9440912SNSを巻き込み、ブームとなったNHK大河ドラマ「真田丸」は18日、10分拡大版で最終回(第50話)を迎える。クランクアップは異例の非公開。最終回は第1話から第49話まで漢字2文字を貫いてきた副題もなく、異例の無題になった。



制作統括の屋敷陽太郎チーフプロデューサーは、「『最終回の見どころは?』と質問されると、正直、困ってしまいます」と率直な心境を吐露。

「というのも、これまでの49回の放送において、ツイッターをはじめとした様々な形で反響を拝読することで、私たちスタッフは自分たちでも気付いていなかった様々な“見どころ”を視聴者の皆さんから教えていただいたからです。
そうしたご意見が、私たちのドラマ作りを鋭く刺激し、大きな励みとなりました」と感謝し、言葉を紡いだ。

「三谷さんの脚本は、どのセリフにも、どのセリフの行間にも面白味が詰まっています。その脚本を堺雅人さんをはじめとした芸達者な俳優たちが脚本以上に面白くしようとしているのですから、見どころじゃないところがないのです。

しかも視聴者の皆さんがそれぞれの解釈で見どころをつぶやき、色々な場で語り合ってくださったことが、この『真田丸』というドラマの奥行きをさらに深めてくださったと実感しています。それもまた、『真田丸』というドラマの一部なのだと思っています」と全シーンに注目してほしいと訴えた。


9440912-2


「真田丸」最終回 ついに徳川家康(内野聖陽)を前にする真田幸村(堺雅人)
9440912-1


「北条か上杉かのクジを引くように昌幸から迫られた時、関ヶ原の結果を佐助から聞いた時、真田丸砦がようやく完成した時…。私自身も信繁や視聴者の皆さんと同じく緊張し、驚き、喜びました。

最終回、どのような真田信繁の人生を目撃し、どのような思いを自分が抱くのか。見どころは、私にもまだ想像がつかないのです」

最終回の無題についても、屋敷氏は「台本を作り上げる段階では、ある二字熟語を想定していました。

しかし、実際に撮影がすべて終わり、編集室で試写をした際、真田信繁(幸村)を演じた堺雅人さんの演技を拝見して、われわれスタッフ全員が、その二字熟語では収まり切らない熱くて深い思いが最終回には詰まっていると強く感じました。

ほかの二字熟語も色々と思い浮かべてみましたが、いずれもしっくりきませんでした。そこで、最終回の副題は無題とすることにしました」と説明・・

(source: スポニチアネックス - 「真田丸」異例ずくめの最終回 幸村の運命は…屋敷CP見どころ「想像つかない」

関連リンク: 「真田丸」でカットされたシーン 大泉洋が明かす