ、話題を変えます!」
水銀燈「…? 今日はやけによく話すわねアンタも」
珪孔雀「水銀燈お姉様って…男の人と付き合ったりしたことあります?」
水銀燈「ブホッッ!? ちょっ!? いきなり何て事を聞くのよォ!?」
めぐ「ブホッッとか言っちゃって、水銀燈ったら焦りすぎぃ」
水銀燈「茶化さないで! 大体、そんな事を聞いてどうする気よ珪孔雀!」
珪孔雀「ど、どうする気と言われましても。単純な好奇心…好奇心です。それだけなんだから!」
めぐ「好奇心♪ 好奇心♪」
水銀燈「……」
めぐ「ほらほら、可愛い妹の純真な質問に答えてあげなくちゃあ? ねぇ、水銀燈せんぱぁ~い!」
水銀燈「茶化さないでって言ってるでしょ! 大体、誇り高き薔薇乙女が人間のオスと付き合うとか!」
珪孔雀「ふぅ…、どんな感じなんでしょうね…。男性とのお付き合いって…」ポワワワ
めぐ「あら、珪孔雀ちゃんってば自分から聞いた質問なのに水銀燈の話を聞いてない」
水銀燈「これは重症ね…」
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- :-:2016/12/11(日) 23:46:32
- 翠可愛いよ翠
主人公補正かな?