Forbesは21日(現地時間)、新たにリリースされたiOSの最新バージョン「iOS 10.2」が、現在一部のiPhoneシリーズに発生している “バッテリー問題” を悪化させる可能性があると報じています。
現在、一部のiPhoneシリーズにおいて、バッテリー残量が一定値以下にまで低下すると、残量に関わらず強制的に端末がシャットダウンし、完全に充電が切れた状態になってしまうという不具合が発生していますが、新たな報告によると、iOS 10.2へとアップデートすることで不具合の程度が悪化する可能性が高いとのことです。
また、バッテリー残量の表示が突然1%になり、以後数時間にわたり残量1%のまま動作し続けたといった不具合の発生も報告されていますが、バッテリー残量が一定値以下になると不具合が発現するという点においては、どちらも共通しています。
そのほか、既に「iOS 10.2.1」のプレビュー版を導入したユーザーからは、不具合がやや改善されていることが報告されており、正式版では完全に修正されることになるかもしれません。
なお、iOS 10.2の変更履歴には記載されていない機能として、バッテリーの自己診断機能が密かに実装された模様。詳細については判明していませんが、米アップルがバッテリー問題を解決する上で大きな助けとなることは間違いなさそうです。
[Forbes via Phone Arena]
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