アメリカのErin Kelso(エリン・ケルソ)さんは進化生物学と動物学の博士課程を修了している変わった経歴の持ち主のアーティスト、イラストレーターです。
作品はドラゴンやペガサス、妖精、ユニコーン、人魚などこの世に存在しない動物、幻想的なモチーフと美しく幼い少女や大人の女性がモデルとなっています。作品は全てデジタルで描かれていますが、最初の段階ではペンで紙に描画し、その描いたドローイングをスキャンし、その後Photoshopで描くという工程を経ています。
画風は19世紀後半から1930年頃のイギリスを中心とした挿絵の黄金時代である「挿絵の黄金時代」の影響を強く感じさせ、特に、イギリスの挿絵画家アーサー・ラッカム(Arthur Rackham)やEdmund Dulac(エドマンド・デュラック)、Gustaf Tenggren(グスタフ・テングレン)などに強く影響を受けているのではないかと思われます。
こんな絵の表紙が書店にあったら、絶対手にとってみたくなるのではないでしょうか。Erin Kelso(エリン・ケルソ)さんの多くの作品はdeviantartで見ることができます。以下。