キング・ブラッドレイ「私が提督になるだと?」
ブラッドレイ「どこかねここは………」サッ
ブラッドレイ「確か私は傷の男(スカー)と戦っていたはず…だが……」
ブラッドレイ「うおおおおおおおおおおお!」
スカー「ぬおおおおおおおおおお!」
……私が剣を抜きあの男の上にのって殺そうとしたとき…光が剣に反射して…
ブラッドレイ(あの男の攻撃を受ける時直前に意識を失ったようだ…が)
ブラッドレイ(眼はえぐり取られてないし手足もある…まさか死後の世界だと言うのか)
ブラッドレイ(それにしてははっきりしているな、出血した所は乾ききってない)
ブラッドレイ(すこし探索してみるか)
ブラッドレイ「ふむ…見渡しているがかなり発展しているな、だが全員ほとんど黒髪に黒目、まさにマスタング大佐を思い出すよ」
ブラッドレイ「だがこの姿で出歩いて良いのか……父上の悪戯か?」
ブラッドレイ(いや……それにしてはおかしい、別の世界とでも言うのかね)
ブラッドレイ(地下からは何も感じ取れないし他のホムンクルスの気配もない)
ブラッドレイ(一応連絡はしてみるか…)バッ
ワイワイガヤガヤ
ブラッドレイ「交通量が多くてかなわんな」
ブラッドレイ「服を変えるにせよ上着も無ければ血のシミを隠すものもない」
ブラッドレイ「連絡も取れんし…全く、ここはどこなんだ……ん」
ブラッドレイ「海の方に何か見えるな」バッ
暁「………生き残ったの…?」
雷「もう嫌よ!みんなが辛い思いをしているのに耐え切れないわ!」
電「で、でもここで逃げたら他の子は…」
龍田「……捨て艦の私たちは何も言えないわ……とにかく本営にこのことを…」
ブラッドレイ「ちょっと良いかね君たち」
響「……!誰………!」
ブラッドレイ「いやぁ、驚かせて済まない、少々訪ねたいことがあってね」
ブラッドレイ「ここ、どこかね」
天龍「…………は?」
ブラッドレイ「ここの場所だ」
雷「…………よ、横須賀…だけど」
ブラッドレイ「ヨコスガ………?そんな場所あったか…?」
電「だ、誰なのです?」
響「凄い傷を負っているけど…」
ブラッドレイ「…君たちが海の上を移動しているのをあの高台から見えてね、どうにも人間ではなそうだったからな」
電「……あの高台って…」
暁「凄い離れてるわよ……」
ブラッドレイ「紹介が遅れた、私の名は「キング・ブラッドレイ」だ」
ブラッドレイ「それで、ここはアメストリスではないのかね」
天龍「…どこだそこ」
雷「知らないわよ!外人の人みたいだし」
電「あ、あの!」
ブラッドレイ「ん?」
電「……どうしてそんなボロボロなのですか?」
ブラッドレイ「この傷の事か、とある男にやられてね、…話を聞くと意見が食い違っているようだ」
ブラッドレイ「少し私に付き合ってもらっても良いか」
龍田「………え、えぇ……」
天龍「あぁ……で、あんたは別の世界から来た大統領だと」
ブラッドレイ「そういう事だ、しかし困ったな…変える方法がないとは」
ブラッドレイ「ふむ……君たちの提督に聞けば何か分かるかね」
響「それは難しいと思うよ…部下をこき使っている男さ、失礼かもしれないけど軍関係者じゃない人の話をまともに聞く人では…」
ブラッドレイ「ならばその男を殺しその男の勤めている所に行けば…はどうかね」
暁「こ、殺す……」
天龍「…確かに会えなくなるのは嬉しいが…殺すのは…」
ブラッドレイ「私が人一人を殺せないとでも?」
天龍「そういう訳じゃ…」
雷「なんか…こう……平和的に解決は出来ないかしら」
ブラッドレイ「例えば?」
雷「話し合いで…とか」
ブラッドレイ「話し合いが出来ない男ではなかったのかね」
雷「うぅぅ……」
龍田「それなら…ねぇ~…」
ブラッドレイ「そうか、では早速案内してくれ」
響「でもその鎮守府は遠いよ?海を移動してきたけど…」
ブラッドレイ「ならば遠回りしていくか、君たち屋根を飛び越えられるかね」
「「「「無茶言うな!(なのです!)」」」」
ブラッドレイ「…何かねこれは」
天龍「俺たちが手を引っ張れば」
龍田「走れるでしょ~」
暁「背中支えてあげるから…!」グググ
ブラッドレイ(こんな姿あいつには見せられないな…)ズササササー
ブラッドレイ「なるほど…ここが君たちの鎮守府、と」
電「」ガクガクブルブル
ブラッドレイ(深く怯えているな…まぁ仕方がないだろう)
龍田「でもどうするの~?入り口だけではなく憲兵さんがうじゃうじゃうるわよぉ~」
ブラッドレイ「憲兵……?あの銃や槍を持っている奴らの事か」
響「そっちじゃなんて言うか分からないけどね」
ブラッドレイ「見た所強くなさそうだな」
暁「」
天龍「強くなさそうって!そこにいる男どもよりよっぽど強いぞ!」
ブラッドレイ「まぁ見てなさい」ザッ
憲兵「……何者だ」
ブラッドレイ「君たちが憲兵だね、少し提督殿とお話をさせてもらいたいのだが」
憲兵「一般人はお断りしている!帰れ!」
ブラッドレイ「私にそんな口をきいて良いとでも?」
憲兵「まずは病院に行った方がいいぜじいs」ザシッ
憲兵「ぎゃああああああああああああ!」ドサッ
龍田「なんの迷いもなく胸を切ったわよ!あと速いし!」
天龍「お前たちは見るな!やべぇぞアイツ…」
憲兵2「おのれ!ただで済むと」ザシッ
憲兵3「この」ザシッ
憲兵4「y」ザシッ
ブラッドレイ「隙が大きい!それに武器の使い方もなっておらん!」ザシシシー
<ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
<タスケテェエエエエエエエエエエエエエ!
暁「」キゼツ
電「」キゼツ
天龍「ふふふ、怖い」ジワッ
龍田「うん、怖いわ」
ブラッドレイ「……ふぅ……」
憲兵さんたちの山「」
ブラッドレイ「一通りは片付けたか、もう出てきても良いぞ」
天龍「はっ、おい起きろ暁!電!」ペシペシ
雷「人間じゃないわ……」
ブラッドレイ「…大総統だと言っているだろう」
天龍(そんな大総統はいねーよ!怖いよ!)
ブラッドレイ「案内の続きを頼むよ」
龍田「え、えぇ……」
入口
ブラッドレイ「…中々立派じゃないか」
電「あ、あの!」
ブラッドレイ「む?どうしたのかね」
電「先に…みんなを助けてほしいのです!」
ブラッドレイ「みんな…?あぁ、他の艦娘の事か」
ブラッドレイ「場所を案内してくれれば助けてやろう」
電「本当ですか!」パァァァァァァァァ
ブラッドレイ「あぁ、約束しよう」ワシャワシャ
ブラッドレイ「この物置にいるんだな」
電「はい」
ブラッドレイ「……やはり鍵がかかっているな、蹴とばしても良いか」
天龍「蹴とばす…!?」
ブラッドレイ「せぇぇぇぇぇい!」ケリアゲ
暁「ひいいいいいいいいいいいいいいい!」
雷「当たり前のように蹴ったわ!」
吹雪「ひっ………!……え」
ブラッドレイ「……この子娘達が仲間かね」
電「は、はい!」
ブラッドレイ「安心したまえ、助けに来た」
五月雨「」キゼツ
子日「」キゼツ
雪風「」キゼツ
響「みんな気絶来ちゃったね」
天龍「そりゃいかついおっさんがドアを蹴とばして両手に剣もってついでに怪我してて睨み付けてるんだ、俺も怖い」
ブラッドレイ「聞こえてるぞ」
天龍「すんません!」ビクッ
が
ブラッドレイ「何故皆私を見て驚いたり泣いたりするのか…」コツコツ
暁(そりゃ怖いわよ!)
龍田(自分の顔の怖さに気づいていないタイプの男性ね…)
電(で、でも頼りにはなるのです…みんな最後にはお礼を言って脱出してましたから)
ブラッドレイ「…最後はここかね」
響「うん、ここには戦艦がいるよ」
ブラッドレイ「それでは……ふん!」バキーン
雷(恐ろしい蹴りね…)
「…何…?」
「誰なの…」
ブラッドレイ「……む」
イタリア「良かった…貴方が助けてくれたんですか?」
ブラッドレイ「…いや助けたというか……なんといえばよいか」
天龍「ま、まぁ結果としては助けてくれてるんだよ…な」
龍田「えぇ…詳しい説明はあとで、さ、脱出しましょう」
金剛「助かったデース……」
比叡「奇跡ってあるんですね…」
武蔵「あぁ」
ブラッドレイ「………そこの娘」
武蔵「私か?」
ブラッドレイ(……白とは言えないが脱色した髪の色、赤い目に褐色の肌………まさかこいつ!)
ブラッドレイ「……昔私とどこかで会ったかね」
武蔵「は?」
ブラッドレイ「…ではイシュヴァ―ルという言葉を知っているか」
武蔵「…知らないが……何だそれは」
ブラッドレイ「………なんだと………イシュヴァ―ル人…じゃない…!?」
武蔵「だからなんだそれは」
伊勢「げっ提督」
アイオワ「気づかれちゃったわ!」
提督「騒がしいと思って来てみたら…!なんだこれは!どうして貴様らが檻の中から脱出している!」
提督「あとそのジジイは誰だ!」
ブラッドレイ「…お前が提督か」
提督「…そうだ、それがどうした?」
ブラッドレイ「ちょっとこの子たちに頼まれてね、私がドアを蹴って助けた」
提督「はぁ!?普通の人間に出来る訳がねぇだろ!このドアは特別発注した見た目は木製だが重さは」
ブラッドレイ「ごたごた抜かすな!貴様の話なんぞ聞きたくもないわ!」クワッ
提督
コメント一覧
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- 2016年12月25日 22:55
- ハガレン懐かしいな
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- 2016年12月25日 23:00
- 4コマのブラッドレイ混ざってるのワロタ
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- 2016年12月25日 23:02
- 全員別人だよこれ
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- 2016年12月25日 23:02
- 面白かった!
もっと書いてくれないかなブラッドレイ提督
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- 2016年12月25日 23:03
- 艦娘が弱すぎて話にならない
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- 2016年12月25日 23:04
- 導入で力尽きんなよ妄想力が足りん
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- 2016年12月25日 23:25
- 鎮守府には総士やブラッドレイみたいな有能ばかりやってきて参るね
たまにはカン・ユーやイオク様みたいのが着任してもいいのよ?
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- 2016年12月25日 23:34
- イオク様だとお飾り提督になって邪魔です・煩いと言われるだけだろうなぁ
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- 2016年12月25日 23:37
- ジャンルが「艦これ」や「ハガレン」じゃなくて「その他」なのは、なぜなんだぜ?
-
- 2016年12月25日 23:50
- ハガレン最強といえば大総統だったなぁ
厳密に考察すれば違うのかもしれんけど「負ける」が想像し難い御方やった
最後も数の暴力と運でギリッギリ倒せたわけだし
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