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【ダンガンロンパ】ブラックジャック「カムクライズル…?」|エレファント速報:SSまとめブログ

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【ダンガンロンパ】ブラックジャック「カムクライズル…?」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 00:05:20.58 ID:6+oGpLVO0

ピノコ「ちぇんちぇー、どうしたの?」

BJ 「希望ヶ峰学園からの手術の依頼さ」

ピノコ「きぼうがみねがくえん?」

BJ 「なんでも超高校級の才能を持った子達をスカウトし
未来の希望とやらのために育成してる学校だとさ」

ピノコ「ちょうこうこうきゅうならピノコ聞いたあゆよー!
あいどゆの舞園ちゃんとかぎゃゆの江ノ島ちゃんとかが
スカウトされてゆのね!でもちぇんちぇー?そんな所へ
誰を手術しに行くの?」

BJ「さぁ…お偉いさん方は手術の内容だけを熱心に
話していて患者の名前なんて出しもしなかったさ」





2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 00:19:38.28 ID:6+oGpLVO0

~希望ヶ峰学園~

お偉いさんA 「これはこれはブラックジャック先生!
お待ちしておりました!」

BJ 「あぁ、なんせ世界一と揶揄される十神財閥の御曹司
をもスカウトできる程の学園さ、手術代が弾むと思って
すっ飛んできたよ」

お偉いさんA 「えぇ!手術が成功さえすればお幾らでも
お払いしますとも!ではこちらへ」

~カムクライズル 手術室的な所 ~

BJ 「こりゃまた沢山の機械やらなんやらが置いて
ありますな」

お偉いさんA 「それはもうこのプロジェクトの為に
この学園の総力を掛け、色々な才能を持った人材を
スカウトしてきたと言っても過言ではありません」

BJ 「 お前さん方が言っていた”カムクラプロジェクト”
か」

お偉いさんA「はい、全ての才能を持つ人間を作り出す
”カムクラプロジェクト”それを成功させるのが
我らの目標でございます」




3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 00:40:07.27 ID:6+oGpLVO0

お偉いさんB 「どう弄り 神経をどうして
何を脳に詰め込めばいいのか
我々はカムクライズルを作る為の
方法を長年掛けてようやく見つけ出しました。
しかしそれを実現させる技術を持つ医師を探した所
皆不可能だと匙を投げ…、あとはもう天才外科医の
ブラックジャック先生!貴方の力をお借りする他手は
ないのです!」

BJ 「そりゃ脳を隅々まで弄り回すんだ、私でも容易
ではないでしょう」

お偉いさんC 「ということは?」

BJ 「まぁ確率は五分五分と言うところですな」

お偉いさんA 「それでは手術を行えると!」

お偉いさん方 「「「ヤッターーー!!!」」」




4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 01:12:21.09 ID:6+oGpLVO0

BJ 「しかしお代は高いですぜ?(人差し指を立てる」

お偉いさんA 「いえいえ!1000万円で手術して
いただけるなら喜んで!」

BJ 「フフッ(首を横に振りながら」

お偉いさんB 「これはこれは失礼しました!
1億円!1億円ですね!世紀の手術を行うのです!
これくらいないと先生に対して見返りが少ない
ですからな!」

BJ 「フフッ、あんた桁が4桁も違うよ」

お偉いさんB 「ふぇ?4桁?」

BJ 「1兆円だ」

お偉いさん方「「「いっ 1兆円!!!???」」」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 01:28:56.96 ID:6+oGpLVO0

お偉いさんD「あんた!1兆円だ!?バカなことを
言うんじゃない!たかが一度の手術でそれだけの金が
払えるわけないでしょう!」

お偉いさんE「そうだ!ただでさえ法外な値段を
提示しているのに!こちらが下手に出れば良い気
になって!足元を見過ぎだ!これだから闇医者は!」

BJ「フフッ、お前さん方、もし世間に希望ヶ峰学園が
頭を開いて弄っていて何かをしているなんて
広まったらどうする?お前さん方が提示した額なんて
口止め料が良いところだ」

お偉いさんF「それは君も同罪だろ!」

BJ 「生憎世間に非難されるのも警察に世話になるのも
慣れてるもんでしてねぇ」

お偉いさんB 「グヌヌ…しかし1兆円というのは
やはり高すぎでは…」

BJ 「まぁ私は別に受けても受けなくても
どちらでもいいんだ、早く決めてくれ」

お偉いさんC 「失敗した場合は?」

BJ 「その時はお代は結構です、口止め料も
成功した時だけにしときましょう」

お偉いさん方 「「「(審議中)」」」

お偉いさんA 「わかりました…1兆円お支払い
しましょう…」

BJ 「交渉成立だ、ところでその手術を受けるのは
貴方達の誰ですかい?」

お偉いさんD 「えぇと確か予備学科の…誰か名前
覚えているか?」

お偉いさんE 「日高?日向?はて?なんという
名前だったか…」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 01:45:23.00 ID:6+oGpLVO0

BJ 「…!お前さん方まさかこんな危険な手術を
そんな名前も覚えていない子に受けさすつもり
だったのか!?」

お偉いさんF 「ちゃんと数値化して成果を見るなら
無個性な予備学科の生徒を使った方がいいし…
なにしろ替えが沢山いるし…」

BJ 「ふざけるな!!」バンッ!

BJ「人の命をなんだと思ってるんだ!あんたら老ぼれの
つまらない夢を自分で叶えるならまだしもそれを年端も
いかない子を実験台にして…!
子供達はお前さん方老ぼれのチェスの駒じゃないんだぞ!」

お偉いさんB 「しかし希望ヶ峰学園の学費免除、全才能
を得れると思えば…」

BJ 「こんな馬鹿げたことに命を張るくらいなら
普通に生きている方がずっとマシだ」

お偉いさんD 「しかし第一候補は自ら…」

BJ 「何?」

お偉いさんA 「予備学科の生徒は希望ヶ峰学園を
出た実績が欲しいから入った者と本科に強烈な
コンプレックスを抱いてる者の二種類に分けられる。
そこで定期的な学生調査なので誰が
カムクラプロジェクトにふさわしいか見極め
声を掛けていたのだ」

お偉いさんE 「それで今第一候補に上がって
いるのが」ガサッガサッ

お偉いさんE 「あった予備学科の生徒 日向 創だ」




8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 02:04:38.97 ID:6+oGpLVO0

お偉いさんD 「彼は予備学科の中でも特に本科に
対して憧れを抱き自分に何の個性もないのを
コンプレックスに思っていました」

お偉いさんB 「色々な子に聞いてみたが脳を弄る、
記憶がなくなると言えば皆プロジェクト参加は拒んだが
日向 創だけは考えさせてくれと言ってきたのだ」

BJ 「だからその子に受けさすと?」

お偉いさんF 「別に我々は強制をしている訳では
ない、あくまでも勧めているだけだ」

BJ「……」

BJ 「成る程、お前さん方の意見はよくわかった
その日向 創が手術をOKしたらまた連絡してくれ」

BJ 「それでは私はこの辺で」 ドア バタン

お偉いさんA 「まったくとんでもない金を請求
してきた挙げ句、説教染みたことまでされるとは」

お偉いさんC 「まぁこれでとりあえず手術できる者は
見つかったんだ、良しとしようではないか」

お偉いさんD 「それで本当に日向 創はこの
プロジェクトを承諾しそうなのか?」

お偉いさんE 「天願会長がゆさぶりを入れていたんだ
そろそろ承諾するだろ」

お偉いさんB 「あの人はまともに見えて一番
希望厨だからなww希望の象徴のカムクライズルを
是非とも崇めたいんだろww」

お偉いさんC 「違いないww」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 02:25:37.38 ID:6+oGpLVO0

~希望ヶ峰学園本科前~
日向「頼む!中に入らしてくれ!どうしても真実が
知りたいんだ!」

逆蔵「屑が調子に乗るんじゃねぇぞ」

揉め合い割愛

日向 「才能がなくても希望があるんだ!」

逆蔵 「あぁそうかい、続きは病院でほざいときな!」
右ストレート

グサッ

逆蔵「ッ…!なんだこのメスは!」

BJ 「おいおいお前さん、大の大人が子供に
本気の右ストレートかまそうとするのはどうなんだい?」

逆蔵「誰だ!?」

BJ 「一応医者かな、まぁ無免許だがね 、それでも
人が殴られるのを黙って見ておける程ヤブ医者でもないさ」



14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 12:07:54.44 ID:6+oGpLVO0

逆蔵 「ヘッ、人の右拳にメスを刺しておきながら
良く言うぜ」

BJ 「なぁに、お前さんの拳の皮膚は異常に厚い
多分ボクシングか何かしているんだろう?
お前さんにとっては蚊に刺された程度だろう
血さえ出ていないじゃないか」

逆蔵 「……」

逆蔵 「(こいつ隙がねぇ…それに
とてつもねぇプレッシャーだ…本当に
医者なのか…?)」

BJ 「それでもまだ痛いと言うなら私が1000万円で治してやりますぜ?」

逆蔵 「ヘッ!俺は自分の仕事を全うしてる
だけだ!本科には予備学科に入れちゃ
いけねぇのに強行手段で入ろうとした
こいつを止めようとしただけだ
お前に咎められることはないと思うぜ?」

BJ 「それはそれはお勤めご苦労さん
私も自分の仕事の為さ、私の患者に傷を
付けられて無駄に仕事の量を増やしたくないからね」

日向 「…!?(この人まさか…!」

BJ 「日向君、人が暴力まで振るって
止めようとするのは余程の理由があるんだ
これ以上楯突いても得られるのは血と
アスファルトの味だけだぜ?」

日向 「しかし…!俺は小泉さんの話が!
真相を聞きたくて!それを俺が予備学科
だからって!」

BJ 「まぁあんたら予備学科がいつも
どういう感じで本科から迫害されてるかは
知らないが今回の話は君が思っている以上
に複雑だ」

逆蔵 「…!テメェ!それをどこで!」

BJ 「なにやら雲行きが怪しかったからね
お偉いさん方に聞けばチョチョいさ」

逆蔵 「(こいつ…!上層部と繋がっているのか!?」

BJ 「日向君、こういう言葉は君が一番
嫌がるかもしれないが君一人だけでは
どうにもならん、今回の事はおとなしく
退くんだな」

日向 「……(やっぱり才能のない俺じゃ
どうすることも出来ないのか」

逆蔵 「なんだ話がわかるじゃねぇか
さっさとそいつを連れていってくれ」

BJ 「あぁ、そうさせてもらおう」

BJ 「君も危ない仕事を請け負っているんだ
何かあれば私の元へ来なさい、金さえ払って
くれれば難病 整形でもなんでもしますぜ?
それかあんたみたいな男勝りな方は一度性転換
でもしてしたたかさを磨いてはどうだい?」

逆蔵 「性転換なんてできるのか…!?」

BJ 「?、まぁ気が向いたらまたお会いしましょう」









15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/29(土) 12:12:49.75 ID:6+oGpLVO0

~日向と七海が一緒にゲームしてた所~

日向 「もっと俺に力があれば…才能が
あれば…」

BJ 「聞いた話によると殺された九頭龍って
娘は不審者に殺されたってことだ、君では
どうすることもできないことだ」

日向 「違う!その三日後にサトウも
学校に来ないようになった!これには
もっと事件性が…!俺が…」

BJ 「俺がもっと彼女達の関係を把握し
それをケアできていたら…なんて思っている
のかい?フフッ、女の動機っていうのは
ヒステリックなことが多くてね、お前さんが
ケアしようとした所で油を注ぐ羽目に
なったかもしれないぜ?」

日向 「それでも実際に二人は…!」

BJ 「君が今ここで何を喚いて 仮定を話した所で九頭龍さんは死んだんだ。それは変わらない」