ジョジョの奇妙な冒険DU第37話「クレイジー・D(ダイヤモンド)は砕けない その1」感想
行きたくもないサマーキャンプで習った距離測定法を実践中でボーイスカウト力の高めな吉良吉影なのですが
プリクラや写真とかで小顔に映るためのテクを駆使しつつ、アヒル口&ウィンクのようにも見えて女子力も高めです。
そんな吉良の魅力(お調子者&ズッコケぶり含む)が爆発しまくりな今週の感想です。よろしくお願い申し上げます。- バイツァダスト版OP
- 先週に続き、今週も吉良無双なOP。通常のOPでもかなり吉良推しっぽい構成だったのですが
バイツァダスト版の編成では、さらに吉良フィーチャーぶりがアップです。何回か見返してようやく分かってきたのですが
吉良にとって都合悪い部分は逆回しで起きなかったことにしているような感じになっていたのですね。
主人公勢が登場するシーンはジャンジャンお帰り願っているような感じですし
吉良が「私を追う者はどんどんしまっちゃおうね」とでも言っているような恐怖を感じます。 - これ以上この朝に戻らせるのは危ないことだ また攻撃されるからな
- この朝の周回で、早人は『吉良自身が早人を殴ろうとしてもキラークイーンが自分を守る』という事を
おそらくは実感として再確認したことでしょうし、仮にまたもう一度同じ朝が来たら、今度は早人も猫草を使わずに
いきなり台所で包丁掴んで、吉良吉影にダイレクトアタックしかねません。これだと流石の吉良も危険です。
そうでなくても、早人にだけどんどん経験値と覚悟を貯めさせての『精神的に強くてニューゲーム』はデンジャー。 - 今、確かに吉良吉影って言ったよなーっ!
- 早人にハメられての自白とは言え、言質を仗助に取られてしまった吉良吉影。
同姓同名の人違いの可能性を仗助も一応は言及していましたが
1.父親(川尻浩作)のはずなのに、息子(川尻早人)に向かって『私は吉良吉影』なんて言っちゃっている
2.両手を広げた謎の素敵ポーズが変態っぽい
3.ドクロのネクタイが吉良っぽい
これらの要素から川尻浩作=吉良吉影と状況判断したようです。ナイス判断、名探偵コナンの蘭ねーちゃんではこうはいかない。 - こんな偶然が… ← 偶然なんかじゃあない!運命に勝った!
- まさかの事態に驚愕する吉良に対して、たっぷりと言葉で追い打ちをかける川尻早人。
もしかしたら早人は意外と率先して『へいへい!ピッチャーびびってる!』とか言うような子なのかもしれません。
とは言え、自分を地雷扱いして汚れ仕事させまくった吉良に対しては
これぐらい言ってやりたくなるような鬱憤が早人に溜まっていても当然ですね。
実際、早人自身が言っている通り、彼が自分の知恵と勇気で切り拓いた現状に変わりないのですから。 - 私は逃げていたわけじゃあない。殺そうと思えばいつでも出来た。
- ほんの10秒ほど前に、全力疾走で逃げ出すもクレイジー・Dに殴り倒された吉良のハイパー矛盾発言タイム。
吉良自身は『逃げたわけじゃないよ、戦略的撤退だよ』というような感じなのでしょうけど、やっぱりちょっと変。
以前からの『運命は自分に味方している』といったような発言も含めて
吉良の中では、基本的には『俺、最高』みたいな独特の世界観が構築されているのでしょう。
億泰の『テメーの都合ばかり喋ってんじゃあねーぞ』が、吉良を表すのに実に的確な表現に思えます。 - 私は誰にも負けんがね… → つ、強い…!(クレイジー・Dに蹴り飛ばされて)
- 『もう吉良さんに恥をかかせるのはやめてーっ!』と言いたくなる人も出てきそうなほど
ビッグマウスからのブーメランが続く吉良吉影33歳。
ただ、猫草空気弾という文字通りの隠し玉を使って、このビッグマウスも実現させてくるあたり吉良は流石です。 - 爆発と空気! この世にこれ以上相性が良いものがあるだろうか!
- この時の戦闘中は雨が降っていましたので、吉良はずっと接触弾ではなく着弾点火弾を使っていたものと
思ってしまっていましたが、億泰爆弾は接触弾寄りっぽいにもかかわらず、雨粒で爆発しなかったあたり
それなりに質量のあるものが接触しないと爆発しないようです。爆弾化したものの体積にもよるのかもしれないですし
爆弾化させた人物そのものを爆破する場合と、爆弾化された人物に触れた人物を爆破する場合とで
もっと細かい爆破条件の使い分けができる可能性もあります。吉良が場面毎に色々と親切な解説を入れてくれてはいましたが
劇中での吉良の発言内容以上に、爆破のレパートリーはあったのかもしれません、というのは行間を深読みしすぎかしら。 - 雨の音が仗助の声に聞こえたと思っただけ
- 視力が超スゴイわりには、耳の良さはそこまでもないようなスタプラ承太郎先輩。
ただ、音や声に関しては康一君の方が敏感だと思われますが、それにもかかわらず承太郎先輩の方が
仗助の声が聞こえたような感覚を持ったのは、もしかしたらジョースターの血統のなせる業かもしれません。
結局、気のせいで片付けられてしまうあたり何とも言えませんが。 - あいつはきっと一発ずつしか爆弾の能力は使えないんだ
- 仗助VS吉良が始まってからというもの、スピードワゴンやスモーキー以上の名解説役ぶりを発揮していた早人ですが
傍目八目じみた的確な状況判断をぶち込んできます。正直、第1部のスピードワゴン以上に有能じゃないでしょうか。 - 僕が触ればいいんだ!
- バイツァダストが始まって以来、上がり続けていた早人の株が最高潮な場面。私もほぼイキかけました。
早人曰く『仗助さんの治す能力を期待してなかったら出来ない』だそうですが、それも恐らくは奥ゆかしい謙遜です。
一回前の朝で、ほぼ躊躇なく自害を試みたほどの早人ですもの
仗助と億泰が助かるのならば自分の生死は二の次であるとの覚悟が決まっていてもおかしくはありません。多分。
以上、駆け足でしたが今週のジョジョアニ感想です。本当にありがとうございました。
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