FierceWirelessは16日(現地時間)、台湾HTC製の新型フラッグシップスマートフォンは、来年の米国市場においては発売されない見込みと伝えています。
米国の市場調査会社BayStreet Researchのアナリストであるクリフ・マルドナード氏は今回、HTCはODM(相手先ブランドで設計から製造まで請け負う事業スタイル)への回帰を進めており、「HTC 10」のように自社ブランドを冠する新型フラッグシップモデルが、来年の米国市場に投入されることはないとの見方を明らかにしました。
また、先月には、HTCが大規模な経営改革の一環として米シアトルにて人員整理を実施したことが報じられていますが、既に自社ブランドの主力製品を米国全土で主要キャリアから発売させるためには労働力が不足していることを、マルドナード氏は指摘しています。
一方で、同社は先日、米グーグルや米Sprintなどの企業とのパートナーシップの下に「Pixel」シリーズや「HTC Bolt」といった端末を世に送り出しましたが、同氏によると、今後同社のスマートフォン事業はODMの比重が大きくなっていく見込みとのこと。
なお、国内ではHTC 10がKDDIより発売されていますが、後継モデルとして噂されている「HTC 11」も同様に発売されることを祈るばかりです。
[FierceWireless via Phone Arena]
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