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大炎上 | こころOF THE DEAD 1巻 夏目漱石の文学とゾンビが融合した摩訶不思議ワールド
 

こころOF THE DEAD 1巻 夏目漱石の文学とゾンビが融合した摩訶不思議ワールド

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『コミックアーススター』連載、「こころOF THE DEAD ~スーパー漱石大戦~」の1巻です。
夏目漱石の代表作にして日本文学で一番発行部数が多い「こころ」。ここにゾンビが出現し、噛まれたお嬢さんを救うため先生(表紙の右側の男)と K(左の男)が奔走する摩訶不思議ワールドな内容になってます。

原作は上・中・下編から成り立っており、この漫画で上・中編はたった数ページだけ。後はずっと下編をやってます。先生は下宿先のお嬢さんに恋しており、そこに幼馴染みのKを招き入れる。Kは頑なな心をしていて不器用 極まりない。それを何とかしたいため同じ下宿先を勧めたはいいものの、お嬢さんとKが恋仲になってしまったらしく嫉妬する先生でした。

そんな折、お嬢さんがゾンビに噛まれてしまう事態が発生。このまま放っておけば完全にゾンビとなってしまうだろう。二人は房州(千葉県南部)にある陸軍研究所ならば特効薬があるかもしれないと、お嬢さんを連れて行くことに。
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ここでこの漫画だけの設定が登場。先生は柳生新陰流を、Kは小野派一刀流の使い手としたことで道中のゾンビを片っ端から斬っていきます。そりゃ主人公コンビだから これぐらいの戦力を身に付けなきゃやってられないって。
そしてその道中で漱石文学の内容に沿ったキャラやストーリーが展開していくのですね。最初に登場したのは「門」。ゾンビに噛まれた妻を助けるべく宗助は 先生たちと行動を共にするけれど、自分が助かりたいため先生たちを裏切ってしまう。結果、それが仇となり… 

その後、先生たちは船に乗って房州に向かったものの泳ぐゾンビによって難破。着いたところは四国の愛媛ときたもんだ! 東京から愛媛までどうやって流れ着いたのかは考えちゃダメです(笑)。ここでは「坊ちゃん」が登場し、赤シャツはゲスを極めた最低野郎になってます。
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ここでは坊ちゃんが活躍し、赤シャツのみならず先生たちにも鉄拳制裁を振るいます。何しろカイザーナックルを装着して ぶん殴るのだから威力は絶大だ。これを機に坊ちゃんが仲間に加わります。と共に、この世界に はびこるらしい悪の存在も浮き彫りに。
この後は鳥取に行って「吾輩は猫である」を消化。ここで悪の組織が明らかになるのですが…総裁がその人でいいの?
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尚、文学めいた展開なのでお色気が無いと思われるかもしれないけれど、このような描写がそれなり出てきます。これなら少しは読みたいと思えるかもしれないね。
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コメント
この記事へのコメント
明治時代って柳生や小野より北辰一刀流や神道無念流のほうがメジャーだった気がするんですが
2016/12/15(木) 10:09 | URL | 名無し #-[ 編集]
たぶん二人は幕臣の子孫かなんかでしょう(適当)
2016/12/15(木) 17:38 | URL | 名無し #-[ 編集]
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